予防歯科 FAQ 50問|むし歯・歯周病を防ぐためにできること|鶴見 北村歯科

「むし歯になる前に防ぎたい」

「歯周病をこれ以上進めたくない」

「どれくらいのペースで通えばいい?」
予防歯科に関する疑問は、とても多く寄せられます。

このページでは、予防歯科・メインテナンスについて、

よくある質問を50問のQ&Aにまとめました。

個別の治療方針は、お口の状態によって変わりますので、

あくまで一般的な目安としてお読みください。

 


基本編(1〜10)

Q1. 予防歯科とは何ですか?

A.
むし歯や歯周病になってから治療するのではなく、

なる前・悪くなる前に防ぐことを目的とした診療です。
歯みがき指導・フッ素塗布・歯石取り・定期検診などを通じて、

「治療の繰り返し」から「健康な状態の維持」へと考え方を変えていきます。

 

Q2. どれくらいの割合の人が、むし歯や歯周病になりますか?

A.
日本では、成人の多くが歯周病にかかっているとされています。

また、子どもから高齢者まで、むし歯の経験のある方は少なくありません。
ただし、毎日のケアと定期的なメインテナンスで、

進行を遅らせる・発症を予防することは十分可能です。

 

Q3. 「痛くないのに歯医者に行く」必要はありますか?

A.
むし歯や歯周病は、かなり進行するまで痛みが出ないことが多い病気です。
「痛くなってから」だと、神経を取る・抜歯になるリスクが高くなります。

痛みが出る前からの予防通院をおすすめします。

 

Q4. 予防歯科は保険でできますか?

A.
歯周病の検査・歯石取り・むし歯のチェックなど、

多くの予防的処置は保険の範囲内で行うことができます
一方、ホワイトニングなど一部は自費診療となります。

詳細は受診時にご説明します。

 

Q5. 予防歯科に通うメリットは何ですか?

A.
・むし歯・歯周病の早期発見・早期治療
・将来的な抜歯や大がかりな治療のリスクを減らす
・治療費や通院時間のトータル負担を減らせる可能性
・口臭や見た目の改善
などがあります。長い目で見ると、

「削っては詰めて」の繰り返しを減らす効果が期待できます。

 

Q6. 歯が丈夫な人は、予防歯科に行かなくても大丈夫ですか?

A.
見た目が丈夫そうでも、歯ぐきの中で静かに進行する歯周病は、

自覚しにくいことがあります。
「今は困っていない方ほど、

定期チェックで良い状態を維持しておく」ことが大切です。

 

Q7. 予防歯科で、どこまでキレイにしてもらえますか?

A.
歯石・プラークの除去、着色のクリーニングなどで、

見た目もかなり改善することがあります
ただし、歯自体の色を白くしたい場合はホワイトニングなど

別の処置が必要になる場合もあります。

 

Q8. 予防歯科は何歳から始めれば良いですか?

A.
乳歯が生えてきた頃から「子どもの予防」は始まります。
大人も、むし歯・歯周病経験の有無に関わらず、

いつからでも遅すぎるということはありません

 

Q9. 高齢になってから予防歯科に通う意味はありますか?

A.
はい、あります。
高齢期では誤嚥性肺炎予防や、食事や会話の質を保つことがとても重要です。
残っている歯や入れ歯を良い状態に保つことで、

全身の健康にも良い影響が期待できます。

 

Q10. 予防歯科と「クリーニングだけ」の違いは何ですか?

A.
見た目をキレイにする「お掃除」にとどまらず、
・むし歯・歯周病の検査
・原因となる生活習慣の見直し
・フッ素やシーラントなどの予防処置
まで含めて、

病気予防のための総合的なプランを考えるのが予防歯科です。

 

ブラッシング・セルフケア編(11〜20)

Q11. 歯みがきは1日何回すれば良いですか?

