【2019年6月3日 11:07 PM更新】
当面の目標は痛みを取ること
この方の場合には、何度も、何度もダメで
同じ歯科医院で、有料で作り直したそうです。
お話をお伺いすると、
同じ歯科医院で何度も製作したとの事ですが、
まずは根尖部・・・・歯の根の先
に病巣があり、鼻腔
のあたりに痛みがあるとの事ですので
これをしっかりやらないと
また痛む確率が高くなります。
何度もクラウンが、外れる原因
噛み合わせさえも調整していないばかりか
極めて設計が悪い
治療途中ですが噛み合わせ調整と
形態修正を試みました。
これが・・・
こんなになりました。
いつもの事ですが
前歯の形態修正をすると
顔面のバランスも変わることが
良くあります。
噛み合わせ調整後に起こったこと
起床時の顎の痛みと、頭痛が消えた
とのことです。
今までの画像では
よく分かりませんが、
下顎の前歯に4本の
メタルボンドクラウンが
不幸な事に連結して入っています。
下顎の前歯は極薄にしないと
かなりの厚味があることから
上の歯と強く当たりすぎます。
裏側は薄く、中身が透けて見えます。
通常の前歯の3倍の厚味があります。
不幸な事に、これがすべて連結されて
製作されています。
連結で製作すれば
製作時や、お口の中の調整が
4本やらなくても良いので
手間が省けますが、
トラブル時には
すべてを除去する必要が出てきます。
1本だけ除去を試みても
メタルボンドクラウンの場合には
亀裂が入り、単独では除去が
困難になります。
とりあえず予定どおりに進行中です。
今月のブログにも同じような症例があります
海外からの人
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