仮歯が歯をダメにする典型例 仮歯は危険


【2019年6月18日 8:46 PM更新】

仮歯を入れなければ、成功する事例はたくさんあります。

初診時 削られ過ぎが明白です

一般的に前歯のセラミックを制作する場合には

歯肉より1.5mmほど深く歯を削り

歯肉の中に埋め込みます。

この場合は明らかに削りすぎ

歯が脱離してそのまま装着できれば

今回の様な問題はありませんが

何度も脱離して、再制作した上に

痛みがあるで根管処置が必要になる症例です。

 

 

仮歯における障害その1

根管治療が困難になる

脱離した歯のコアの部分を覧れば

感染根管であるのは一目瞭然です。

こういった場合には

根管治療専門医院ではどのように

対応しているのか

私も知りませんが

仮歯を入れながらの

根管処置は、歯をダメにする可能性があります。

感染して黒変した状態に加えて

根管充填のポイントもついています。

根管処置が完全に失敗しています。

 

第2の山は根管充填後

根管治療の締めは根管充填

根管充填は治療した根管に

根管充填剤とポイントを挿入して

根管内の空洞をうめる処置です。

根管充填シーラーの硬化は90分以上

したがって充填直後は

仮歯を装着できません。

仮に装着してもすぐ脱離する可能背が

高く、根管充填を台無しにする可能性があります。

そのことを患者さんに伝えても

仮歯なしに難色を示す人が多く

困りのもです。

当日は歯肉整形までして終わりにしました。

このケースは、午前中に根管充填でしたので

翌日に仮歯が外れたと連絡がありました。

 

間髪を入れずにファイバーコアの型どり

ファイバーコアの型どりの際には

歯肉をキレイに整形して

型どりをします。

その後やむなく、仮歯を入れました。

 

 

歯肉整形も台無しに

歯肉は,とんでもない勢いで増殖します

ファイバーコアの型どり後

またまた仮歯が脱離

整形後の歯肉は異常増殖で

ダメになっています。

 

 

 

ああ,仮歯のおかげで

気を取りな押してもう一度整形

 

今回は、患者さんに自称を説明して

ヒーリングカフ 歯肉安静用のキャップ

を製作して、ファイバーコアも特急で製作して

2日後にファイバーコアを装着します。

 

 

この症例の大きなリスク

いずれ歯間乳頭が消失

矢印の部分が歯間乳頭です。

 

 

3回以上も歯を作り直しているので

いつも皆様に言ってる事ですが

歯には治療出来る回数が限られています。

この場合には歯がかなり薄くなっていますので

歯が割れるリスクがかなり高くなっています。

また、下顎の前歯にかなり厚味のある

メタルボンドの連結冠があるので

上の前歯を後ろから

ハンマーでたたいているがごとく

破損する可能性もあります。

 

根管治療の履歴がある場合には

歯の神経がない歯は、生涯無菌には戻りません。

そのために、腫れた、痛んだ といったリスクがあります。

 

とにかくやるまでやってみます

 

 

転院に関して ハードルを高くします。

転院してくる方は、いろいろな理由があると思います。

仮歯での来院 治療放置 治療途中 価格が安いから
複数の歯科医院を巡って、元の状態が分からない方 
などが考えられます。

しかし、一般の患者さんと比較して
ものすごく時間と手間がかかります。
この場合には「自由診療安価プロモーション」
の除外として、ハードルを高くして
一般価格での取り扱いとなります。

転院の患者様 料金例

ジルコニアクラウン奥歯 

96,000円(安価プロモーションの3倍に設定)
(三倍に設定しても、横浜市内の一般的な歯科医院より安価です)

ほんとうにお困りの方はご相談ください。
状況を見てご相談させていただきます。

 

★より詳細な情報や症例は 2019年特設ページ こちら

https://dr-kita.com/dental2/

 

★細かな情報はブロトップから

http://dr-kita.com/wp/blog

 

 




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