前歯をぶつけて、歯の脱臼の処置ジルコニア制作


【2021年8月2日 11:58 AM更新】

外傷で前歯を脱臼 損傷

あらかじめ写真記録を取りながら症例を検討してゆくと、

ほとんどのケーズが当方のイメージ通りに仕上がります。

このケースの患者んの協力があって難症例をこなすことが可能となりました。

ある程度のレベルの歯科医院で治療するならば

治療費は一般歯科医院の一か月の収入に

相当する金額だと思われます。

このケースの概要

1.倒れて、前歯をテーブルにぶつけて、多数歯脱落と

グラグラに動揺させてしまった。

 

2.不幸なことに歯の固定期間ののちに

自転車で事故を起こし、顔面ならびに

歯を損傷

 

3.前歯 奥歯7本をジルコニアを使い

ブリッジ制作をした。

 

4.一般的には、こういった場合には

歯を保存するには、時間と手間がかかるために

入れ歯を製作して終了するが、

患者さんも「入れ歯だけにはなりたくない」

ということで、ブリッジを制作した。

しかし当方では10年以上入れ歯の患者さんが

誰もいないため、入れ歯は対応不可。

外傷で歯が脱臼した場合には、即時に固定しないと、歯が固定しません。

脱臼の場合には、骨折して整復して固定する。

脱臼にも

●完全脱臼-完全に歯が取れた

●亜脱臼-歯は取れていないが、グラグラしてしまった。

 

脱臼外傷の場合には、それなりのスキルと

経験が無いと、きちんと固定できない場合があります。

最も大切なことは「時間をあけないこと」です。

 

外傷後、時間が経過してしまうと、

歯は歯槽骨に戻しても

骨と歯が生物的に癒合することなく

免疫反応が起きて、歯は戻らなくなります。

 

また、神経のある歯「生活歯」は

歯に栄養を供給する血管が破損している事が多いので

血管が損傷しているのか、それとも断裂して

歯が失活しているか、検査をして確認する必要があります。

失活した場合には、即日根管充填という処置が必要となり

完全脱臼の場合には、再植前に根管治療を行い

歯根に残った、歯根膜をきれいに剥離する必要があります。s

 

完全脱臼でも亜脱臼でも

歯の固定は必要となり3~4週間の固定期間が必要です。

 

多数歯の外傷で来院。事故から時間が経って来院した例

外傷発生より、一週間ほど時間が経っての

来院です。

創面はすでに感染しており、炎症を起こしています。

外傷により広範囲な炎症が起こっています。

やるだけは、やる。

ぐらぐらに動揺している歯を固定しました。

このような状態で、歯槽骨と歯が

生物的な結合をする確率は低くなります。

 

多くの歯が損傷して

脱離しています。

脱離した歯は、スクリューピンなどの

質の悪いものの上に製作されてますので

簡単に脱離したものと思われます。

 

脱離した部位は、ファイバーで支柱を作り

固定装置を製作しました。

かなり大胆に固定しないと

歯は癒合しません。

 

歯はあることはあるのですが

グラツラの状態です。

 

歯の動揺を動画にしました。p7143858をクリック

P7143854 

 

 

この状態から、また事故に遭遇。生きていてよかった

事故から、一週間後、治療再開 外傷による歯の脱臼

 

土台(コア)の形を取る際に、ご本人の許可を得て目を隠して撮影。

事故の傷跡が生々しい状態ですが

このままだと、講演や講義ができないので

制作を急ぎます。

歯の状態は極めて良くないのですが

通常ですと、「入れ歯」の症例ですが

なんとしてもブリッジを製作します。

 

顔面の傷とが、生々しいです。

しかしやらないと、生涯歯が入りません。

多額のインプラントしか選択肢がありません。

 

 

 

 

破壊された歯 脱臼した歯を保存してコアを製作

咬合平面は右側を基準にして

上顎の歯を配列します。

脱臼した左側の中切歯は除去して

ジルコニアを製作します。

右側の中切歯は亀裂が入りましたが

検査で、歯髄が生きている生活歯です。

 

 

どうにか保存出来ましたが、ひどい損傷です。

右側の中切歯の位置が前方にあるために

切削量をお菊取らなければなりません。

 

