【2024年8月23日 7:04 PM更新】
概要
後に加筆
ジルコニアブリッジ制作前に診査とカウンセリング 気持ちをお伺いする
その人の癖を観る 癖を理解しないと・・・・
初診時
歯が長くて大きい。こうなった理由は・・・
以後参照に
これを観て・・・判断することは
やはり・・・・
前歯の先端で噛む癖。
歯科医院がかみ合わせ記録をする際に
「噛んでください」といわれたとき
この状態でかみ合わせると
それがこの患者さんの中心位と記録され
上の歯は、下の前歯の前側に配列された
前歯が出来上がります。
従って上の前歯は実際よりかなり前側になるため
前凸 前突状態で制作されます。
本来の咬合位置
前歯がかなり突出して制作されている。
この癖のある人が歯科医院で前歯ブリッジを制作する際に
この癖を見極めないと、前歯の先端でかみ合わせた位置で
咬み合わせ記録をされるので、制作物がいわゆる
「出っ歯」なってしまうリスクがあります。
裏側から見ると歯列は明らかに外側に配列されています。
ブリッジ除去後
本来の歯の位置がよくわかります。
下顎の歯列も乱配列で前方に押し出されているので
先端加工をして
上顎の歯列が美的に配列します。
技工物完成
この方のは愛には5本で制作しましたが
6本で制作できれば、犬歯アクセントを調整できます。
しかし、何ら問題ない歯を削らなくても
良いので5本 6本は予算なども考慮して
決定すればよいと思います。
もちろん前歯6本で制作したほうが良い場合もあるので
それぞれに関して、お勧めをご提案しています。
設計も色合いもお任せいただいたので、良好な仕上がりだと思います。
当方でいうところの「いい人」は
「ああだ! こうだ!」
と言わないでお任せいただける人です。
ジルコニア装着直後は、顔面の筋はアンバランスです。
次第に筋力で顔面が変わってきます。
今回は前歯5本ですので
犬歯が片方しかありません。
両側の犬歯を含む6本で設計すると
より自由度のある設計になります。
お口の中で形態修正してゆきます。
歯の長さを上唇に合わせて形態修正をしてゆきます。
だんだんバランスが良くなってきます。
ちょっと犬歯のアクセントトーンをマイルドにしました。
お口を開いたり、噛んだりしてゆくと
おもったより早くバランスが取れてきます。
開口時の口角の位置もこれでOK。
一般の人は単純に歯を並べるだけの
ことと還和えがちですが、上の前歯はキレイに並びましたが
歯は上下がかみ合って初めて機能するもので
飾り物をならべているだけのものではありません。
上の前歯の裏には、乱配列した下の前歯が当たるので
よりよい接触関係を作る必要があります。
画像通り、配列は乱れているだけではなく
奥歯と比較して前歯が上に突出しています。
次回の来院までに、歯が動いているはずですので
最初は違和感を残したままで終わりになります。
次回調整のお約束を取りました。
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