コロナ禍でやらなかったことは、転院患者さん


【2022年1月4日 11:48 AM更新】

しばらくはやっていない事例です。

こういった問題でお困りの方に

数多く泣きこまれていました。

完全に破壊された後処理は、かなり難儀です。

本音を言うならば、治療する側にとっては

転院される患者さんは

かなりの負担をなるのは事実です。

WEBページもかなりの長編になります。

通常ならできない症例です。

片っ端から削られてしまった場合には復元が極めて困難

とんでもない手間と時間がかかるので、コロナの時代にはやりません

 

概要

このような状態を「都内パターン」と

当方では勝手に名づけ、

歯科医院向けセミナーなどでセミナ課題と

しています。

片っ端から削ってしまうことにより

患者さんは、高額な治療費用の負担から

逃げられなくなるパターンです。

 

セミナーの目的はその対応に関してです。

トラブルのリスクが多く、その対応方などに関して

お困りの歯科医院様も多いようです。

 

患者さんは物わかりの良い方で

この状態におけるリスクなどをご理解の上

治療開始となりました。

 

高額な治療医費は家庭にも大きな負担となり

一般人にとっても大きな負担であることは

間違えないと思います。

 

仮歯は危険 転院の方に多い仮歯のまま

これも大変困った例 片っ端から仮歯にしてある

このパターンはとても多く

今まで多くの方に「泣きこまれた」

というパターンです。

修復物を片っ端から除去して

乱暴に仮歯になっている・・・

この状態になると患者さんは、仮歯を

正規の修復物にするしかありません。

従って、治療から逃げられない状態です。

しかも一本の修復物が10~15万円だと

一体いくらの費用が掛かるか?

相当の費用が掛かることが考えられます。

この状態で困りごとは

●前歯5本のみ咬んでいる状態で

かみ合わせが喪失しているので

上下のあごの位置が不明

●当方では奥歯を製作してから

前歯を製作することを大原則としていますが

きちんとしたかみ合わせがあって初めて

前歯の位置関係が確立するからです。

前歯5本のみでは正確なかみ合わせ位置が捉えにくく

大きなズレが生じます。

●どう見ても歯に見えない仮歯が入っていますが

どの位置に本来歯があるのか

想定もできないじょうたいです。

一本でも歯があれば上下の位置関係が

分かります。

 

 

仮歯を除去すると、激しい炎症があります。仮歯は危険です

奥の2本はただ単にメタルクラウンを

除去しただけでしょう。

奥の2本があれば手前は簡単に制作できます。

 

初診時下顎の画像 仮歯が取れたまま来院

 

 

歯周病治療後 仮歯を加工して装着

歯肉部分の消炎を目的に加工しました。

仮歯の中は強度の炎症が起きれいる場合が

ほとんどだと考えられます。

 

デジタルプログラム上で想定しながら設計

やや内側に倒れている歯列を

顎の骨(歯槽)の頂点(歯槽頂)

付近に配列しました。

 

水平的な位置は残存歯の位置を参考に

咬合平面を決定します。

仮歯ではなくデジタル仮想の上顎奥歯を

設定してかみ合わせを決めます。

 

仮想空間を模型上で制作

削られて、失ったしまった歯やかみ合わせを

想定しながら、プラスチック材で

歯を上顎模型上に配列しました。

一本でも歯が残っていれば

ある程度の予想はつきますが

この場合には、完全消失のなので

並べなおし感覚で想定するしかありません。

 

仮想で設定した、上顎歯列に合わせて

ジルコニアを設計

失なわれた上下関係

かみ合わせを回復する努力をします。

完成技工物

本来あっただろう位置よりも

歯槽頂に近い部分に下顎の歯並びを配列しました。

 

ジルコニアクラウン口腔内装着

ジルコニアクラウンと比較して

反対側の異常さがよくわかります。

 

かみ合わせ位置 咬合平面を設定

上顎のジルコニアクラウンのスペースを確保

上下の仮想咬合平面を作ることにより

バランスの良い

ジルコニアが設計可能となりました。

 

