近年増えた 歯ぎしりの患者さん
初診時のカウンセリングの際には、全員お口の中の写真を何枚も撮影して
一緒に見ながら状況をご説明していますが、
ここ最近「はぎしり」をしている患者さんをよく見ます。
ご本人的には、歯ぎしりをしている実感がない方も多く
写真をみて驚く方も多くいらっしゃいます。
特に問題になるのは前歯ですが、
前歯の歯ぎしりによる咬耗をとめるには
奥歯が咬耗しないようにストップを欠けることです。
歯ぎしりの場合には、金属と歯の減り方が違う
金属はバネの様に粘りますが、天然の歯はガラスの様に
硬いけど弾力はありません.従って金属が入っている場合には
金属が突出した形態になってゆきます。
この場合にはe.max イーマックスインレー
この症例の場合には、歯を全部被服する必要がないため
ジルコニアクラウンではなくて
セラミックインレーの一種である
e.max イーマックスインレーで対応しました。
e.max イーマックスはエナメル質に近い特性があるので
この場合には一番の適応になりますが
あまりにも荷重が大きい場合には破折の可能性も
考えなくてはなりません。
しかし、エナメル質と似た硬度なので、段差ができにくい
長所があります。
クラウン形態にする場合にはやはりジルコニアクラウンがお勧めです。
当院では破折した場合には5年間の保証をしています。
インレー手前の歯は、ジルコニアクラウンです。