歯ぎしり 咬合挙上 長期にわたって通院


【2021年1月14日 12:40 PM更新】

重度歯ぎしりで、前歯を保護するために咬合挙上

長期にわたって通っている患者さんですが

お仕事の関係で、海外勤務になり

年数がたっての来院でした。

新型コロナの関係で

一時日本に帰国なさったそうですが

ご自宅が横浜への通院圏内ではないために

飛行機でのご来院です。

 

そこまでして来院していただき

ありがたいことだと感謝しています。

 

過去の修復歴もあり、あらかじめ計画をたてて

お時間を調整しながらの、治療となりました。

 

7年ほど前に、ある程度の修復がしてありましたが

海外で損傷個所をレジン治療したので

その部位の崩壊を始めたとのことです。

あらかじめ、お口の中の写真を送っていただいたので

最初から計画的に治療をすることができました。

 

送っていただいた写真をみて

予想よりもはるかに減りがすくないので

良かったと思いました。

 

 

 

 

 

まずは左側の損傷した歯をジルコニアに 

 

あらかじめ、咬合挙上する位置を決めて

ジルコニアの咬合位置を設定してあるので

上下の前歯に空隙ができました。

ご本人は、前歯が短くなりだしたのを気になさっていますが

将来歯ぎしりが加速した際に

前歯を修復するスペースを確保するために

咬合挙上を行いました。

 

 

次に右側の大臼歯二本をジルコニアに

これで左右のバランスが取れました。

 

第一段階の咬合挙上で上下のスペースを作りましたが

ジルコニアを装着した歯は

生理位置まで沈下するので

一度持ち上げた、上下の位置関係は

奥歯が沈むことにによって

隙間は狭くなります。

しかし、初期状態を放置すると

やがて、前歯が大きく摩耗して

長さを失うことになります。

前歯が長さを失うことにより

修復が不可能になるということも

将来的には想定できることです。

この段階では前歯の頂点付近は消失していますが

それほど大きく形は崩れていないので

今回は前歯には手を付けずに

将来に向けた対策をしました。

 

歯ぎしりの方の大きな特徴

 

歯を噛んだままの状態で

下の顎が自由に動くので

すべての歯が同じ長さになってきます。

しかし、奥歯をジルコニアなどの

摩耗に耐性のある材料を使うことにより

前歯の減りをあらかじめ予防することにより

自分の前歯の保護対策をします。

 

 

この症例の自由診療総額

 

●ジルコニアクラウン奥歯 32,000円×4本

ジルコニアクラウンに関する一連の行程

(削る 方取る 修復物制作 装着 調整など)

を含んだ費用です。

その他、初診 検査 歯周病処置などは

健康保険を適応しています

 

 

 

当院ではメールやお電話のご質問には対応していませんが

こちらの方はしっかりした方で、

それを承知の上で、お名前を名乗っていただき

「写真を添付のうえ、メールで状態を確認してもらって

良いですか?」

という感じで、あらかじめご連絡がありました。

立派な社会人としてのこうどうであるなあ と

感心しました。

 

送っていただいた画像

とても的を得た画像だと思います。

過去に通院なされていた方ですので

スタッフの方も印象深く覚えていました。

 

顔面の変形を気になさっていたので

これは2021年月より対応する予定です。

 

 

顔面の左右バランスが崩れていないので

とても良い感じになると予想できます。

上下のあごの距離が元に戻ることにより

とても良い顔つきになると思います。




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