【2020年2月13日 11:02 PM更新】
2020年になって、残念だったこと
口うるさく歯周病を語るわけは、これが当方の口癖です。
私は歯医者ですけど、歯が一番とは言いません。一番は命です。
当方では、半年に一回お知らせのはがきを出していますが
今年とても残念だったことがあります。
このはがきを持ってきた人が言った
「お世話になりました」
今まで数多く経験したことですが
近年では、少なくなりました。
北村歯科のWEBやブログでは、形に残らないことなので
あまり話題に取り上げていませんが
当院には、長期にわたって歯周病の進行を抑えるために
定期的に通っていらっしゃる患者さんが
たくさんおられます。
今まで多くの患者さんが来院しましたが
歯周病の方に対しては
何度も、何度もその危険性をアドバイスしてきました。
残念なことに、なかなかアドバイスを聞いてくれない方も
過去には多数いられました。
そのような患者さんの中には
数多く、まだまだの年齢で旅立っていった方が
多数おられました。
この患者さんは、アドバイスを聞いてくれた方です。
アドバイス通りに皮膚科に行き、そこで倒れたとのこと
この方は、3年ほど前から通われている方でした。
手のひらを拝見すると、
金属アレルギーを疑う症状がありました。
そこで、皮膚科を受診して金属アレルギーの
検査をアドバイスさせていただきました。
ご本人はまじめな方で、その通りに行動なさいましたが
皮膚科で倒れたそうです。
皮膚科で倒れたから迅速な
処置、対応があったにも関わらず
帰らぬ人となりました。
アドバイス通りに行動してくれた
アドバイス通りに皮膚科に行き
そこで倒れた。なんとうことだ。
金属アレルギーも放置してはならない
金属アレルギーを放置した結果
●激しい痛みの関節炎
●肋骨などの骨に異常をきたして、激しい痛みがでる。
●足の裏が痛くて歩行困難
などの症状が出ることがあります。
ぜったいに放置しないで、検査をして
金属アレルギーに対処してください。
ご家族がいらして、最初に当方が言ったことは
脳卒中ですか? はい、そうです。
脳卒中のあとに、心血管障害(心筋梗塞)を起こし
致命傷となったそうです。
日本人の死因
1.悪性新生物27.4%
2.心疾患15.3%
3.老衰8.0%
4.脳血管疾患7.9%
5.肺炎6.9%
このうち、歯周病と密接な関係にあるのが
2.4.5.です。
その他に糖尿病は歯周病と病態が
一緒に動く極めて密接な関係があることが
わかってます。
すべての病は、加齢的に増えてゆきますが
統計的には2倍を軽く超えます。
仮に
心血管障害2倍の確率
脳血管障害2倍の確率
肺炎 2倍
糖尿病 2倍
生命に重大な病気になる確率
2×2×2×2=16
これらの病は相互関係があるので
もっと確率は高くなると思われます。
その他は検索してください。
1999年以来、5000人以上に歯周病カウンセリング
1999年に米国で歯磨きか?死か?という重大発表
この発表があったのをきっかけに
ご縁あっていらした患者さんには
初診時に細かな審査とカウンセリングを
しています。
下記は北村歯科における歯周病資料です
◆1999年からの北村歯科における患者さんカウンセリング資料の一部
初診時には、初診用のカウンセリングブースへ
初診時にはスタッフがカウンセリングブースへ
ご案内します。ネットの時代になって、スマホで検索
ただ、傷むところ 穴をふさいでほしい
といった方が増えましたが、
治療の第一歩はカウンセリングです。
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