【2025年1月23日 11:00 PM更新】
概要
ああだ!こうだ!とは言わない
最初から「やります」と言い切る方です。
この前項のページの方々とは明らかに異なる
究極の選択をした方です。
すでに末期症状。すべての歯に異常があります。
普通ならブリッジで修復できない例です。
人生最後のチャンス。
ジルコニアブリッジを消耗品と考えていただけるなら
20代に歯を復元の可能性あり
けれども金善的な負担はやむない
他院では200万 当方では約40万円
重度の歯ぎしり 重度の歯周病で歯根は割れ 歯はグラグラ
まずは診査 一般的な歯医者なら入れ歯を選択
前歯のブリッジはグラグラで歯肉に激しい炎症があります。
歯根は割れて分解しています。
左側のブリッジも激しく揺れ、今にもとれそうです。
歯肉には激しい炎症があり、
顎の骨も大きく消失しているのがわかります。
激しい歯ぎしりで金属の前歯 小臼歯は
金属が摩耗して穴が開いています。
行くところまで行ってしまった
歯ぎしりによる 摩耗です。
すべてがグラグラです。
さて、ここでどうしましょう?仮歯なんて到底無理 すべての決断はご本人の自由意志
やりますとの回答 3日後にアポイントを取り金属除去
金属はぼろぼろにすり減り穴が開き
歯根は割れて使えない
金属ブリッジも著しく摩耗しており
除去途中で折れました、初めての経験です。
土台はぼろぼろなので
ダイレクトに制作しました。
どうにか使えそうな歯はこれだけ
この上の歯と比較して、下顎の歯は状態がいい
下顎の状態がいい理由は簡単に説明可能です。
誰かが治療したところが、きちんと治療されていなかったので
崩壊したことが推測されます。
歯をすべて除去して初めて本当の状態がわかる 究極の末期状態であった
すべて除去して、最終的な選択が可能となります。
修復物除去をしないと、計画が立てられません
金属クランウンはすべて摩耗して、穴が開いています。
激しい歯ぎしりで、すべてがボロボロです。
この患者さんの3つの選択肢
1.ジルココニアブリッジを制作する
ジルコニアブリッジを制作するのは可能でした。
しかし条件はとても悪い。
●この状態ではジルコニアブリッジはお勧めではない
●重度の歯周病で歯がグラグラ
●虫歯が多く歯を維持できるのか不透明
●激しい歯ぎしりの習性があり、金属のクラウンが
片っ端穴が開いている。歯ぎしりでブリッジを壊すリスクが高い
●歯ぎしり、歯周病、虫歯のトリプルパンチで
歯が抜け落ちるリスクが高い。
●歯がダメになると、もちろんブリッジもダメ
●作れることは作れるが、ジルコニアブリッジを
消耗品として考えるなら制作可能
2.抜去したのち入れ歯を入れる
一般的な歯科医院では間違いなくこの選択
入れ歯はそれなりの苦痛を伴うが、
安価で簡単に制作可能
当方では入れ歯には対応していない
(入れ歯が必要な患者さんが長期に皆無なので
必要がないものは準備がない)
3.歯を抜去後インプラントを埋入する
予算と時間があるならばこれが一番おすすめ
必要部位にインプラントを植立してゆく
予算がかかるが、
きちんとしたインプラントは寿命が長い。
ジルコニアがダメになったときは、
部分的にインプラントと言いう手が残る
この患者さんの選択は 1.のジルコニアブリッジ
消耗品で良い とキッパリ!。
消耗品でもよいとからとお願いされた事例は
このサイトでもかなり紹介されています。
消炎処置をして仮歯なし・・・一週間でここまでよくなる
仮歯は危険
仮歯を入れないで一週間 ほとんどの炎症は
かなり良くなって、ピンクの歯肉になりました。
しかし、この状態で、根管処置はまず無理
急いで歯を入れないと歯ぎしりで
残存している歯がダメになります。
速攻でジルコニアブリッジの制作をします。
技工物完成
犬歯を除くすべての前歯を失っている状態です。
この状態でブリッジ制作には脱離のリスクがあります。
歯がなくなればブリッジも終わりです。
速攻でブリッジ完成
物が咬める・・・
やらなかったら、一生涯 ものを噛めなかったかも
顔面の表情も別人になっています。
自由診療費用 税別
●ジルコニアクラウン前歯 38,000円x本数
●ジルコニアクラウン奥歯 32,000円×本数
その他 この2項目だけ必要なことがあります。
●自由診療除去費用 5,000円×本数
●ファイバーコア 10,000円×本数
続く・・・
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