仮歯放置のまま転院 2019その2


【2019年7月25日 11:34 AM更新】

仮歯放置の方の続きです

仮歯放置は、ひどい虫歯になることが多い

仮歯を除去してみると、完全に歯が崩壊していました

仮歯放置はほんとうに危険な行為です。

歯肉も激しい炎症を起こしていますが

炎症のままでいると

歯周組織の破壊が進行します。

ご本人にとって最も恐ろしいことは

虫歯の激しい痛みを

体験していまう可能性が

極めて高いことです。

 

完全に神経まで侵されてしまいました

軟らかくなった象牙質 軟化象牙質を除去すると

歯の中心の神経まで虫歯でした。

この状態は一番危険で

もっとも痛い 虫歯の症状となり

三日三晩 痛み止めも効かないで

苦しむ可能性があります。

 

取り出した神経(正式には歯髄と呼びます)

この状態は、死にかけの歯髄です。

これが、細菌に侵されることによって

痛い 痛い 虫歯の痛みとなります。

一度神経がダメになると

その歯は生涯無菌には戻りません。

将来的にはこの歯が痛みだす

危険を知って

おかなければなりません。

この状態は歯髄壊死

と呼びますが、

この後死んだ神経の死骸に

細菌が感染して歯髄壊疽となり

虫歯は歯の先端を貫通して

歯を支える顎に炎症を起こします。

この場合には強い痛みと

顎の晴れ、この場合には

鼻の横周辺に痛みと

大きな晴れを起こす

可能性が高かったと思います。

 

そうなると、長い治療期間と

再発の危険性という問題があります。

 

下の画僧は

リーマー ファイルと呼ばれる

器具と死んでしまった神経(歯髄)です。

歯髄の左側が上になりますが

黒くなった部分は壊死して

すでに変性しています。

ファイルと取り出した歯髄

 

この後、根管処置に入ります。

根管処置をした歯は、生涯無菌には戻りません

こんな事になる前に

仮歯は放置しないでください。

根管処置後の歯は

再発の可能性があります。

日常の歯科診療でも「神経のない歯」が痛いと

多くの患者さんが来院します。

 

削っしまったら虫歯と同じです。

何度も繰り返しますが

削ったら虫歯と同じです。

虫歯は何度も再発の可能性があります。

(二次カリエス)

削ったままの放置は

より危険度が高くなります。

 

参考事例 虫歯は治らない

ジルコニア矯正に関して  リスクに関して1

https://dr-kita.com/dental2/zirco-ortho0.html

 

上記のページに、詳細に記載しています。

 

ご参考にしてください。

 

この症例の自由診療総額

●ジルコニアクラウン前歯 38,000円×制作本数

●ジルコニアクラウン奥歯 32,000円×制作本数

 

仮歯放置したままの転院 2019その3に続く

仮歯放置のまま転院 2019その3

 

 

 

仮歯放置転院 2019その1

一番の悩みの種 仮歯放置のまま転院 2019その1




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