ホワイトニング FAQ50問   |鶴見 北村歯科

ホワイトニングについて、北村歯科によく寄せられるご質問をまとめました。
どのくらい白くなるのか、しみるのが心配、差し歯はそのままで大丈夫か…など、
気になる点があれば、来院前の参考にしてみてください。

※ここでの回答は一般的な目安です。実際の適応や方法は、

お口の状態を診察したうえで個別に判断します。

 

【基本編】ホワイトニング全般について

Q1. ホワイトニングとは何ですか?

A. 専用の薬剤を使って、歯の内部に沈着した色素を分解し、歯の色を明るくする方法です。歯の表面を削るのではなく、化学的にトーンアップさせます。

Q2. 歯のクリーニングとの違いは何ですか?

A. クリーニングは、歯石やステインなど表面の汚れを機械的に取り除く処置です。一方、ホワイトニングは内部の色素に働きかけて歯そのものの色を明るくする治療です。まずクリーニングで本来の色に戻し、その上でホワイトニングを検討します。

Q3. どのくらい白くなりますか?

A. 個人差はありますが、一般的にはシェードガイドで2〜3段階程度のトーンアップを目標とします。もともとの色や歯質、生活習慣によって結果は変わります。

Q4. 1回で真っ白になりますか?

A. 1回の施術でも変化を感じる方は多いですが、理想の白さに近づけるには複数回の施術やホームホワイトニングの併用が必要になることがほとんどです。

Q5. 効果はどのくらい持続しますか?

A. 食生活や喫煙などによって違いますが、目安としては半年〜1年ほどで少しずつ後戻りしていきます。定期的なクリーニングと「メンテナンスホワイトニング」で白さを維持しやすくなります。

Q6. ホワイトニングは誰でも受けられますか?

A. 虫歯や重度の歯周病がある方、妊娠中・授乳中の方、歯の質に問題がある方などは、治療の順番を変える・慎重に行う・見送ることがあります。まずは診査が必要です。

Q7. 年齢制限はありますか?

A. 18歳以上を目安とすることが多いです。未成年の方は、歯の成熟や安全性の点から、保護者の方と相談のうえで慎重に判断します。

Q8. ホワイトニングは安全ですか?

A. 適切な診断と手順のもとで行えば、おおむね安全性の高い治療とされています。ただし、一時的な知覚過敏などの不快症状や、歯質による制限があり、完全にリスクゼロではありません

Q9. 市販のホワイトニング歯みがき粉とは何が違いますか?

A. 市販の歯みがき粉は主に表面の汚れを落とす成分が中心で、歯科医院で行うホワイトニングのように内部の色素を分解する薬剤の濃度・性質は異なります。効果の出方も違います。

Q10. ホワイトニングした歯は弱くなりませんか?

A. 一時的に表面が脱水しやすくなるため、しみやすく感じることはありますが、適切な方法で行い、フッ素などのケアを併用すれば、歯が極端に弱くなることは通常ありません

【方法の違い】オフィス・ホーム・デュアル

Q11. オフィスホワイトニングとは何ですか?

A. 歯科医院で行うホワイトニングです。スタッフが薬剤の塗布や光照射などを行い、短時間で変化を実感しやすいのが特徴です。

Q12. ホームホワイトニングとは何ですか?

A. 歯型をとって作った専用トレーに薬剤を入れ、ご自宅で一定時間装着してもらう方法です。ゆっくり白くしていく分、白さの安定が期待できます。

Q13. デュアルホワイトニングとは何ですか?

A. オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせる方法です。
「早さ」と「持続性」の良いところを両立させる狙いがあります。

Q14. どの方法を選べばいいか分かりません。

A. 期間の希望、通院のしやすさ、知覚過敏の有無、予算などをうかがったうえで、
メリット・デメリットを説明しながら一緒に決めていきます

Q15. オフィスだけ・ホームだけでも十分ですか?

A. 必ずデュアルでなければいけないわけではありません。
ただし「短期間で変化を感じたい」「できるだけ持たせたい」など、
ご希望によってはデュアルをおすすめすることがあります。

Q16. オフィスホワイトニングは1回何分くらいですか?

A. 準備も含めて1時間前後を目安としていただくことが多いです。歯の状態や使う薬剤によって変わります。

Q17. ホームホワイトニングは1日どれくらい装着しますか?

