奥歯がないと 前歯が破壊される


【2019年12月25日 11:16 PM更新】

このページの要点

奥歯のかみ合わせが失われると、

本来は奥歯で受け止めるはずの力が前歯に集中します。

その状態で前歯のブリッジやジルコニア修復を行うと、

強い材料を使っても、亀裂・脱離・土台の破損・歯根破折などのトラブルが起こりやすくなります。

前歯を長く安定させるためには、前歯だけを先にきれいにするのではなく、

まず奥歯でしっかり噛める状態を確認し、

口全体のかみ合わせを整えてから前歯を製作することが大切です。

このページは

「奥歯のかみ合わせがない状態で、前歯ジルコニアブリッジが亀裂・破損しやすくなる」

という重要な症例解説ページです

このページの結論

奥歯で噛めない状態が続くと、

前歯に負担が集中し、

前歯のブリッジやジルコニア修復が壊れやすくなります。

前歯を安定させるには、前歯だけを先に治すのではなく、

奥歯のかみ合わせを確認し、

口全体の力のバランスを考えて治療することが重要です。

 

歯ぎしり+奥歯なしで、ジルコニアブリッジが亀裂

強靭なジルコニアブリッジ ヒビがはいった

 

2019へ年の大きな困りごとは

奥歯のかみ合わせがないと、前歯が破壊する 

 

奥歯のかみ合わせがない場合には、前歯製作は高リスク

治療に至らなかった都合で

写真には残せない例がたくさんあるのですが

 

前歯の大きなブリッジ、8本 10本というのが

外れた、壊れたと多くの方が来院されました。

「奥歯のかみ合わせを作って 最後に前歯を製作する」

というのが大原則ですので、その条件が満たされない場合には

ブリッジ脱離 破損のリスクが高くなります。

 

もしも奥歯なしで、前歯のブリッジなどを製作しても

結局時間がたつと、台になっている歯がトラブル起こしたり

心棒となるコアが破損したり

痛みが出たりと、トラブルが予想される場合には

最初に奥歯のかみ合わせを作ることを

アドバイスいたします。

 

しかし、奥歯だけなく、前歯、前歯という場合には

「当方では制作できない」

と判断させていただいております。

 

また、奥歯がない場合などは

責任をもって施術してくれる

公的病院などでインプラントを

おお勧めしています。

 

奥歯のかみ合わせができてから

前歯を製作しませんと、前歯の寿命は

著しく短くなります。

 

一見なんともありませんが、亀裂があります

ジルコニアブリッジを前から見た画像です。

亀裂が入ると負荷がかかった時に

ブリッジが動くので、ご本人は違和感を感じます。

奥歯がないと 前歯が破壊される

大きな原因1 奥歯にかみ合わせがありません

 

上顎 右側の奥歯がありません

上顎 右側の奥歯がありません

 

下顎 左側の奥歯がありません

下顎 左側の奥歯がありません

相手があって、歯は機能します。

どちらか片方だけでは、なんら役に立ちません。

 

奥歯がないと、なぜ前歯が壊れやすくなるのか

奥歯は、食事中の強い力を受け止めるための重要な支えです。

奥歯のかみ合わせが失われると、

前歯が本来以上の力を受けるようになります。

前歯は食べ物を噛み切る役割が中心で、

奥歯のように強い力を長期間受け止める構造ではありません。

そのため、奥歯で噛めない状態が続くと、

前歯が少しずつ動いたり、開いたり、

被せ物やブリッジに無理な力がかかったりします。

特に歯ぎしりや食いしばりがある方では、

寝ている間に非常に強い力がかかるため、

人工の歯であっても亀裂や破損が起こることがあります。

 

大きな原因2 激しい歯ぎしり

上顎右側

かたいエナメル質が消失して

象牙質が露出しています。

黄色い部分はやわらかい象牙質。

それを囲むように白い部分があるますが

それがエナメル質です。

エナメル質が減りきって

象牙質が露出した場合には

急激な勢いで、歯が減ります。

大きな原因2 激しい歯ぎしり

 

前歯の先端が減り

形が崩れています。

前歯の先端部が歯ぎしりにより

激しく咬耗して象牙質が露出しています。

 

金属のクラウンは先端が歯ぎしりにより

トンカチでたたいたように変形しています。

象牙質はクレーターのように減って

真ん中に穴が開いたようになっています。

金属のクラウンは先端が歯ぎしりにより  トンカチでたたいたように変形しています。

 

