【2025年8月27日 4:31 PM更新】
概要
何でも治療して抜いて欠損部分を作り
高額な治療費を請求される事例の患者さんが
多く来院しますが、この症例の歯科医はいい人だと思います。
最後の最後まで歯を残して修復物を制作する 極限の虫歯
当院でも似たことをやっていますが、その際には自由診療をお勧めしていません。
当院ではダメ元 での治療もしていますが
その際には、金銭がかかる自由診療をお勧めせずに
健康保険などで処置をお勧めしています。
他院でジルコニアクラウンを作ったが
それが痛くなったと来院した方です。
ジルコニア表面が波打っていますが
咬み合わせの調整がうまくいかない場合には
切削器具の跡が明確に残ります。
ジルコニアの調整には慣れが必要です。
ジルコニアクラウンの除去
根管治療が必要なので
ジルコニアクラウンをカットして除去
中にある土台 コアも除去します。
コアが見えてきました。
ファイバーコアの除去 除去したコア
限界まで追いかけてありました。
ファイバ-コアを制作してありました。
しかしファイバーの先端が明らかに茶褐色。
これは感染による血液による着色です。
根尖に細菌感染があり、
その部分から根尖に病巣を作り
顎の骨の中まで
広がっているものと思われます。
その炎症で痛みが出るわけです。
除去後の歯の状態 限界的な虫歯による破壊
歯が残っていません。
残っている歯根を使い限界まで
掘り下げてありますが
歯質すべてが感染歯質で
中隔にには亀裂が入っています。
すでに歯の周囲の骨は虫歯の菌で破壊されており
歯がグラグラの状態です。
痛みを取るために処置をしますが
虫歯が限界なので、保存しても
苦痛の原因なので保存はしないほうが
良いと判断した方位が賢明です。
奥の歯にも虫歯があるので
ジルコニアを制作する前に
処理すべき虫歯です。
理由は簡単で、ここの歯にクラウンなどのかぶせ物を制作すると
装着後に子の虫歯は見えないので
時間の経過とともに虫歯を認識できるときは
おそらく根管処置が必要となるでしょう。
現時点ならインレー制作することで
十分に対応できます。
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