いい人だからここまで出来た。反対咬合をジルコニア矯正 別人2022-5人目


【2022年3月28日 4:10 PM更新】

概要

「銀歯を交換してきれいになりたい」

という主訴で来院されました。

しかし、目につくのが、反対咬合。

2本目の歯が両側とも欠損しているので

前歯は4本しかありません。

 

いい人だから、細部までこだわった

仕事ができました。

歯列矯正が目的ではないのですが

可能な限り美観をよくする努力をしました。

誰もできないことをすることに

価値があるのだと考えます。

 

銀歯を白くしたいと、来院された方です。

銀歯以上にきになったのは前歯の配列

本来は6本ある前歯は4本しかなく、反対咬合で交叉咬合

最初の目的は、「銀歯を白く」なので

その治療を開始しました。

 

定例どおり銀歯を除去

銀歯をジルコニアクラウンに交換開始

 

順番に銀歯を除去して、ジルコニアクラウンに

交換してゆきます。

技工物完成

技工物装着

歯並びの乱れがあるので補正して設計します

 

 

上下左右奥歯のジルコニア交換

奥歯の銀歯を除去して

ジルコニアに交換完了。

ここまでで二ヶ月以上

 

反対咬合を補正出来るかシュミレーションしました

反対咬合で2本欠損 いかにきれいにするかの努力

お申し出があったので

どのように補正出来るか三次元CADで

シュミレーション

可能なことは可能だが

6本ある前歯が4本しかないので

歯が大きくなる欠点があります。

下顎の透明に透けている部分は

カット 削合して形態修正が必要です。

 

シュミレーションで反対咬合は修正可能となった

第一次補正

水平面補正

顔面の三次元データと

模型の三次元データを

重ねるプログラムもありますが

かなり高価なので、現状は二次元と三次元を

組み合わせてシュミレーションしています。

 

いよいよ実行

下顎の歯は形態修正してあります。

既存の歯に対して、神経の損傷などが

全くない状態で支台歯形成してあります。

ジルコニアクラウン製作あたって

最低厚さ1.5mmを確保して

切端部分に透明感が出るような形成です。

 

下顎の歯の加工

 

第三次補正

 

 

ここで、超テクニック

第四次補正

6本配列して正常配列に近づける。

テクニシャンからの提案です。

 

4本を6本にするマジック(ブリッジにしていません)

裏側から

 

修復物装着

 

 

全く別人に

 

軽く笑顔で

 

最終状態

歯列矯正にはほど遠いが

可能な限り歯列修正をしました。

 

 

この症例の自由診療総額(前歯)

●ジルコニアクラウン前歯38,000円x本数

●ジルコニアクラウン奥歯32,000円×本数

 

ジルコニアの仕上げは、いつもホワイトング

第一回目のホワイトニング

上顎の歯がかぶさるようになったので

下顎の前歯は奥にひっこみ

暗くて影になるような感じになっています。

よく見ると過去のレジン充填の劣化により

黄ばんでいるのが分かります。

最終的にはレジン充填の材料を

トランスペアレント(かなりの透明)

で詰め替える予定です。

 

 

二回目のホワイトニング

かなりきれいになってきました。

 

ホワイトニング

一回7000円




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