【2024年10月25日 12:32 PM更新】
概要
修復物の選択は可能な限り
アドバイス通りにしていただきたいと思います。
修復物でジルコニアインレーをやらない理由は
適合が悪く、虫歯や脱離の原因になりやすいからです。
ジルコニアインレーが外れたと来院
ジルコニアインレーは、歯と適合があまりよくなりません
外れたジルコニアインレーを、歯に入れたまま
来院なさいました。
脱離した修復物は、そのままお持ちください。
適合が悪く、ジルコニアと歯面に隙間があり
そこから虫歯になっています。
当たり前ですが歯の中は虫歯になっています。
こんな形態インレーは選択肢ではありません。
インレー形態を作る手間暇と
クラウン形態を作る手間では
クラウンのほうがはるかに手間がかかるので
歯科医師はクラウンを嫌がる傾向にあります。
外れたジルコニアインレー
周囲から虫歯になった形跡がよくわかります。
インレーの周囲が虫歯になり、中心部分は虫歯の跡がありません。
明らかにインレーにしたことが原因だと考えられます。
きちんとクラウン形態にしてあれば
このようなことはなかったでしょう。
ジルコニアインレーは手間や時間、お金の無駄使いだけではなく
見ての通り・・・
歯 そのものをダメにする可能性があります。
インレーとクラウン 歯科医院側からの視点
歯科医師側の立場として
クラウンはインレーより、遥かに手間がかかります。
上記のインレーなら、2~3分
クラウンでしたら 20~30分
の違いがあります。
不必要に歯を削る必要はありませんが、
手間がかかっても、
長持ちする方法で直したほうが良いと思います。
歯はもう二度と生えてきません。
インレーを選択する場合には、
ジルコニアのインレーはお勧めできません。
インレーは適合のいい材料を選択すべきです。
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