【2018年3月14日 4:56 PM更新】
歯周病はあきらめないで継続が大切
定期的なお手入れに来院されて
手を付けていない状態の画像です
末期の歯周病で、
前歯を支えている骨が消失しています。
当院では似たような画像も多いのですが、
この方の場合でも何処へ行っても、
歯を抜くしか選択肢はない症例です。
ご本人も努力して、
初期段階ではかなりの回数を通っていただき
それから半年に一回お手入れをしてきました。
接着剤でエナメルボンディングで
揺れている歯を固定しながら
あきらめずに・・・・
「10年」
維持しています。
あと、何年持つのか?なんて考えずに
お手入れしてきました。
当院ではこうやって、
患者さんが自覚を持って
お手入れする方が多いので
喜ばしいことだと思います。
お手入れ前ですので、先端部分に歯垢がたまっています。
歯周病でもはを抜かないで、10年維持
歯周病でも歯を抜かない決め手は、
継続と回数にあります。
これはあまりデータになっていないことですが
繰り返し、繰り返し、超音波スケーラーで
スケーリングとルートプレニングを続けると
次第に炎症が治まってくる場合がほとんどです。
しかし、通院が面倒というのは患者さん側の都合
歯科医院がわの都合として、
時間が掛かる 健康保険の兼ね合い
といった障害もありますが、
いざとなれば健康保険の適応外にして
「費用なしの自由診療」としてしまえば
患者さん側のご負担は「来院するだけ」になります。
当院では健康保険でのご負担を最低限にして
可能な限り歯周病治療をした後に
その後の方針をご相談する事にしています。
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