それでもコアを製作しました。

それぞれの歯がかなり傷んでいるために

連結形態のブリッジにして

それぞれの歯を固定して

延命処置をします。

 

この状態から、右側の中切歯の

支台歯形成を行います。

位置的には右側が前方にありますが

側切歯とは若干の段差が生じますが

この右側中切歯を基準に

綺麗な曲線を描くように

歯を配列します。

長年にわたる咬耗により

形態的には角がたった外観ですが

これもバランスよく修正します。

 

この撮影後、右側の支台歯形成をしました。

 

完成が楽しみです。

完成後、引き続き記事を更新します。

 

技工物完成 技工物で考察

 

正中の二本が若干前に出ているような

イメージはありますが

これは想定通りです。

 

下顎模型

下顎の前歯が突出している部分があり

これを逃げるために

上顎の正中を前に出しています。

 

咬合編面の確認と前方より観たイメージ

 

咬合編面はきれいなラインを描いています。

前歯の突出も気になりません。

これもイメージ通り。

 

お盆前に無事に装着 制作外傷-固定-外傷-外科処置-根管治療-ジルコニア制作

初期に描いたイメージ通りに完成

古くから来院されている方ですが

今回は不幸にも大胆に処置したので

かなり良い感じで、顔月か全く別人になりました。

 

写真を習得して、それを基準にイメージを描きます。

こちらの患者さんも、協力的な方でしたので

想定どおりになりました。

 

歯科医師向けセミナー用には

顔出しOKの御許可をいただいておりますが

WEBではここまで。

7x歳には見えません。

 

最後に商談で、次は

「豆腐の角に気つけてください!」

やっと笑えるようになりました。

秋にかけて調整をします。

 

 

 

この症例の自由診療総額

●ジルコニアクラウン前歯 38,000円×4本

●ジルコニアクラウン奥歯 32,000円ⅹ3本

●ファイバーコア 10,000円x4本

(税別)

 

事故後の治療途中に、また事故にあった関係で

途中経過のものが大きく壊れましたが

当方に通われている方なので、

その分はご請求はしていません。

 

歯をぶつけてグラグラになったり、

落ちてしまった場合にはスキルある歯科医院で

きちんと整復、固定してもらってください。

 

いい人だからここまでできました。

ああだ こうだ という人は

こういった処置はできません。

 

また、外傷歯の脱臼 外傷なら、外傷、いつも事象は重なります。

前歯4本が 外傷で脱臼

 

元々虫歯が多く、口腔内衛生状態がよくありません。

しかし、まず最初に行うのは

整復固定です。

この場合には、脱臼していますが

1っ本は完全脱臼で、歯が取れたのを

家族の人が、無理やりもとに

戻して、差し込んだそうです。

 

本来なら、完全脱臼の場合には

歯根膜をキュレットして除去して

歯根をピカピカになるようにして

歯槽骨に戻して、固定しますが、

このケースも、外傷から時間がたっての

来院でしたので、それでよかったのだと思います。

 

外傷の場合には時間を争いますので「すぐ」

が大切です。

 

 

固定は絶対にやらないと、歯がなくなる 大胆な固定

補綴物の補強のゴッツくて、太いステンベルトで

固定しました。

これが、「かっこ悪い」ので、外してほしいという方も

過去に複数いました。

 

無理に「付けておく」ことはしませんが

固定をしないと、歯がなくなります。

 

これで3~4週間お口の中をお手入れしながら

固定を待ちます。

このケースでは週に2回のペースで

クリーニングをしてゆきました。

5月頭に外傷を受傷して

最終補綴まで2か月かかりました。

 

外傷は時間がかかる処置ですので

当方では、対応できないことがあるので

いぞというときには、まずは一般外科で

顔、唇などの手当てを優先して

顎骨や頭蓋骨に損傷がないかどうか

きちんとCTでの診査と、

顔面の処置が最初です。

 

瘢痕組織が形成されると

傷跡が、残る可能性が高くなります。

 

歯科的な問題は、一般病院の口腔外科がお勧めです。

 

このケースは自由診療での対応はありません。

 

 

 




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