金属に跡がつくほど、激しい歯ぎしり

金属に跡がつくほど、激しい歯ぎしり

 

前歯を作る前に、奥歯のかみ合わせを確認する理由

下顎の前歯の歯ぎしりによる咬耗

前歯の見た目を早く整えたいというお気持ちは自然なことです。

しかし、奥歯で噛めない状態のまま前歯だけを先に作ると、せっかく作った前歯が短期間で外れたり、壊れたりする可能性があります。

また、神経のない歯が支えになっている場合には、根が割れて保存が難しくなることもあります。

北村歯科では、前歯のブリッジやジルコニア修復を検討する際、見た目だけでなく、奥歯のかみ合わせや歯ぎしりの影響を確認します。

必要に応じて、先に奥歯のかみ合わせを回復し、そのうえで前歯を製作する順序をおすすめすることがあります。

 

下顎の前歯の歯ぎしりによる咬耗

 

微妙な亀裂です

微妙な亀裂です

 

亀裂の入った部分を除去しました。

ブリッジの接合部の弱いところに

亀裂が入っていました。

亀裂の入った部分を除去しました。

 

奥歯のかみ合わせのない場合には

最終的には、「前歯が吹き飛ぶ」状態になる

可能性が高く、前歯破損のリスクが高くなります。

時に人口物(作りものの修復物)がある場合には

高頻度で破損 脱離するばかりか

神経のない「失活歯」の場合には

根っこが割れて保存不可能になることが

高頻度で起こります。

奥歯を作ってから 前歯を制作

は絶対的な原則と考えてください。

 

前歯だけを急いで治すことが難しい場合があります

奥歯の支えが大きく失われている場合、

前歯だけを先に治しても長期的な安定が見込めないことがあります。

そのような場合には、無理に前歯だけを製作するのではなく、

治療の順序やリスクを説明したうえで、

奥歯の治療や専門医療機関でのインプラント相談をおすすめすることもあります。

これは治療を断るためではなく、

作った歯をできるだけ長く使っていただくための判断です。

前歯をきれいにする治療ほど

実は奥歯の支えとかみ合わせ全体の確認が重要になります。

 

奥歯を作ってから、前歯を製作 の事例はこちら

 

★より詳細な情報や症例は 2019年特設ページ こちら

https://dr-kita.com/dental2/

 

★細かな情報はブロトップから

http://dr-kita.com/wp/blog

 

★医院ページindex

https://dr-kita.com/

 

★2000年からのオールドページ

https://dr-kita.com/dental/

 

 

自由診療における 費用 治療期間 リスク 保証規定

自由診療をご希望の場合

自由診療費用 税別

●ジルコニアクラウン奥歯 32,000円×2本

 

自由診療メニュー・料金表 ・安価プロモーション

 

治療期間

通院2回

 

リスク

●通常歯冠補綴に関するリスクは、根管治療の履歴などがあれば

症状が出た場合には、再根管治療もります。

●支台となってい歯の状況によります。

●ホワイトニング後はしみる感覚が残る場合があります

●歯周病治療に関しては、治療期間が長くなることと

個人差により期間に開きがあります。

 

保証規定

自由診療保証規定 | 横浜市鶴見区の北村歯科

 

ご相談だけでも構いませんので、アポイントはこちら

「とりあえず今の状態を診てほしい」というご相談も承っております。
お口全体の健康と美しさを、ハイレベルな技術でトータルコーディネートします。

 

治療の途中放置や、お口全体の悩み。まずは相談であなたの「これから」のストーリーを一緒に考えましょう。

 

▶オンラインで仮予約はこちら 24時間対応

受付の連絡後に当院のスタッフがお電話して
状況をお伺いしてからお時間を確定します
JR鶴見駅東口 京急鶴見駅 ともに階段降りたら目の前 徒歩30秒

丁寧な検査、歯周基本治療、必要に応じた外科処置、

定期メンテナンスまで一貫して行い、できる限り歯を残す方針です。

北村歯科

この記事の執筆・監修: 北村秀紀(歯科医師/横浜市鶴見区 北村歯科)

 

北村歯科WEB内検索

 

最終更新日  2026年5月23日 

 

 




前へ:«
次へ: »

新着記事
カテゴリー別
月別アーカイブ


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ご予約・お電話でのお問合せ

ご予約やお問合せは、お電話または受付にて承ります。
▼ご予約・お問い合わせはこちら

TEL:045-504-6600

TEL:045-504-6600