【2023年11月10日 11:25 AM更新】
概要
重度歯周病でジルコニアセラミックのご希望です。
かなり進行した歯周病のですので
各所にぐらぐらの歯があります。
当方としては「自由診療はやめた方がイイ」
とのアドバイスでしたが
患者さんからのどうしてもという切望で
治療に入りました。
若干の費用負担があるジルコニアも
当方は安価なので「消耗品」と割り切れるなら
お口の中 見た目の美観 などをよくできる
チャンスはたくさんあると思います。
下顎右側ブリッジ装着時
ジルコニアも消耗品と考えられるなら いろいろなことが可能
重度歯周病で多くの歯の状態がよくない
相手のない歯は、最終的に下の歯肉に食い込むまで
伸びてきます。これがあると下顎のブリッジが制作できません。
かみ合わせる歯がないと、歯や顎が変形して
歯が入れられくなることが多くあります。
この状態だとしたのは歯入れるスペースがありません。
したの歯のスペースが全くありません。
下顎ブリッジ製作開始 奥歯を入れてから前歯を試作の大原則
突出した歯をカットしてスペースを作りました。
一つの塊から削りだされていますが
暑い部分、薄い部分で色合いが異なって見えます。
透明度のある材質なので、厚い部分は濃く見えます。
奥歯のブリッジ完成
末期歯周病で飛び出して、グラグラの歯を抜去します。
かなりの位置まで出っ張っていますが
グラグラで歯としては使い物になりません。
抜去当日の変化
抜去前
抜去後 その部位の内側にある歯を神経処理をして形態修正
人と会うので・・・と抜去を遅らせましたが
どちらがよかったか?
ご本人んには理解してもらえませんでした。
人間の脳は、見た視野のなかで、
明らかな「異変」があるのを感知する能力があるようです。
なら積極的に異変をなくすことが、
他人の印象をよくするキーポイントだと思います。
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