プロビショナル レストレーション モックアップ


【2019年8月14日 4:35 PM更新】

完成後の前歯をシュミレーション

あらかじめ、完成物と同じ手法で歯を製作

手間と経費がかかることですが

前歯を製作前に、治療前の歯形をスキャンして

3Dシュミレーションで完成物の形態を

あらかじめ設計して、それを精密加工して

合成樹脂の材料で歯を製作して、

仮歯なり、完成後の予想をしたモックアップなりを

製作すれば、術前に完成形態が予想できるほか

実際にお口の中に装着して

あらかじめ前歯完成後の顔貌を

シュミレーションする事ができます。

 

製作した、モックアップ

 

厚さは0.5mm以下です。

実際にお口の中に装着するならば

クラウンのような

かぶせ物の形態ではなくて

ラミネートのように

表側から貼り付ける形にすると

完成形態がシュミレーションできます。

 

クラウン形態ならば

そのまま仮歯として使うことができます。

 

目的によって形態を

選択すれば良いと思います。

 

精密削り出しの技術により

極めて薄く製作する事が

可能となりました。

前歯の状態を石膏模型にしました。

歯ぎしりによって、前歯が大きく咬耗しています。

薄くなった先端部部分から、

崩壊していてゆくので歯が短く

薄くなっています。

 

重度の歯ぎしりで、裏側からの咬耗で激しく削れています。

上下の歯に隙間がありますが、

静止状態で上下の歯が接触していなくとも

無意識状態での歯ぎしりは

顎が湾曲する状態で上下の歯が接触するまで

力が入ります。

覚醒時ではあり得ない事が

無意識で起こります。

 

下顎の前歯は、中心からずれていますが

実際にはあまり気にならないかもしれません。

静止状態であたっていなくとも

歯が減ってしまうのは

歯ぎしりが無意気状態で起こり

想像以上の咬合力がかかりますので

顎がフレキシブルに歪んで

上下が接触 咬耗するからです。

 

 

石膏模型を削ってシュミレーションを入れてみる

完成後の形態予測ができます

 

シュミレーションでの噛み合わせ

歯ぎしりの習癖がなければ、これでOKですが・・・

単独クラウンでこれを製作すると

激しい咬合圧力で

歯が破折したり、ひどい場合には脱臼なども

視野に入れてクラウンを製作しなくてはなりません。

この症例の場合には、咬耗で歯冠長(歯の長さ)

が無いために、修復物が外れてしまう

脱離まで考えなくてはなりません。

 

 

現在では様々なモックアップの製作方法があります

インビサラインでの矯正の場合などは

「スマイルデザイン」と呼ばれるモックアップを

フロリダ--アメリカの

に電子発注をして、実際のシュミレーションを

する場合が多いようですが、

大きな欠点としては

「手間と経費」が掛かる事です。

 

この症例のような場合には、ジルコニアのクラウンを

2回作る以上に時間と経費がかかるので

自由診療専門とする高級歯科医院や

海外などでは、手法はスタンダードになっています。

 

モックアップ プロビショナルの費用

当院では費用負担をしていただきませんが、

この症例では、術前に慎重を期すために

費用負担はありませんでしたが、

特殊な場合を除いて

ここまでのシュミレーションはしていません。

 

一般的な実際にデジタルで歯を製作しているので

一般的には、健康保険のCAD/CAM冠

程度の負担が必かもしれません。

 

健康保険で、CAD/CAM冠を製作すると

型どりから装着までの

健康保険での負担金は

1本8600円円程度ですので

これが6本で、なおかつ

健康保険ではなくて自由診療になりますので

それなりの費用はかかるかもしれません。

 

このようなデジタルシュミレーションを

やっている歯科医院は我々と

料金大系が全く異なります。

 

実際にモックアップや

プロビショナルを作らないで

PADなどの画面上で

無料シュミレーションをしている

歯科医院は、数件あると思います。

 

自由診療総額

デジタルモックアップ費用 無料でした

費用の発生する自由診療

ありませんでした。

 

無料にする弊害として、価値が分からず

やりっぱなしになったので

せっかく制作した

デジタル プロビショナル クラウン

試適 仮着 

なしにそのまま放置となりました。

 

無料にすると、放置されることが

あまりにも多かった歴史があるので

今後は、無料処置を縮小します。

 

★より詳細な情報や症例は 2019年特設ページ こちら

https://dr-kita.com/dental2/

 

★細かな情報はブロトップから

http://dr-kita.com/wp/blog

 

 

 




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