A.
基本は1日2〜3回が目安です。
特に重要なのは「寝る前」で、

時間をかけて丁寧にみがくことをおすすめします。

 

Q12. 歯ブラシはどれくらいの頻度で交換すべきですか?

A.
目安は1か月に1本です。
毛先が開いてきたら汚れが落ちにくく、

歯ぐきを傷つけやすいので、早めの交換を心がけましょう。

 

Q13. 手用歯ブラシと電動歯ブラシ、どちらが良いですか?

A.
正しく使えばどちらでも汚れは落とせます
電動歯ブラシは、手の動きが不自由な方や、

短時間で効率よくみがきたい方に向いています。
ただし、強く押し付けすぎると歯や歯ぐきを傷めることがあるので

、使い方の確認が大切です。

 

Q14. 歯みがき粉は必ず使ったほうが良いですか?

A.
歯みがき粉にはフッ素・殺菌成分・知覚過敏抑制成分などが含まれ、

予防効果の面でメリットがあります
ただし、みがき残しのチェックには歯みがき粉を少なくする・

使わない方法が役立つこともあります。

 

Q15. デンタルフロスや歯間ブラシは本当に必要ですか?

A.
歯と歯の間の汚れは、歯ブラシだけでは取り切れないことが多いです。
むし歯・歯周病の予防には、

フロス・歯間ブラシの併用が非常に重要です。

 

Q16. フロスと歯間ブラシ、どちらを使えば良いですか?

A.
歯と歯が密着している部分にはフロス、

隙間が広い部分には歯間ブラシが向いています。
歯周病で歯ぐきが下がっている方は、

歯間ブラシの重要度が高くなることが多いです。

 

Q17. 磨きすぎると歯や歯ぐきが削れると聞きましたが本当ですか?

A.
強くゴシゴシと横みがきすると、

歯の根元が削れる・歯ぐきが下がることがあります。
力を入れすぎず、小刻みな動きで優しくみがくことが大切です。

 

Q18. うがい薬やマウスウォッシュは使ったほうが良いですか?

A.
補助的には有効ですが、

うがいだけでは歯垢を十分に除去できません
あくまで歯ブラシ・フロスなどの物理的な清掃が主役であり、

マウスウォッシュはサポートと考えてください。

 

Q19. 正しい歯みがきのやり方を教えてもらうことはできますか?

A.
はい。北村歯科では、お口の状態に合わせたブラッシング指導を行っています。
歯ブラシの持ち方・動かし方・フロスの使い方など、

一度覚えると一生の財産になります。

 

Q20. 歯みがきの時間はどのくらいが理想ですか?

A.
目安として、1回あたり3〜5分以上をおすすめします。
特に寝る前は、時間をかけて1本ずつ丁寧にみがくことが大切です。

 

フッ素・シーラント・予防処置編(21〜30)

Q21. フッ素は本当にむし歯予防に効果がありますか?

A.
はい、世界的にもむし歯予防効果が認められている成分です。
歯の表面を強くし、初期むし歯の再石灰化を助けます。

 

Q22. フッ素は安全ですか? 副作用はありませんか?

A.
歯科医院や市販歯みがき粉で用いられる濃度・量であれば、

通常は安全に使用できます
飲み込まない・年齢に合った量を守るなど、

適切な使い方が重要です。

 

Q23. 子どもにフッ素を塗るのは何歳からですか?

A.
乳歯が生え始めた頃から、状況に応じてフッ素塗布を検討します。
年齢・むし歯リスクに応じて、

適切な濃度と頻度を歯科で判断します。

 

Q24. 大人でもフッ素塗布は意味がありますか?

A.
はい。大人でも、

根元のむし歯・初期むし歯・知覚過敏

などにフッ素が有効な場合があります。
歯ぐきが下がってきた世代には、特に重要な予防手段の一つです。

 

Q25. 歯科医院でのフッ素と、市販のフッ素入り歯みがき粉の違いは?

