インレーブリッジの脱離で来院 インレーブリッジはやらないほうが無難 虫歯の原因


【2024年10月2日 12:09 PM更新】

概要

インレーブリッジが脱離して来院する方は

かなりの割合で支台(土台になっている歯)が

ひどい虫歯の場合がほとんどです。

よく見かける

「インレーブリッジは歯を削る量が少ない」

という宣伝文句がありますが、

ブリッジの支台がインレーなら、ブリッジ制作は

きわめて簡単で、短時間に終われるので楽な仕事です。

削る量が少ない代わりに、支台は簡単に虫歯になるので

いずれは大きく削ってしまう時期が来るので

インレーブリッジは極力やるべきではないと

考えます。

 

歯を不必要に削る必要はありませんが

すべてはは後々のことを考えて行動すべきです。

すぐにダメになって神経処理をするということは

歯をくり抜くと同じ行為です。

都合のいいい宣伝文句に騙されないよいうに

 

インレーブリッジは支台が虫歯になりやすい ジルコニアブリッジに

支台が虫歯になっても、痛みが出るか、脱離しないと気がつかない

この方の場合には、

ラッキーに軽度の虫歯でした。

 

支台には、ねじれ の力が係るので

この幅では、それに対する抵抗力がなく

片側の支台が外れた状態で、力かかかり続けるので

外れた側の歯が重度の虫歯になって来院する方が

しばしば来院します。

 

ブリッジの支台歯形成

こういった形態に歯の形をするのが

ブリッジの基本です。

歯をキャップする形なら、ねじれの外力に

抵抗するだけの維持力があります。

技工物完成

ジルコニアブリッジ装着

 

この症例の自由診療総額 税別

●ジルコニアクラウン奥歯 32,000円x3

 

インレーブリッジはダメ 脱離 除去 その2

歯をあまり削らない・・・歯科医の手間がかからないだけ

支台になっている歯がダメになってしまう例が

あまりにも多い。

奥のほうの支台は穴が開いています。

手前の支台のインレーと歯の隙間に

大きな虫歯があります。

インレーブリッジの典型的な予後不良です。

インレーブリッジはこのように人工的に

ひどい虫歯を作ってしまう原因になります。

 

インレーとなっている支台は

中心まで侵され、神経まで虫歯が及んでいますが

クラウン側の支台は、メタルクラウンに穴が開いているにも関わらず、

クラウンの支台は無事といえる状態です。

ひどい虫歯です。

すでに神経が侵されているので

根管処置が必要です。根管処置をするということは

歯をくり抜く必要があり、その体積のほとんどが

失われることになります。

インレーブリッジにさえしなければ、

このような悲惨な状態にはならなかったでしょう。

 

北村歯科WEB内検索

 

インレーブリッジはダメ 脱離 除去 その3

銀歯ブリッジを白い歯に交換目的で来院の方です。

手前がクラウン支台 奥がインレー支台

除去してゆきます。

 

 

インレーブリッジの除去は簡単

インレー側の支台が大きく虫歯になっています。

この場合には奥側の歯の神経処置が必要で

根管治療になりました。

手前のクランウンを切断すれば簡単に除去出来ました。

ということは奥の支台は完全に脱離の状態で

中心までひどい虫歯の状態です。

インレーでは、曲げの外力に弱いために

すぐに歯面から脱離して

唾液が入り込み、都合よく中身まで切磋してありますので

加速度的に虫歯になってしまいます。

手前にスリットを入れれば簡単に除去できました。s

 

 

 

 




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