A. 薬剤の種類によりますが、一般的には1日数時間〜就寝中を目安に行います。
具体的な時間は、診療時にご説明します。

Q18. 途中で中断するとどうなりますか?

A. それまでに得られた白さは一時的に残りますが、想定していた効果に届かない場合があります。痛みや違和感があって中断したい場合は、一度ご相談ください。

Q19. ホームホワイトニングの薬剤を自分で増やしてもいいですか?

A. 推奨されません。
薬剤の種類や濃度は、歯の状態に合わせて処方していますので、自己判断で増減するとトラブルの原因になることがあります。

Q20. オフィスとホームの料金の違いはありますか?

A. 内容や回数によって異なります。
初診時にトータルでどのくらいの費用になる見込みかをお伝えしますので、

ご予算と相談しながら決めていきます。

 

【適応・他の治療との関係】差し歯・詰め物・矯正など

Q21. 差し歯や被せ物も白くなりますか?

A. いいえ。ホワイトニングで白くなるのは天然の歯だけです。
差し歯や被せ物の色は変わらないため、ホワイトニング後の色に合わせて作り直しが必要になることがあります。

Q22. 詰め物が多くてもホワイトニングできますか?

A. 可能な場合もありますが、詰め物の部分は色が変わらないため、境目が目立つことがあります。どこまでホワイトニングで対応するか、どこから詰め物や被せ物で整えるかを、診査のうえで相談します。

Q23. 矯正治療の途中でもホワイトニングはできますか?

A. 矯正装置の種類によります。装置がついたままだと薬剤が均一に当たらないことが多いため、矯正の進み具合を見ながらタイミングを考えます。

Q24. ジルコニアやセラミックの治療とホワイトニング、順番はどちらが先ですか?

A. 一般的には、先にホワイトニングで周囲の天然歯の色を明るくし、その色に合わせてジルコニア・セラミックの色を決める流れになることが多いです。

Q25. インプラントの前後にホワイトニングはできますか?

A. インプラント体そのものは白くなりませんが、
周囲の天然歯をホワイトニングしたうえで、最終的な被せ物の色を合わせることは可能です。タイミングは全体の治療計画の中で検討します。

Q26. 神経を取った歯(失活歯)も白くできますか?

A. 通常のホワイトニングでは難しいことが多く、内部漂白(ウォーキングブリーチ)という別の方法を検討します。歯の状態によって適応が変わります。

Q27. ホワイトニングをすると虫歯が治りますか?

A. いいえ。ホワイトニングは虫歯や歯周病の治療ではありません。むしろ、虫歯がある場合は、事前に治療を済ませてから行う必要があります。

Q28. 歯周病があってもホワイトニングできますか?

A. 軽度であれば可能な場合もありますが、中等度以上の歯周病がある場合は、まずそちらの治療を優先することが多いです。歯ぐきの状態を見て判断します。

Q29. 妊娠中・授乳中でも受けられますか?

A. 一般的なガイドラインでは、妊娠中・授乳中のホワイトニングは控えることが推奨されることが多いです。時期をずらして検討するほうが安心です。

Q30. 金属アレルギーがありますが、ホワイトニングは関係ありますか?

A. ホワイトニング薬剤と金属アレルギーは直接は関係しないことが多いですが、
口腔内の金属を減らす治療(メタルフリー)と同時進行する場合は、全体の計画を合わせて考える必要があります。

 

【しみ・痛み・リスク】知覚過敏が心配な方へ

Q31. ホワイトニングは痛いですか?

A. 施術中〜施術後に、一時的なしみる感じ(知覚過敏)が出ることがあります。多くの場合、数日以内におさまりますが、もともと知覚過敏が強い方は、事前に対策を検討します。

Q32. しみるのが怖いのですが、何か対策がありますか?

A. 知覚過敏の有無を事前にチェックし、
薬剤の濃度・照射時間・ホームホワイトニングの装着時間などを個別に調整します。知覚過敏用歯みがき粉やフッ素塗布を併用することもあります。

Q33. しみたときはどうすればいいですか?

A. 一時的であれば、様子を見ながら使用頻度を調整することがあります。強い痛みが続く場合や不安があれば、自己判断で続けずにご連絡ください。

Q34. 歯が割れたりしませんか?

