歯の中の神経(歯髄)の突然死


【2019年9月26日 8:27 PM更新】

まれに起こる歯髄の突然死

虫歯がなくても、神経が死ぬことがあります。

症状としては軽い痛みから始まって。。。

外観では何でもない歯が痛むことは

良くあることですが

ほとんどの場合は知覚過敏で

徹底的に

お手入れする事で収まります。

 

当院でも、「歯がしみる」といらした方は

ほとんどが歯根が露出していたり

歯ぎしりで咬耗して

エナメル質が消失して

そこからの刺激に

知覚を感じる方がほとんどです。

 

その場合には徹底的なクリーニングと

お手入れで収束する場合がほとんどです。

 

これを見分けるには、経験則と確信力

他の歯科に歯が痛いと行ったが

「どこが悪いのか分からないので様子を見ましょう」

ということになったそうです。

その歯医者さんはなかなか

立派な方だと思います。

 

レントゲン画像を見ると

歯の付け根あたりの

歯と歯槽骨の間の隙間が広がっています。

おそらく歯ぎしりなどの

負担過重があるのではないかと

思われます。

 

どの歯が痛むのかは、何度も何度もしつこく審査

徹底的に審査して、歯を特定したら確信力を持って治療

この場合には

歯の上部から削って神経(歯髄)を

処理して根管治療をしなくては

症状は治まりません。

 

すぐに、麻酔!麻酔!という方が多いのですが

麻酔をすると状態の判別ができません。

 

この方は理解力があり

協力的な方でしたので

覚悟を決めて治療開始です。

 

セラミックが入っていましたが虫歯なし

 

やはり虫歯はありませんが

当方では治療の途中でも

その状態をカメラで見ていただきます。

 

削った底には,歯髄の一角見えています。

しかし虫歯らしい部分はありません。

 

この状態まで削ると

健全な歯髄の場合には

気絶するほどの痛みがあります。

しかしこの場合は

歯髄が壊死していますので

痛みがありませんでした。

 

あとは、普通に根管治療

歯の切削量も最小限で済ませれば

かぶせ物を作らなくても済みます。

この後根管治療をしてゆきます。

当日はアクセスオープニングまで

根管内に治療薬を封入して

同時に抗生物質と消炎鎮痛剤を処方しました。

歯髄の突然死の場合には

本来は感染しないのでは?

思うのですが、まず感染しています。

歯にミクロの亀裂か入り

そこから感染しているのでは

ないかと思っています。

 

この患者さんの場合にもすぐに

痛みは消失したとの事です。

 

 

★より詳細な情報や症例は 2019年特設ページ こちら

https://dr-kita.com/dental2/

 

★細かな情報はブロトップから

http://dr-kita.com/wp/blog

 

★2000年からのオールドページ

https://dr-kita.com/dental/

 

★医院ページindex

https://dr-kita.com/

 

 

 

 




前へ:«
次へ: »

新着記事
カテゴリー別
月別アーカイブ


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ご予約・お電話でのお問合せ

ご予約やお問合せは、お電話または受付にて承ります。
▼ご予約・お問い合わせはこちら

TEL:045-504-6600

TEL:045-504-6600