【2023年5月17日 7:47 PM更新】
概要
前歯を交換して別人シリーズが続きます。
偶然におこのような仕事は続けて入ります。
歯を交換してよい位置に配列すると
自分の体の一部が変化するので
最初は違和感がありますが、
自分の筋力でそれが次第に補正され
よりよい形態と顔つきになります。
ジルコニア装着直後に若干の違和感がありますが
その時点で「ああだ、こうだ」と言っては良い結果になりません。
いい人だから、細部までこだわり
美観を追求する仕事ができました。
顔つきも別人になりました。
予算の関係で、3本だけで別人?にする
理想的には、前歯6本にジルコニアが適応できれば・・・・
初診時
この歯並びだと顔面は右側に
また唇の形態は右側が上に上がった形です。
これは外側に犬歯があるため
内側から口唇が押しあがられているからです。
飛び出した犬歯と、内側に引っ込んだ
右二本印象的ですが、原則的には正面の歯(中切歯)
をどうにかするとイメージは大きく変わります。
ジルコニアクラウン制作のために支台歯形成
要するにクラウンを入れるために歯を削ることです。
正中の二本と内側に入っている歯を
ジルコニアクラウンにします。
歯列の乱れが大きくわかるのが
鼻の孔の形態が左右異なることです。
予算の関係で、犬歯はジルコニア予定ではないので
形態修正のみしました。
かみ合わせ歯並びの不一致で、顎の骨が形態が
左右対処ではないので
この症例も左右の鼻孔の形態が一致していません
デジタル設計での検討
咬合平面に垂直になるように中切歯を設計するのですが
咬合平面に頼らず、顔面の水平、垂直を計測したデータに
合わせて、中切歯を設計します。
ここで問題は、前歯の裏側に食い込む
下顎の前歯です。
上顎の前歯の内側に、下顎の前歯が食い込んでいますので
それを避けて設計します。
当たり前のことですが、歯は上下そろって機能するのもですので
かみ合わせに対する考慮が最需要項目です。
技工物完成 定番のマルチレイヤージルコニア
実際にお口の中で詳細な形態修正を行います。
斜め下より観ると
初期試適状態
下唇に合わせてゆくように形態修正
この時点で鼻孔のバランスはかなり改善されています。
時間をおいてまたまた生体修正
口唇を中心に顔面がだんだん変化してゆきます。
顔出しができないので残念です。
顔面もかなり良くなってきました。
もっともっとよくなっています。
最初と比較しても顔つきからして
全くの別人になってきました。
この症例の自由診療総額
●ジルコニアクラウン前歯38,000円x3本
装着一か月後
顔面の状態は別人になってきました。
顔面の筋力やお口の開閉
ものを食べる咀嚼を行ってると
口の内部の形態に合わせるよいうに
顔面が変化します。
顔面の緊張度 ほうれい線 肌の状況
鼻の形態 左右鼻孔の形大きさ・・・・
顔出しできませんが目の状態まで変わってきます。
この症例の自由診療総額(税別)
●ジルコニアクラウン前歯38,000円x3本
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