A.
一般的に、

歯科医院で使用するフッ素は濃度が高く、専門的な方法で塗布します。
市販歯みがき粉は毎日の家庭ケア用として、

濃度が調整されています。両方を組み合わせると効果的です。

 

Q26. シーラントとは何ですか?

A.
奥歯の溝にプラスチック樹脂を流し込んで、

汚れがたまりやすい深い溝を埋める処置です。
特に生えたての永久歯のむし歯予防に有効とされています。

 

Q27. シーラントは子どもだけですか? 大人には不要ですか?

A.
主に子どもの生えたての奥歯が対象です。
大人では、状況により別の材料や方法を検討することが多く、

個別に判断します。

 

Q28. フッ素やシーラントをしても、むし歯になることはありますか?

A.
フッ素・シーラントはあくまで「なりにくくする」ための方法であり、

完全に防ぐものではありません。
歯みがき・食生活・定期検診も合わせて行うことが大切です。

 

Q29. フッ素塗布はどれくらいの間隔で行えば良いですか?

A.
一般的には3〜6か月ごとが目安です。
むし歯のリスクが高い方は、頻度を増やすこともあります。

Q30. フッ素入り歯みがき粉はどのくらいの量を使えば良いですか?

A.
年齢によって適切な量が異なります。
・幼児:米粒〜グリーンピース大
・学童〜大人:1〜2cm程度
が一つの目安です(製品の表示や

歯科医師・歯科衛生士の指示に従ってください)。

 

定期検診・メインテナンス編(31〜40)

Q31. 定期検診はどのくらいの間隔で通えば良いですか?

A.
多くの方は3〜6か月ごとが目安です。
むし歯・歯周病のリスクが高い方は、

より短い間隔をおすすめすることもあります。

 

Q32. 毎回レントゲンは必要ですか?被ばくが心配です。

A.
レントゲンは、

必要なタイミング・最小限の枚数にとどめるのが基本です。
歯科のレントゲンは被ばく量が比較的少ないとはいえ、

過剰にならないよう配慮します。

 

Q33. 定期検診では具体的に何をするのですか?

A.
・むし歯のチェック
・歯周病の検査(歯ぐきの状態・ポケットの深さなど)
・歯石取り・クリーニング
・ブラッシング指導・セルフケアの確認
・必要に応じてフッ素塗布
などを行います。内容はお口の状態によって変わります。

 

Q34. 定期検診に行けば、必ずむし歯や歯周病は防げますか?

A.
定期検診はリスクを大きく下げるためのものですが、

100%防ぐことはできません。
毎日のセルフケア・食生活・全身の健康状態も大きく影響します。

 

Q35. 歯石取りは痛いイメージがありますが、大丈夫でしょうか?

A.
歯ぐきが炎症を起こしている場合、

痛みやしみる感じが出ることがあります。
必要に応じて麻酔を使うことも可能ですので、

遠慮なくご相談ください。
継続することで歯ぐきが引き締まり、

回数を重ねるほど楽になる方も多いです。

 

Q36. 歯周病のメインテナンスは一生続ける必要がありますか?

A.
歯周病は慢性的な体質や生活習慣と関わる病気のため、

「完全に治って終了」というより、
「良い状態を維持するための継続的な管理」が大切です。
間隔や内容は、状態に応じて調整します。

 

Q37. 定期検診に通っているのに、むし歯が見つかりました。

A.
むし歯は

非常に小さい段階ではレントゲンや視診でも分かりづらいことがあります。
定期検診のメリットは、

早期の段階で見つけて最小

限の治療で済ませられる可能性が高くなることです。

 

Q38. 忙しくてしばらく通えていません。久しぶりに行っても大丈夫ですか?

A.
もちろん大丈夫です。
「久しぶりで行きづらい」と感じる方も多いですが、

気づいた時点が再スタートのタイミングです。遠慮なくご予約ください

Q39. 他院で治療した歯でも、北村歯科でメインテナンスしてもらえますか?

