技工部 ジルコニアの製作


【2019年6月1日 12:59 AM更新】

修復物の製作は裏方で行います

ジルコニア製作過程

ミリング--削り出し

ジルコニアを製作は、

治療計画から始まり

お口の中で歯の土台の型どりをして

土台を製作

その土台をジルコニアを装着

する形に削る(支台歯形成)の後

1.院内でかたどり

2.院内で模型作り

 

をした後 技工所に送られます。

技工所では

1.作業衣模型の製作

2.デジタルスキャン

3.デジタル上での設計

 

をした後、ミリングマシンという機械で

削り出しを行います。

 

削り出し直後のジルコニア

円形状のディスクを削り出します。

このディスクに設計した

ジルコニアを、ミリングプログラムにて

配列して、機械に装着。

その後精密加工をします。

 

箱の走り書きの意味すること

削り出す際に、その歯にしてされた

色別にディスクを選びます。

箱に書いてある A2とかA3.5というのが色です。

 

厚さによる仕分け

箱の14 18 と言う数位は

ディスクの厚さです。

背の高い歯は、厚いディスクで

削る必要があります。

ブリッジは湾曲しているので

より厚いディスクを選択します。

 

黒い箱印刷がある箱は 

ウルトラハイトランス

 

ブルーの印刷は

マルレイヤーです。

 

色、形態、色調によりディスクを区別します。

 

削り出したジルコニア

1本の削り出しは

約30分です。

 

3本ブリッジなら1時間半

 

約40本を削り出すのに

1200分 単純には20時間ですが

これでは仕事にならないので

ジルコニアのマシンを5~7セット用意してあります。

ディスクから、取り出すにもかなりの時間と

集中が必要です。

 

マシンも高額機械です。

 

セットでの価格は、横浜で小さなマンション

が買える価格です。

ポルシェと同じような値段です。

ポルシェを5台も6台も

買える金額は、

一般人では調達できないでしょう。

 

 

また、良く壊れる。その度に

メーカを呼ぶ手間と経費がかかります。

また「ライセンス料」といって

持っているだけでも、

一台につき年間数十万です。

維持費だけでも大変な金額になります。

 

ディスクから取り出したら結晶化

1450℃で7~14時間の「焼結」

時間がかかる作業が続きます。

その後ジルコニアは

作業模型に装着して

修正調整とつや出しが行われます。

 

したがって2~3日では製作ができません。

また、経費がかかる物です。

それなりの費用がかかるのは

やむないのかのかもしれません。

 

弱小歯科技工所には手が出ませんので

歯科技工所も、取った仕事を

外注している場合が多くあります。

 

北村歯科は安いので、材料は中国製ですか?

とのお問い合わせがありますが

ジルコニアの材料はどんなに高くても

1本1800円を超えません。

それより、人件費、設備費

などの運営に経費がかかります。

 

安価な粗悪材料を使用して

精密加工の時に「エラー」が出るのが

遙かに高くつくので

いい加減な材料を使用すると

大損になります。

 

歯科技工士はデジタルに関しては

待ち時間が多いのですが

実働時の時給は3~5万円になります。

 

ここの技工部で一番の給料取りは

月額150万円ほどで

歯科医師は足下にも及びません。

 

しかし,一般的な歯科技工士さんは

劣悪な環境と労働時間に見合わない

低収入で、厳しい生活をしているのも

確かで、今後はいろいろと

改善してゆかなくては、

この職業は消滅するかもしれません。

 

今回は一般では見れない裏側の

話題でした。

 

 




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