【2021年8月6日 10:08 AM更新】
長い間、歯がなかった人。どうしてもブリッジを入れたいとごご希望
あらかじめ写真記録を取りながら
症例を検討してゆくと、
ほとんどのケーズが当方のイメージ通りに
仕上がります。
このケースも患者んの協力があって
難症例をこなすことが可能となりました。
ある程度のレベルの歯科医院で治療するならば
治療費は一般歯科医院の一か月の収入に
相当する金額だと思われます。
例によって患者さんの協力により
記録検討しながら製作してゆきました。
いつもどおり、
「ああだ、こうだ!」と言わない
いい人で、お任せいただいたので
イメージどおりに仕上がりました。
このケースの概要
1.多くの歯のないまま放置せれていました。
おそらく歯周病で歯を喪失したものだと思います。
2.一般的には入れ歯を製作することで
対応となると思います。
3.歯の周囲の顎の骨が歯周病で
大きく消失して、歯が動いています。
3.歯周病の関係で粗応対的に
歯が長く見えます。
4.かなり手間がかかる症例ですが
患者さんが物わかりよい、いい人で
強力的であったために無事に完成しました。
ああだ、こうだ と言っている人では
制作不能です。
5.関患者さんが「どうしても」と
熱意があったために、治療に踏み切りました。
他数歯欠損で歯周病。かなり困難に思われるが
欠損状況は中間欠損(欠損部位の両側に歯がある)
ですので、ブリッジは作れないことはない
状態ですが、歯に若干の動揺があります。
歯周病の放置状態で、歯が抜け落ちたので
顎の骨がかなり傷んでいます。
歯槽骨の相当部分を失っているので
相対的に歯が長くなっているように見えます。
右側の臼歯をほとんど失っています。
ブリッジを上顎に製作しても
右側には、相対する歯がありません。
上顎の右側は磨きすぎで
歯の根が極端に、摩耗しています。
また相手の歯がないために
突出しています。
ブリッジ製作に関して、あまりお勧めできる状態ではないが・・・温厚でいい人
それなりにリスクの多い症例ですが、各種条件をご理解いただいた上で
ブリッジ製作に入りました。
何事もやればいい!というのではなく
リスクがある場合にはそれなりに
リスクをご理解いただいてからでないと
制作に入れません。
この方の場合には
1.リスクをご理解いただけること
2.ああだこうだと、つまらないことを言わない
3.他の歯科医がいじくりまわした履歴長い
などの好条件があるために、ブリッジ製作となりました。
最初に、上顎左側のブリッジから制作 「最初に奥歯」の原則
下顎の左側に歯がある関係で、かみ合わせ位置を設定
かみ合わせ位置が決めれば
上下の顎の位置の基準点を決めます。
両方の顎の関節が中心に収まる位置に
基準点を決めます。
左側のブリッジ装着後、2週間は生理的な位置まで沈むのを待って
ここが入れば、基準点ができるために
のちの結果がよくなります。
最初に奥歯の大原則です。
第二段階は前歯ブリッジ
会話 発音が全く変わりました。
装着した直後から
発音が全く変わりました。
会話も別人になりました。
確実に前歯でものが噛めるよいうに
なっているはずです。
次回予約で確認します。
装着直後
クリーニング、調整で
一週間後の予約です。
第三段階は反対側の奥歯ブリッジ
楔上欠損の修復
楔上欠損の修復をしないと
支台歯形成をして
ブリッジを製作することができません。
楔上欠損の修復後
技工物完成
支台を見やすい向きで撮影
形態的には無理して制作となっていますが
この機械を逃すと
生涯にわたりブリッジを製作することができません。
上顎完成 イメージ通り
ここでやらないと
この方は生涯ブリッジ制作不可と
思います。
ああだ、こうだといわない
とてもいい人できょいう力的な方だから
治療がスムーズにできました。
いい人だからここまでできました。
ああだ こうだ という人は
こういった処置はできません。
この症例の自由診療総額
●ジルコニアクラウン前歯 38,000円×6本
●ジルコニアクラウン奥歯 32,000円ⅹ8本
(税別)
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