矯正中はきちんとメンテナンスを 海外から


【2022年7月14日 12:25 PM更新】

矯正と歯周病 シンガポールで歯列矯正をしているが 20代男性

矯正中は歯周病になりやすい

シンガポールで矯正中の方です。

ちょっと見てほしいとご紹介で来院されましたが、

矯正装置があるのに

「ハイチュー」が大好きだそうです。

 

軽くスケーリングをしましたが

激しい出血です。

歯周病は、歯間乳頭から始まる

 

歯と歯の間にある歯肉の突起を歯間乳頭と呼びます

(interdental papilla)

歯周病はこの部分から始まります。

この患者さんの場合には、細菌より歯肉が

増殖しています。

帯状に炎症を起こしてはれあがっていますが

歯間乳頭は、卓球のラケットのように

増殖をして腫れあがっています。

 

 

 

特にひどいのは下顎の前歯

矯正装置の上まで歯肉増殖

ブラケットが隠れるほど歯肉が増殖しています。

徹底的なスケーリングを毎週のように行い

徹底的に歯周処置を行った後に

歯肉切除などの必要があると思います。

(レーザーでやれば簡単です)

 

参考画像 増殖のしていない一般的な歯間乳頭

歯はかなり傷んだ例ですが 歯間乳頭を比較してください

ちょっと条件の悪い例と比較しますが・・・

ブログ内の画像で条件の悪いものを。。。。

 

古いメタルボンドを交換前の様子

若干の歯周病はありますが

上の例とは比較にならないほど

良好です。50代女性

 

参考 ごく普通の人 30代女性

歯間乳頭は三角で尖った形態をしています。

 

歯周病の歯間乳頭と一般的な歯間乳頭

歯周病で炎症状態の歯間乳頭 一般的は歯間乳頭

翌日 歯周病治療とレーザー処置

日本の健康保険は考えないで治療できる良さ

この患者さんの場合には

時間がないのでやむないことですが

翌日も処置をしましました。

一般の健康保険では「歯周病治療のガイドライン」

に沿って治療は進められます。

初日は、検査、指導、

歯肉上の歯石除去などになります。

一週間時間をあけて、検査して

歯肉の下にある歯石除去などの

歯周ポケット内部の処置を行い、

それから外科処置になります。

この患者さんの場合には

海外からいらしているので

健康保険での請求がありません。

日程などの制限があるので

健康保険の制約外ですので

考えられるベストを選択することができます。

上顎はかなりの改善しました。

このまま時間があればかなり良い状態に

なると思います。

しかし本日出国 時間がありません。

上下の画像を比較してください。

上が本日

下が昨日

本日 炎症は軽減しています

昨日 歯茎に激しい炎症と腫れあがりがありました。

問題は下の歯肉の炎症との歯肉増殖

増殖した歯肉を除去しないと

歯周ポケットがなくならないので

ますます歯周病 歯肉炎はひどくなります。

それぞれの画像で増殖したり、腫れたり

遊離した不良歯肉は、レーザ処置で

切除します

このレーザ処置には炭酸ガスレーザー

という機種のレ-ザ-使用しましたが

もちろん無麻酔で行っています。

遊離した歯肉を確認、この部分を切除しなければ

基本治療だけでは改善しないと思われます。

遊離した歯肉を確認

この部分を切除しなくては

歯周ポケットが改善しないので

治療してもあまり効果は出ないと

考えます。

この部分切除の必要があります。

増殖した歯間乳頭歯肉 切除します。

遊離した歯間乳頭にレーザーで切開線を設定

下の歯肉切除後

下の歯が見えてきました。

2~3日でかなり良くなると思います。

無麻酔でしたが、

術後直後も全く痛みがないとのことです。

この4時間後、羽田からオーストラリアに出発です。

翌々日 画像が届きました。レーザー歯周病処置

翌日にはシドニー その翌日はシンガポールに

移動したそうです。

シンガポールからの画像です。

歯周病のレーザ治療は極めて有効な手段です

歯周病にもいろいろな症状がありますが

増殖性の場合には、その治癒過程を含めて

レーザーの応用は有効な手段だと思います。

矯正装置が隠れるほどに増殖した歯肉が

きれいにヒーリングしています。

二か月後矯正装置は除去の予定だそうです。

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とても多い矯正の保定ワイヤー放置で、重度歯周病

保定装置の放置は、ひどい歯周病になる可能性

歯列矯正の最後の段階になって

後戻りを防ぐために保定装置を装着します。

この保定装置の放置で

歯周病がかなり進行した方が

多く来院します。

「保定期間が過ぎたら矯正歯科で除去するように」

とアドバイスしても、除去してくる方は

10人に1人程度です。

大金をかけて矯正する

歯周病になる。

歯がぐらぐらになり、歯を失う

こうならないようにアドバイスするのですが

残念なことに、ほとんどの方は軽く考えているようです

 

こ定装置があるので、歯石がたまり歯肉が炎症起こしています

 

歯石除去後 ひどい炎症です。

保定装置は、接着性レジンで止めてあるので

歯面に大きく接着剤が付着しているので

細菌の絶好の繁殖場所となります。

放置その2

接着レジンが歯と歯肉の間まで過剰に塗布されています。

歯槽骨を含めて、大きな破壊が生じています。

その3

矯正中 矯正後の歯周病は要注意

歯列矯正は、歯が動く方向は

あごの骨を破壊しながら動いてゆきます。

あが動いた部分のあごの骨は

破壊-再生されたものです。

一度はないされたものが再生しているので

破壊前より良い骨ではないことを

考えなくてはなりません。

矯正して歯を失う?あってはならないことです。

くれぐれもご注意ください。

矯正医に一言 矯正中のメンテはきちんと責任を持ってください。

我々の100倍の治療費ですから、矯正終了まできちんと管理してください。

スケーリングや歯面清掃は

責任をもってやってほしいです。

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