歯と歯の間の虫歯

虫歯でやっかいなのは 歯と歯の間

歯と歯の間の虫歯は 発見が遅れる

初診時に一番困るのは、

歯と歯の間にできた虫歯

いわゆる

「接触点カリエス」「隣接面カリエス」

などとよばれる

歯と歯の接触点にできた虫歯です。

 

接触点

すなわち点状となる

部分から発生した虫歯で

歯の表面は「点状」の虫歯であっても

虫歯は歯の中で広がるので

発見して時には、

かなりの広範囲が虫歯に侵されます。

 

1.歯の中が空洞状態になってから、

外側のエナメル質が割れて気がつく。

2.歯の中を空洞にした虫が

神経を侵して痛み出す

3.デンタルフロスが引っかかる

4.食べ物がよく挟まる

5.歯科医によって指摘される

 

となどといったきっかけで

発見される場合が多いのですが

 

ご本人が

虫歯として認識していないものを、

「これは虫歯です」と指摘されることに

違和感を感じる方が多くいます。

 

また、ご自分のお口の中に明確な

「虫歯」という認識なないのに

歯が痛むという症状が出て、

あれやこれやと悩む方もいます。

 

歯が痛いけど、どこだか不明と来院した例

初診時の基本は、

検査とカウンセリング

歯が痛い 歯肉から血が出る 

金属をセラミックに変えたい 

ホワイトニニグを

やってみたい 咬むとしたい・・・

 

と、来院した患者さんによって、

来院する目的は異なりますが

一番大切なのは初診時の

検査とカウンセリングです。

あらかじめ、お口の中全体を、

何枚も写真を撮影して

その写真を一緒に見ながら

状況をご説明します。

 

当院では必ず、

最初に状況を確認して、写真撮影をしてから

その写真を一緒に見ながら、

来院の目的や、ご希望 症状などを

聞き取りをした後に、

今後の方針をご相談します。

早い話が「相談歯科医院」です。

 

状況をご説明後、

ご本人の意思確認をして

治療開始となります。

 

歯と歯の間にできた虫歯はなれると見える

この画像だけでは

痛むほどの虫歯があるとは思えないが

 

きちんと虫歯を狙って拡大すると、

歯と歯の間に虫歯が

 

針の一点から虫歯になっても、

歯の中を進行してゆくと

 

虫歯は円錐状に広がります。

特にエナメル質を貫通した後は

 

象牙質は水分が多く、

細菌が繁殖しやすいので

進行が早くなります。

 

さらに感染した部分除去すると

中で虫歯が広がっています。

一般的に歯の神経といわれる

「歯髄」が

細菌によって融解されて

消失していました。

 

この場合には、

神経を破壊した細菌はさらに奥に進み

歯の先端より、

歯を支える顎などの

組織を破壊してゆきます。

ここまで、広がると

「根管治療」が必要となります。

 

根管治療は一般的に

「根の治療」とよばれますが

神経があった空間・・

歯髄腔と根管 

 

が感染しているので

そこの処置が必要となります。

 

根管治療のための

アクセスオープニング

根管治療をするために

感染した歯質を除去して

根管の入り口をきちんと

明示しなくてはなりません。

専門的にはこれを

アクセスオープニングとよびます。

 

この後、根管治療に移行。

ある程度菌を死滅させたところで

根管充填とよばれる処置をして

、封じ込めを行い

歯の形態回復をします。

 

ご本人が、歯と歯の間に虫歯があると認識した例

見て分かるとおりに

小さな虫歯穴がありますが

歯がすごく痛むと来院した例です。

ここまで進行している場合には、

歯がエナメル質を

支えている象牙質が消失しているので

大きな空洞が空いている

可能性が高いです。

 

 

歯と歯の接触点の穴から拡大してみると

見ての通り中は細菌によって

メチャクチャに破壊されています。

 

これをきれいに

整理しなくてはなりません。

空間部分には、

感染した細菌に反応して

 

歯肉がキノコ状に増殖した

一般的に「歯肉ポリープ」とよばれる

歯肉息肉が発生しています。

 

息肉は、

肉芽組織とよばれるものの一種で,

血管が多いので

 

治療の妨げになるので、

除去しなくてはなりませんが

昔は根管治療と同時に

健康保険でも算定可能でしたが

ある日根管治療と

同時算定できなくなったので

やらない歯科医院も多いと思われます。

 

 

虫歯が歯と歯の間にできると

手間が掛かりますが

患者さんも苦しむ結果になります

とにかく時間や、苦痛があり、

歯科医の方もなれていないと

対応ができなかったり、

患者さんが「それは虫歯ではない」

と懐疑的になったり、

良いことはありません。

 

歯肉ポリープを除去して、アクセスオープニング

歯肉息肉を除去して、

アクセスオープニングしました

この場合は大臼歯ですので、

歯間三角の除去も行い

根管口の明示も行いました。

ここから

感染根管処置のスタートです。

 

歯と歯の間に虫歯があるので、虫歯は大きい可能性がある

と告知したときには、信用していただきたいのですが

そんな事はない!

といわれたら場合には

 

虫歯部分を除去開始しないと,

おみせできないので

手が出ません。

 


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