何度やっても 取れてしまう形態の虫歯 顔面の左右バランス 2023-8人目


【2023年6月27日 6:56 PM更新】

概要

専門的にはクラスⅣと呼ばれる形態です。

前歯の角の部分や先端が欠けたりすると、何度修復しても

取れてしまうリスクが大きくなります。

 

このような部位が欠けると、何度も何度も歯科医院に行っては

歯科医院にその度に修復 充填しても

すぐ欠けてしまうという方が大杙ラシャいます。

気にしなければ何でもないことですが

これを機に前歯の形態修正をして

よりキレイになりたいという方もいます。

 

このような事例は甥のですが、今回もその事例です。

いちばん前歯の虫歯を修復する際は

ペアで修復できれば、デザインよく修復できる場合がほとんどなので

ここの部位だけは両側ペアで修復するのがおすすめです。

 

いい人だから、細部までこだわり

美観を追求する仕事ができました。

いちばん前の歯(中切歯)はペアでクラウンを製作した方が良い場合が多い

前歯をセラミック修復する際の選択肢

前歯の角が欠けていますが、この形態で歯が欠けると

何度修復しても、取れてしまうリスクがかなり高くなります。

 

ここで

前歯の歯軸 —すなわち前歯の傾きを

覚えておいてください。

 

この部分が欠けると、何度修復しても

外れやすい場所です。

歯の傾きも合わせて修復します。

 

人間の顔は、機械のように垂直水平ではないので補正する

デジタル処理の場合には

設計した歯を透明化してみることも可能。

顔面に合わせて歯は設計してありますが

本来の歯は別の方向を向いています。

補正位置に前歯を配列

顔面と水平垂直を合わせてせっけいしてます。

 

側貌もチェック

 

技工物完成 このままだと不自然に見えるが

水平を計測してあるので装着後に微調整ます。

 

修復物装着 お口の中でジルコニアの形態修正をしてゆきます。顔面の変化に注目。

1.完成物をそのまま装着

唇の形を観ると・・・・

最初の写真の注釈に書きましたが

前歯の萌出方向が顔と一致していないので

顔面に合わせて製作してあります。

そのため、長い間傾いた前歯で製作した影響で

唇が左右対称ではなくなっています。

 

2.切端と隅角を合わせて行きます。

 

3.だんだん顔つきが変わってきました。

さらにこの状態から形態修正をしてゆきます。

4.装着当日はここまで

かなりバランスが取れてきました。

一番よく分かるのは鼻腔の位置と形です。

左右の位置と形が違うのが一般的です。

 

顔面のバランスを修復するのはご本人の筋肉の力

一週間後の顔面の様子

口角の位置も左右バランスが取れてきました。

もちろん唇の形もよくなり

笑顔がとてもよくなりました。

 

最新情報も、患者さんがご協力していただけるので

良い報告ができて喜ばしいことだと思っています。

 

この症例の自由診療総額

マルチレイヤージルコニアクラウン

●ジルコニアクラウン前歯38,000円x2本




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