2022年1月に上顎右側の4本のジルコニアが完成

右側のかみ合わせが成立します。

続く・・・・

 

2022年最初の来院は、「歯医者を信じてはダメ」その7

最初の来院は別件 歯の中の神経が壊疽

今患者さんはいい人すぎる・・・・

転院事例に多くあること。。。

「今まで何でもなかったが急に痛みだした。」

初診時に患者さんより、

削られた歯の手前が

知覚過敏を起こしているような・・・

という訴えがありましたが、

ある程度治療が進んでからでないと

細部には手が回らないので

少なくとも片側完成後に修復物を除去する

予定でした。

 

新年に急患で来院

スタッフよりこのようなメモが送られてきました。

ご本人はジルコニア装着により

歯が押されて痛いと思っているようですが

現実は・・・・

患者さん案じることと、実際に起こっていることは

かなりの相違があり、

現実をお話すると、患者さんに否定され

Googleなどの口コミに投稿されたりも

良くあります。

初診時から気が付いていたことですが

セラミックインレ-の入った歯が

何か変だとの訴えがあたので

チェックしてありました。

ジルコニア装着の手前の歯に

セラミック修復がしてあります。

おそらくかなり深く歯の中の神経に

かなり近接していると思われます。

 

丁寧セラミックを除去してゆきます

すでに神経は変性して壊疽しているとの

確信していますので無麻酔で削除してゆきました。

中の神経は完全に変性壊疽しているので

根管内部は空っぽに見えます。

もしも神経組織が普通の状態ならば

ここまで無麻酔で削ると

患者さんは痛みで気絶することも

考えられます。

 

歯髄壊死 歯髄壊疽

 

歯髄(神経)を変性させた細菌は

すでに根の先端より

顎の骨の中に広がり始めています。

先端付近には若干の知覚がありました。

 

歯医者の言うことは信じてはダメ!の記事は、クリック

 

上顎配列シュミレーション

 

急患での来院中にある程度のシュミレーションが

上がっていました。

 

 

 

 

 

2022年 第一回目 上顎ジルコニアクラウン装着

技工物完成

シュミレーションをより修正して

やや外側に配列しました。

 

 

支台よりもやや外側に配列

シュミレーションをすることにより

この様な配列をすることが可能となりました。

歯科分野でも普及してきたデジタル歯科の恩恵です。

 

口腔内装着

 

次のステップは、下顎左側の部位 やはり仮歯は危険

下顎左側 仮歯 除去

激しい汚れとともに

歯肉が激しい炎症を起こしています。

軽く汚れを除去

歯肉は激しい炎症を起こしています。

 

下顎左側大臼歯にジルコニアクラウン2本装着

根管治療中を除いて下顎の歯がそろいました。

 

上顎左側シュミレーション

三次元CADで設計 おおよその形態を把握します。

前から四番目の歯は削られていますが

これは無視しで3本を先に制作します。

およそのかみ合わせ(上下左右)が完成してから

単独の歯は製作予定です。

 

技工物完成 上顎左側 臼歯部

 

 

上下左右の歯が入り かみ合わ位置が決定しました・

あらかじめマークした基準点に

かみ合わせ位置がぴったり適合しました。

次週は、この位置で詳細調整をします。

 

 

あとは削ったまま放置の

上顎左側小臼歯

修復物直下の歯髄炎で根管処置の

下顎右側小臼歯を仕上げます。

 

ここまで仕上げるのに、治療時間以外の

治療進行計画や、経過の分析。デジタルでの考察など

相当の時間と手間がかかっています。

今回は、「たまには」という趣旨で

治療開始しましたが、

通常時にはここまでの対応はできない

と考えてよいのかもしれません。

 

いずれ自由診療専門室などを開設した際には

もっと、もっと高度な治療をする予定です。

 

 

ここからはスピードを上げて

削りっぱなしになっている部分を

修復してゆきます。

ジルコニアクラウンが入りました。

 

次は下顎小臼歯

 




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