連日来院する、とんでもない治療の後始末 その4


【2020年12月4日 8:12 PM更新】

これ以上の治療はできないと言われたが、まだ痛いので

キーワードは「かむと痛い」

この様な場合には状況の聞き取りと、対応部位をあけて判断します。

スタッフが聞き取ったことをメモにして

回してくれます。

キーワードは「かむと痛い」

 

対応部位にはインレーが入っています。

除去すると虫歯が出てきました。

インレーのなかは、レジン。

レジンの下に虫歯があります。

 

この状態を歯髄壊疽と呼びます。

そ~~と、レジンを除去すると

中から虫歯が。

髄角の部分が露出した状態で

なかの神経は腐り始めています。

ついでに隣の歯と歯の間から

虫歯が広がっています。

 

ただ単に歯髄が死んでしまった場合には歯髄壊死。

死んだ歯髄が変性を起こしている場合は歯髄壊疽と呼びます

かんで痛いということは、虫歯は歯を通り越して、顎骨に炎症を起こしています。

歯が痛い、原因は大きく二種類に分かれます。

 

かんで痛いのは、虫歯が歯を貫通して

歯を支える骨に虫歯菌が感染して

歯を支える歯周組織に炎症があることを意味します。

 

歯が痛いというのはおおよそ二種類の状態がか考えられます。

1.歯の神経に感染がおこり、歯の神経(歯髄)が痛む場合。

2.歯を支える歯周組織に痛みをお案じる

 

1.の場合は、突然画が痛くなった、夜寝るとが歯が痛い

瞬時にに痛くなるがしばらくすると収まる

熱い、冷たいがものすごくしみて痛い

などが代表的な痛み方です

 

2.の場合には、熱い冷たいには反応しませんが

かむといたい、歯茎がいたい、頬が腫れてきた

などの症状で来院する場合が多いようです。

 

1.の場合は、神経がダメになり痛むのですが

「神経を取る」という処置が基本処置ですが

ただ単に「歯がしみる」という場合には

削らないで直すようにしています。

 

2.の症状は、一般的に言われている

「神経を取った歯」の痛みです。

 

 

この場合には、おそらく1.の状態から

2.の状態に進行したのだと考えられます。

 

天蓋を除去 歯冠三角をあけてアクセスオープニング

この状態にしてから、根管治療開始

町で開業医している歯科医院で

アクセスオープニングができない歯科医院が

かなりの割合であると思います。

現在の業界の状況を考えると

やむを得ない話かもしれません。

 

このような場合には、いい加減なことを言わないで対応すれば済む問題です。

虫歯が深くで、神経を取るか取らないかの場合には

多くの場合が想定されます。

もちろんある程度のスキルのある歯科医院では

いろいろな対応方があります。

 

1.3-MIX法

2.MTAセメント

3.セラカルなどの強アルカリ被覆材

3.Nd:YAGレーザー

3.ドックベストセメント

4.光殺菌PDT

5.コスモエンドシステムなどの高周波療法

 

その他、多くの対応方法がありますが

一般的な,町の歯科医院では無理なのかもしれません。

 

しかし、虫歯が深部にまで到達している場合には

この様な作り話をしないで

虫歯が深部まで達しているので、

それなりのリスクがあるとの説明を

患者さんにしておけば済む話であると思います。

 

それ以前に、どのような状態であるのか

まったく分かっていないのかもしれません。

 

 

 




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