【2025年3月18日 5:58 PM更新】
概要
一見普通に見えるのに重度歯周病
それが侵襲性歯周病です。
一般の外来患者さんにこのタイプの歯周病を指摘しても
ふう~~ん という感じで通院する人は少数派です。
ひどい歯周病には見えないが進行した歯周病 侵襲性歯周炎
侵襲性歯周炎を知らない歯科医と患者さんが多い
この患者さんは物わかりのいい人でしたので
当方の説明を理解していただき
通信していただけました。
写真ではキレイな歯並びで普通に見えますが
前歯がすべてグラグラになっています。
グラグラに気が付きいろいろな歯科医院で
治療をしたが症状は治まらないとのことです。
年齢はそれほど高齢ではありません。
特にこの部分がグラグラで
抜け落ちそうです。
前歯をエナメルボンディングシステムで固定します。
この固定はあまり強度がありませんが
通院のたびに再固定します。。
健康保険で認められるのは一回限りですが
報酬や金銭を気にしないなら、
何度でもやり直してあげることが可能です。
12回ほど通信していただきかなり状態が良くなったので
半年後にまた来ていただくことに
半年後ややぐらついていますが
一部の固定が外れただけでグラグラはかなり改善しました。
また再固定して、10回ほど通院していただく予定です。
侵襲性歯周炎2人目
グラグラが大きくすでに下顎の前歯は
抜去されブリッジなっています。
侵襲性歯周病3人目 歯磨きもキレイ しかしグラグラで抜かれて
衛生状況は良好なれど、進行した歯周病 侵襲性歯周病
治療もしないで抜いてい余った。
すでに手遅れとなってしまった歯は
抜去しか選択肢がありません。
歯の周囲の骨が消失している場合には
治療不可能です。
黒いのは歯肉の下の歯石
可能な限り除去しました。
抜去して深い部分の歯石除去も成功していました。
すでに先端は、自己免疫により
融解しており、肉芽組織になっているのが
よくわかります。
この方の場合にはジルコニアを使って
ここまで復元しました。
現在、侵襲性歯周病の専門的治療を行っているのは
岡山大学歯学部に 侵襲性歯周病の専門外来があるようです。
している限りほかにはないようです。
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