他院でジルコニアを入れたが、痛くなったと来院 とても多い事例


【2024年9月18日 2:14 PM更新】

概要

いつものことですが、こういった患者さんも

多く来院します。おそらく「ジルコニア」

というキーワードなどで検索に引っ掛かるのだと思います。

他院の後始末が多いのですが、

時間と手間がかかるので

このような場合には根管治療専門医でお願いするのが

一番いい選択だと考えます。

 

これもいつものことですが

同じような患者さんが続けて来院されます。

 

ジルコニアは現在では最良の歯科材料です。

ジルコニアの普及で、歯科補綴の分野の質は

大きく進化しました。

材料以前の問題で、後悔する人が多いようです。

 

痛いのはジルコニアではなく歯に原因がある

1.不適切な処理が原因で痛む ジルコニアが激しい痛みで来院

痛いのはジルコニアではなく

ジルコニアをかぶせた歯です。

ジルコニア除去開始

ジルコニアクラウンはレジンコアに

装着されていました。

 

あれ・・・コアの下が空洞

これは「狂気」としか思えない処置

露出した神経の上に、コアが制作されていました。

この状態だと激しい痛みが出ることは予想できること。

可愛そうなくらいに痛いとおもいます。

根管治療に入ります。

 

2.他院で入れたジルコニアクラウンが激痛 根尖が痛む メタルコアの除去 

ジルコニアクラウン除去開始

修復物を除去して

根管治療をしなければ、痛みはとれません。

 

ジルコニアを除去すると

土台となるコアが出てきました。

 

メタルコアが入っていました。

一般的にメタルコアがあると、受診した歯科医院で

根管治療をしないで

抜去と言われることが多いようです。

メタルコアを除去

一般的にはレントゲンでコアの長さがわかりますが

芯の長いコアがあると、メタルコアを除去しないで

この歯を抜去しないとダメ! 

と言われるパターンがほとんどのようです。

かなり状態の悪い歯です。

根管治療をして、抗生物質 消炎鎮痛剤を処方しないと

痛みはとれません。

 

3.他院で自由診療で入れた歯が痛くなった ファイバーコアの除去根管治療

観て明らかに根尖病巣が原因で炎症を起こしています。

修復物の除去開始

歯肉にで出来た腫物は、根尖に

細菌性炎症があり、膿が多量に発生しているからです。

 

メタルボンドクラウンです。

除去する際には、メタルフレームに焼き付けられた

ポーセレンがぼろぼろと割れてきます。

歯肉に腫物が出来ているのがよくわかります。

ファイバーコアが出てきました。

見るからに状態の悪い歯です。

コア・・土台を除去するにはスキルが必要です。

この場合高い確率で抜去となる場合があります。

土台を除去して根管治療開始 

ガッターパーチャポイントの

除去をしています。

 

最低6週間程度の治療期間が必要です。

 

4.セラミッククラウンの歯が痛くなった

ジルコニア セラミックなどが痛くなる場合には

ほとんどが根管治療が必要になりますので

修復物 ならびにコアを除去しないと

治療ができません。

 

切断除去したジルコニアクラウン

 

切断後の歯の状態

この状態では、ジルコニアクラウンを

被せるべきではないと思います。

土台も除去

感染して細菌が金属を腐食しています。

根管内は明らかに感染しているので

根尖から細菌が顎骨内に広がり、

痛みが出たと考えられます。

 

 

 

 

根管治療をする場合には

根管治療専門医を受診して

根管処置をしてもらいうのが、おすすめです。

●精密根管治療

●米国式根管治療

というキーワードで検索するとよいでしょう。

 




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