【2025年2月12日 3:39 PM更新】
概要
追考察 サーバに画像があったので・・・
キレイに清掃後 状況を確認しました。
転院直後は状態を調べることから始まります。
過去に何をされているのか、
ある程度知っておかないと今後の計画が立てられません。
斜め右の血餅が気になります。
まずはここをキレイにしてから。。。
なんだこれ??
硬いものが出てきました。
レジンの割れカスがなんであるの??
その他にも歯の割れた破片なども出てきました。
白く見えるものを、ピンセットでつまみ出し
掃除をしました。
上顎の大臼歯なので根は3根
そのうち2根だけ残っていますが
根分割抜歯をした?なら外側の部分はないはずだが??
陥没の真ん中に穴がありますが
この先が上顎洞でしょう。
何でこのような形になっているのか疑問です。
この歯は根が3本ありますが、一本だけ抜去の場合には
髄空底を分割して、器具にて抜去するはずです。
歯の一部だけタービンで削ったのでは??
しかし、穴の奥のほうが大きく広がっているので
何でこうなったのか、理解できません。
タービンで周囲骨を落とす必要はないと思います。
分割した根が、上顎洞に迷入する可能性もありますが
迷入した歯根を取り出すために穴をあけたなら
閉鎖するのが通法です。
この歯が抜去となれば、ブリッジは制作できません。
この翌日 大学病院に行ったそうですが
予想通り、上顎洞内に液体がたまっているとのことですが
それを、取り除くにはかなり複雑で・・・
ということになったそうです。
ちょっと歯科では無理かと思いました。
現代の上顎洞根治手術はCTでマップを作り
特殊な器具とナビゲーションと呼ばれる
上顎洞を三次元でモニターしながら
マイクロデブリッターなどを使用して
上顎洞内の肉芽組織などを除去していくのが
通法となっていますので、
それができる総合病院をご紹介しました。
転院の患者さんが来るたびに・これって仕事か?と疑問が頭に浮かびます。
他院での出来事の後始末は、当方の仕事かなあ という疑問です。
転院はとにかく手がかかります。
当方では処理できないかもしれないので
ご了承くださいませ。
この方も、電話がちょっとなり・・切れて
電話が一回なり・・・切れて
恐る恐る電話をしてきた方です?
ネットを見たけど転院大丈夫ですか?
出来れば転院はカンベンしてほしいというのが本音です。
レベルの高い総合病院を紹介
高度な診療体制のある総合病院をご紹介しました。
精密検査では、耳鼻科的には問題がないほどになっているので
この後は歯科口腔外科で閉鎖術をしてほしいとのことでした。
この患者さんは当方のアドバイス通りに
某歯科大学口腔外科を受診したが…
この閉鎖術難しくて・・・・
施術できる歯科医が・・・・
ということで予定が立たないと言われたそうです。
歯科大ではこのようにセメントで
仮蓋をしてきましたが・・・
近年優秀な人間は歯科医にならない傾向が強くあり
この手のオペができる人間がほとんどいないのが実態です。
大学の医局にもこれができる人間はほんの一握りのようです。
当方の知る限り、20~30年ほど前には
できる人間は山ほどいたのに・・・・・
これが現在の歯科の現状です。
このオペが出来そうな歯科医がるかもというところを
三か所ご紹介しましたので、来週には結果が出ると思います。
続く・・・・
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