A. 適切な方法で行えば、ホワイトニングが直接の原因で歯が割れることは一般的には多くありません。ただし、もともとヒビが入っている歯やエナメル質が薄い歯では、慎重な対応が必要です。

Q35. 歯ぐきが白くなってしまうことはありますか?

A. 薬剤が歯ぐきに付着すると、一時的に白くなることがありますが、
通常は時間とともに元に戻ります。できるだけ付着しないよう、

保護材やテクニックでカバーします。

 

【生活・習慣・メンテナンス】コーヒー・紅茶・喫煙など

Q36. ホワイトニング後に食べてはいけないものはありますか?

A. 施術直後〜数日は、色の濃い飲食物(コーヒー・紅茶・ワイン・カレーなど)や喫煙は控えたほうが無難です。その後も、頻度が多いと後戻りが早くなります。

Q37. 喫煙者でもホワイトニングはできますか?

A. 可能な場合もありますが、ヤニ汚れで再着色しやすいため、効果の持続が短くなりがちです。禁煙・減煙を検討していただくと、結果が大きく変わります。

Q38. ホワイトニング後、歯みがき粉は変えたほうが良いですか?

A. 強い研磨剤入りの歯みがき粉は避け、フッ素配合で知覚過敏にも配慮したものをおすすめすることが多いです。具体的な商品は診療時にご相談ください。

Q39. どのくらいの間隔でメンテナンスホワイトニングをすればよいですか?

A. 後戻りの具合やご希望によりますが、目安として半年〜1年に1回程度を検討される方が多いです。クリーニングのタイミングと合わせることもできます。

Q40. ホワイトニングをすると、むし歯や歯周病が予防できますか?

A. 直接の予防効果はありませんが、口元への意識が高まり、ブラッシング習慣が良くなる方もいます。予防歯科や定期検診と組み合わせることで、結果的にお口の健康維持につながることがあります。

【費用・通院・その他】よくあるご不安について

Q41. 保険は使えますか?

A. 審美目的のホワイトニングは、保険の適用外(自費診療)となります費用については事前に説明し、同意をいただいたうえで行います。

Q42. 大体いくらくらいかかりますか?

A. 方法や回数によって異なります。
初診時に、おおよそのトータル費用の目安をお伝えしますので、ご予算に応じたプランを一緒に考えていきます。

Q43. 分割払いはできますか?

A. 支払方法の詳細は受付でご相談ください。
クレジットカードや分割払いに対応している場合もあります。

Q44. 何回くらい通院が必要ですか?

A. オフィスホワイトニングの場合は、数回の来院で一通りのコースになることが多いです。ホームホワイトニングでは、型取り・説明・経過チェックなど数回の通院が必要になります。

Q45. 仕事が忙しくてもできますか?

A. 通院回数を抑えたい場合は、ホームホワイトニングを中心にしたプランも検討できます。ライフスタイルに合わせて、現実的な計画を一緒に考えます。

Q46. 結婚式やイベントに合わせて白くしたいのですが、いつ頃から始めればいいですか?

A. 目安としては、2〜3ヶ月前から準備していただくと余裕があります。短期間で可能な範囲もありますが、余裕があるほど微調整がしやすくなります。

Q47. 他院でホワイトニングを受けましたが、思ったほど白くなりませんでした。

A. 歯の質やもともとの色、方法や回数によって結果は変わります。
現在の状態を確認したうえで、どこまで追加で期待できるか・別の方法がよいかをお話しします。

Q48. SNSの写真のような真っ白な歯にできますか?

A. 写真やフィルターの影響もあり、現実的にはホワイトニングだけでそこまでの白さを出すのは難しいことが多いです。審美歯科治療との組み合わせを含めてご相談いただくことになります。

Q49. ホワイトニングをしたことが周りにバレますか?

A. 仕上がりの白さの程度にもよりますが、自然な範囲のトーンアップであれば、「最近きれいになった?」程度に気づかれるくらいのことが多いです。

Q50. まずは相談だけでもいいですか?

A. もちろんです。
お口の状態を確認し、ホワイトニングでできること・できないこと、他の治療との組み合わせ、費用の目安などをお話しします。無理に治療を勧めることはありませんので、ご安心ください。

この記事の執筆・監修:
北村秀紀(歯科医師)/横浜市鶴見区 北村歯科


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