【2021年8月23日 9:42 PM更新】
このケースの概要
すべての歯(多数歯)をジルコニアに交換する場合
かみ合わせを極力変化させないで
咬み合わせを維持したまま
交換する実例です。
歯科医院向けセミナー資料のための資料を
から引用しました。
すべての歯(多数歯)をジルコニアに交換する場合の順番
最初は奥歯からの原則
実例に基づき、順番を公開します。
使用した模型は実際にジルコニア制作に
のために制作した作業模型です。
制作した部分を黒でマークしました。
最初に小臼歯と第一大臼歯の片側
この部分がかみ合わせの中心となります。
最初に小臼歯と第一大臼歯を製作して
次は反対側を制作
これで上下の歯列の位置関係が安定した
状態になります。
かみ合わせの位置(上下歯列に位置)が確定後に前歯
犬歯を除く前歯四本の交換です。
犬歯(糸切り歯)は、かみ合わせにおいて
上下歯列が前後左右に移動する際に
大きな役目を担います。
犬歯誘導の状態を維持するために
まだ、手を付けづに、前歯四本を制作
この部分は上下がかみ合った際に
上下が接触するかーしないか-という位置関係です。
上下前後の位置が確定後、犬歯の交換
ほぼ上下関係が構築された段階で
犬歯の制作をします。
最後に、第二大臼歯
この部分は最初にあたってしまう(早期接触)
の可能性がありますので
最後に制作します。
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