【2019年7月26日 10:57 PM更新】
前歯製作に関しての設計
歯の設計はAIが行いますが、人為的にAIの認識を変える
このままでは、歯ぎしりで歯が短く
美しい前歯を製作する事ができません。
そこで上下の顎の距離を広げる
準備をします。
奥歯がないと前歯が「損傷します」
奥歯を作ってから 前歯をを制作
という大原則は、奥歯が噛んでいないと
前歯が壊れる
という理由によるものです。
咬合挙上をして上下のスペースを確保
ミラー画像ですので
左右が反転しています。
奥歯がなかったので
前歯の仮歯に穴が開いています。
これが原因で、歯を失った事例は
数多く遭遇しました。
臼歯に、築成してスペースを作る
奥歯を作ってから 前歯を制作
するためには、上下の顎の距離を
きちんと確保しなくてはなりません。
また、上下の間隔が確保できない場合は
前歯を制作しても
歯がずんぐりとするばかりではなく
強い咬合圧力で
前歯が脱離したり
歯根が破折する可能性もあります。
咬合挙上直後
これで,良い形の前歯が設計可能となります。
前歯を制作するスペースを作りました。
前歯の先端は大きく摩耗しています。
これは、奥歯が噛んでいないために
前歯の負担か限界を超えているために
このような変形をしたからです。
AIにがこのまま認識しないように、錯覚させます
一番前の前歯二本(中切歯と呼びます)
は大きなポイントです。
この2本のイメージで
顔全体のイメージも変わってきます。
したがって、これをきれいに見せることは
顔を作るといっても過言ではありません。
模型完成
AIは見事に錯覚して、数多くの事例のから
形のよい歯を設計しました。
あらかじめAIに勘違いをするように
細工をしてありますので
とても良い形、
それも女性的な形に仕上がっています。
裏側から見ると
出来の良さ、悪さはよくわかるので
必ず裏側からの画像をアップしています。
実際に装着
フルジルコニアブリッジの完成
AIに勘違いを起こさせた、仮の歯を外して
残りの前歯2本の虫歯処置開始です。
しかし、このままの形態では
形良く設計できません。
この後複雑な特殊作業をしたのち
前歯を2本作ります。
この症例の自由診療総額
●ジルコニアクラウン前歯 38,000円×制作本数
●ジルコニアクラウン奥歯 32,000円×制作本数
仮歯放置のまま転院2019その5に続く
一番の悩みの種 仮歯放置のまま転院 2019その1 |
仮歯放置のまま転院 2019その2 |
仮歯放置のまま転院 2019その3 |
仮歯放置のまま転院 2019その4 |
仮歯放置のまま転院 2019その5 |
仮歯放置のまま転院 2019その6 最終状態 |
前へ:« 歯ぎしり 機能咬合 症例2
次へ:仮歯放置のまま転院 2019その5 »