【2020年12月2日 2:44 PM更新】
犬歯(糸切り歯)は他の歯より色が濃い
ジルコニア矯正はお勧めではなりませんが
削ってかぶせものを作って色をそろえる行為に
関しては原則的には、「やめた方がいい」
という意見ですが、「どうしても」と
お願いされた場合には、状況を見てやるかやらないか
を決めています。
ジルコニアは、電子スキャンをして
CAD上で設計し、精密加工で制作されるので
以前のメタルボンドや金属冠と比較すると
適合状態が極めて良いために、
修復物の中が虫歯になるリスクはかなり
少なくなったと思われます。
来院時
士面清掃をしたのち、ジルコニアクラウンを
装着するために、歯の表面を一皮削ります。
犬歯がかなり黄色いのが目立ちます。
技工物完成
東洋人平均よりやや白めに制作してあります。
ジルコニアの特徴として
極めて薄く作ることが可能です。
厚いところでも1.5㎜以下です。
例によって顔面バランスを取ります。
今回は特別に休止中のホワイトニングをしました。
下顎のホワイトニングを実行。
ジルコニアクラウンが極薄のために
犬歯は若干中の色が透けています。
一回目のホワイトニング終了
下顎の歯の先端はほぼジルコニアと
ほぼ同じ色調になりました。
今回は一回限りですが、ホワイトニングを繰り返すと
かなり色調は近づくと思われます。
したの歯は傾いて並んでいますが
上の歯は顔面に合わせて垂直に配列しました。
この様な修正をするかしないかでは
顔つきが全く異なります。
この症例の自由診療総額
●ジルコニアクラウン前歯 38,000円×3本
ジルコニアクラウンに関する一連の行程
(削る 方取る 修復物制作 装着 調整など)
を含んだ費用です。
その他、初診 検査 歯周病処置などは
健康保険を適応となります。
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