A.
はい、可能です。
既に入っている被せ物・詰め物・入れ歯も含めて現在の状態を確認し、
メインテナンスの方法や今後の見通しを一緒に考えます。

Q40. 定期検診の費用はどのくらいかかりますか?

A.
内容や検査の有無によって変わりますが、

保険診療の範囲内で行うことが多いです。
詳しい費用は、実際の処置内容を確認しながらご説明します。

 

ライフステージ別・北村歯科での考え方編(41〜50)

Q41. 子どもの予防歯科で特に大切なことは何ですか?

A.
・仕上げみがき(親御さんのサポート)
・間食・甘い飲み物のコントロール
・定期的なフッ素塗布
・生えたての奥歯の管理(シーラントなど)
などです。
「痛いから行く場所」ではなく、

「むし歯にならないために通う場所」

として慣れてもらうことも大切です。

 

Q42. 受験や仕事が忙しい時期でも、予防歯科は続けるべきですか?

A.
忙しい時期こそ、

痛みで通院が必要になると負担が大きくなります
間隔を調整しつつも、最低限の検診・

クリーニングだけは続けておくと安心です。

 

Q43. 妊娠中・授乳中でも予防歯科に通えますか?

A.
はい、通えます。
妊娠中は歯ぐきが腫れやすく、歯周病が悪化しやすい時期でもあります。
お腹の赤ちゃんへの影響を考えながら、

必要最低限の安全な処置を選択していきます。

 

Q44. 高齢の家族がいます。予防歯科でどんなことができますか?

A.
・残っている歯のむし歯・歯周病予防
・入れ歯の調整・清掃指導
・誤嚥予防のための口腔ケア
などが重要です。
ご家族の介護の負担を減らす意味でも、

口の中を清潔に保つことは大切です。

 

Q45. 北村歯科の予防歯科の特徴は何ですか?

A.
・「削る前」「抜く前」にできることを重視すること
・むし歯・歯周病だけでなく、

かみ合わせ・歯ぎしり・全身の状況も含めて考えること
・必要な検査や処置を、

大げさにせず・足りなくもないバランスで行うこと
を心がけています。

 

Q46. 北村歯科では、どのように予防プランを決めますか?

A.
お口の状態(むし歯・歯周病・かみ合わせ・生活習慣)を確認し、
・通院可能な頻度
・ご年齢・持病
・ご希望(どこまで歯を残したいか 等)
を伺いながら、現実的に続けられる予防プランを一緒に考えます。

 

Q47. 予防歯科だけの相談で受診しても良いですか?

A.
はい、問題ありません。
「今は特に痛みはないが、今後のために相談したい」

「検診だけお願いしたい」といった受診も歓迎しています。

 

Q48. 北村歯科の「予防歯科 総まとめページ」はどこから見られますか?

A.
予防歯科の考え方や、むし歯・歯周病・歯ぎしりとの関係を整理したページは、
予防歯科の総まとめガイド

からご覧いただけます(※URLは実際の構成に合わせて変更してください)。

 

Q49. 他の総まとめページ・FAQも読みたいのですが?

A.
むし歯・根管治療・歯周病・歯ぎしり・ジルコニアなど、テーマごとの総まとめページやFAQを、
北村歯科 FAQ 総まとめページ に一覧でまとめています。

 

Q50. 自分に合った予防法を具体的に知りたい場合は?

A.
実際の予防プランは、

歯並び・唾液の量・生活リズム・持病・お薬などによって変わります。
北村歯科では、
・来院時の診察
・必要に応じてレントゲン
・ブラッシングのチェック
などを行ったうえで、

その方に合った予防法をご提案しています。

 

共通情報   北村歯科|鶴見

北村歯科

商品やサービス: dr-kita.com

受診前に大まかな相談をしたい場合は、
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ご利用いただくこともできます。

この記事の執筆・監修:
北村秀紀(歯科医師)/横浜市鶴見区 北村歯科


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