【2021年3月31日 2:57 PM更新】
休止中のホワイトニング セミナースタッフトレーニング
難題のへの取り組み
現在ホワイトニングは休止中ですが
現在通院の方からご要望のある場合には
ホワイトニングセミナーでお手伝いいただく
スタッフのトレーニングのために
一時間という長時間を設定して
歯をピカピカに磨き上げて、
その後ホワイトニングをしています。
「何でもいいからホワイトニングをすればよい」
ということはしてませんので、
きちんとカウンセリングをして
診査 説明や、事前処理(虫歯、歯石)を
優先します。
ホワイトニングは、美しさの補助手段
ホワイトニングができる前提
1.きれいな歯ほど、きれいになる
2.ヤニなどの汚れはホワイトニングではきれいになりません。
3.もちろん虫歯の着色も落ちません
4.WEBで見かけるホワイトニングは画像を加工してあるので
そのまま信じてはいけません。
5.クリスタルブレイトニングでは
白くなるというより、透明でピカピカになる感じです。
6.初診時は、カウンセリングと歯石除去をして
ホワイトニング可能な状態であることを確認後
ホワイトニングのお約束をします。
すべてお任せだった患者さんが、ホワイトニングをご希望
この方へは、ホワイトニングをお勧めしていませんでした。
理由は前歯に、レジン充填(プラスチックの修復
があるので、ご本人のもう通りにはならない
可能性があるからです。
最初は金属を、ジルコニアに交換で来院されました。
両側の奥歯にジルコニアに交換後、
あまりにも前歯に不格好なクラウンが入ってるので・・・
この患者さんは「ああだ、こうだ」
と言わない方でしたので、
「ちょっとお任せ」ですべてがうまくいきました。
奥歯がすべてOkとなった時点で
正面からの写真ではわかりにくいかもしれませんが
分厚い修復物が入っており
とそのわきの小さな歯は
レジン充填が劣化して変色しています。
とんでもなく分厚い修復物が入っています。
これをそのまま加工しました
それに合わせて隣の歯も、レジン修復して
バランスを取りました。
ここまでできるなら、ジルコニアで制作をご希望されました
費用をかけずに、前歯をすっきりとさせて
これで終わりと考えていましたが
ご本人がご希望するので
前歯二本を、
ジルコニアクラウンに交換しました。
装着後、左半分はジルコニアになりました。
実はこの状態ではホワイトニングはあまりお勧めでは
ありませんでしたが、同僚の方に話を聞いて
ホワイトニングにご興味をお持ちになりました。
ジルコニアではない前歯は
レジン充填というプラスチック系の
充填がされています。
プラスチックには、ホワイトニングは
あまりお勧めではありません。
白くなるには、白くなりますが。
デジタルカメラではホワイトバランスの関係で
白が並んでいると自動調整されるので
白さ加減が分かりにくいのですが
レジン充填された歯にホワイトニングをすると
レジン材料に含まれている
ガラスの粉が目立つようになり
曇りガラス状になります。
この状態だと汚れやすいという
状態になります。
写真では、白さの具合がよくわかりません。
当方では画像細工していません。
レジン充填のすりガラス化 拡大画像
ではこの後の対応方法は?
この後は、配合成分の異なる
健康保険適応外のレジン充填材料を使い
補正をします。
充填材料で、健康保険外になって
個人負担をしてもらうことは、当方の望むことでは
ありませんので、当方ではやっていませんが。
この方は、何も言わずにお任せの患者さんですので
日本製ならグラディアダイレクト
海外製品ならKERR社の材料で
表面にエナメル質を作ってあげる予定です。
歯科材料に日本製ではあまり良いものが
ありませんが、グラディア国際的に
評価が高い製品で。
なぜ日本製がだなのか・・・・
歯科の世界では日本は歯科最貧国であり
中国に行っても日本の歯科市場は相手にされていません。
もうからない製品は開発しないのは
企業の方針としては当たり前のことです。
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