反対咬合を修復 シュミレーションで予測 別人になる 2022-1人目


【2022年1月12日 1:02 PM更新】

症例の概要

1.虫歯があり、二本の歯が崩壊状態で

修復を目的に治療医開始。

2.上下前歯の位置関係が

前後逆になっている反対咬合の状態。

見た感じをよくしたいとのこと。

3.本体なら歯列矯正の適応であるが

年齢を考えると歯列矯正には無理がある。

4.デジタルシュミレーションをしいて

その後の計画を立てることとした。

 

いい人だから、細部までこだわった

仕事ができました。

 

反対咬合・・上下前歯の前後が逆の状態

一般的には反対咬合は歯列矯正で対応

歯冠修復での対応には無理のない範囲で

右側二本がかねてからの虫歯で

中身がない状態です。

写真ではわかりにくいですが

実態がない状態です。

簡単に言うならば、名の裏側に

大きな虫歯がある状態です。

患者さんから、この機会に反対咬合を

どうにかしたいというリクエストがありました。

 

最初は普通咬合の部位からジルコニアセラミックを制作

技工物完成

右側二本をジルコニアで修復

小さいほうの歯は反対咬合ですが

これを普通咬合に修正しました。

 

仮止め状態。

この後お口の中で形態修正をします。

この歯に合わせて、反対咬合を補正する処置に入ります。

 

虫歯だった犬歯修復をして、犬歯もジルコニアに

お口の中で、バランスを取るように

ジルコニアを形態修正します。

 

 

反対咬合修正のためのデジタルシュミレーション

反対咬合を修復する前にスキャンして、おおよその計画を立てる

三次元スキャンをしました。

デジタル化すれば、透明化もできるので

下顎を削合すれば、普通咬合となることが

デジタル化によってわかりました。

反対咬合修正のめどをつけるためシュミレーション

デジタルで仮配列

かなりれいに普通咬合に修正する

めどが立ちました。

前側に配列

反対咬合の部位がかなり内側にあることが分かります

 

今回は3本ではなく2本でやりたいとのお申し出があったので

2本で製作に入りました。

北村歯科で導入している設計プログラムは

Exocad(ドイツ製)

テクニシャンサイドで導入しているのは

3shape(デンマーク製)

プログラムの違いはありますが

現在ではほとんどがオープンシステム

になっており、共通で互換性があります。

3本だとかなり綺麗になるのですが

2本だとちょっと足りない感じがあります。

しかし、「うまくいっている」と

感じています。

 

 

ジルコニアクラウン装着 残念ながら二本

もしも犬歯までジルコニアにできたなら

かなりきれいな仕上がりだったと思います。

 

お口を閉じで笑顔の状態です。

微妙な虫歯がありますので

次回修復をする予定です。

この段階でホワイトニングをできれば

かなりのレベルで・・・

他人目線からは

「歯のキレイな人」「白くきれいな歯並び」

と見えるような状態になることが予想されます。

 

 

この症例の自由診療総額

●ジルコニアクラウン前歯38,000円x5

●デジタルシュミレーションは、冷やかし防止のために

有料の設定をいたしました。 50,000円

 

 

 




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