ジルコニアを入れた歯を、同じ歯科医院で抜去するといわれて・・・


【2024年8月26日 8:41 PM更新】

概要

いつものことですが

他院で抜去・・という事例です。

ジルコニアを装着したのち、そんなに時間がたたないうちに

今度は、その歯を抜去して、

インプラントかブリッジと言われたそうです。

 

転院してくる多くの患者さんは

治療した歯科医に言われたことを

「神の言葉のごとく」何度も繰り返します。

「その状態を見せてもらいましたか?」

という問にに、答えられる人はまずいません。

 

「ああだ!こうだ!」の後に

●結局何をしてほしいのか?

●何が目的でここに来たのですか?

という問いにも答えられない人が多いので

方針が決まらない人に対しては

何も手が出ないことがしばしばあります。

 

本音を言うなら転院はカンベンしてください。

手間と時間と対応に時間がかかります。

 

いつものパターン 抜去して***しましょう と言われた

治療期間が長くなると、ほかの歯がダメになる?と言われ

状態が良くないのに、ジルコニアを制作したとのことです。

そんなことあるのか?

と思いながら外観から診査

すぐに目に留まるのは

矢印の部分 顎骨が破壊されています。

かなりきついの臭いが出ているとのこと

歯が割れているといわたそうですが・・・

詳しいことは上部構造を除去しないとわかりません。

レントゲン撮影後

ジルコニア除去

出てきたものに呆れました。

即時重合レジン いわゆる即重ユニファースト

かなりの悪臭がありました。

もちろんファイバーコアも入っていないし

土台 コアとは呼べない状態です。

除去するときに診療室全体が臭くなるような状態です。

はっきり言って、バイ菌の巣 という状態。

歯は割れていませんでした。

土台ではなく仮歯の材料なので

ものすごく柔らかく、悪臭がひどい。

 

根管口の明示

四本の根管の入り口を明確にするのが

根管治療の基本です。

 

側面の顎骨がかなり破壊されています。

治療が進むと次第に滑沢になってきますが

治療期間は平均2か月くらいといったところです。

除去したのは、ジルコニアでしたが

かなり柔らかかった感じです。

この後根管治療をしてゆきます。

二度目の来院 この状態での根管重点はBIO-C と決めて

以下意味が分からないかもしれないが・・・

根管治療を進める

かなりキレイにはなってきたけど

根管充填剤などが出てきましたが

根尖が壊れた状態で普通の02テーパの

ポイントでは充填できないのに

そんなものが出てきました。

根尖が壊れているので#55でも貫通

こういった場合には 06テーパーの

かなり大きな番号のもの…#60とかで

先端が貫通しなければシングルコーンで

自己硬化型で組織修復能力のある

根管充填剤を選択する予定

貫通ですので

 

 

続く・・・

 

 

 

 




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