激しい歯ぎしりは 顔つきさえも変える


【2024年2月26日 7:01 PM更新】

概要

歯ぎしりは睡眠中無意識で行われる習癖なので

本人はどの程度のものか多くの方が気がついていません。

歯ぎしりは、行くところまで行ってしまうと

対応がかなり困難になります。

歯が崩れだす前に対応が必要だと考えます。

 

 

歯ぎしりで偏った摩耗をした前歯の修復

歯ぎしりの場合には、奥歯の修復が必須

すでに奥歯が入った状態

 

右や左に大きくスライドして

大きく歯が減るばかりか

かみ合わせも大きくズレています。

奥歯のメタルボンド大きく摩耗して

金属が出てしまっています。

ここの3本をジルコニアに交換して

上下関係を維持する

 

かなり進行した虫歯で歯の50%を消失

根管治療に時間がかかりました。

ジルコニアに交換

これで上下関係が構築できました。

 

一般的な歯科技工士は歯並びの水平垂直がつかめない

水平垂直が理解できないのはやむなし

 

基準点を描記したブロックをお渡ししているが

これが水平と考えたようです。

しかし、これを水平だと思うのはやむなし。

航空機事故で多い・・・

空間識失調

だと考えれば納得。

これは顔面に対して水平垂直が合致していない角度です。

 

 

既存のジルコニアが装着されているので

正中の二本の歯を製作する上の基準とすべく

送りの中で加工してあります。

歯科技工テクニシャンには、

水平垂直を描記したブロックを送っています。

 

実際に

実際に装着しました。

やはり・・・・

基準のブロックよりも

目で見た光景を信じるのが人間なのです。

装着すると、模型で水平に思える位置は

顔面の水平垂直とかなりのズレがあります。

 

お口の中でジルコニアクラウンの形態修正

装着したジルコニアの形態修正も

ある程度自由に修正できます。

 

修正中

次第にバランスが取れてきました。

 

歯が原因で顔面 顔つきが変化した場合には 今回は前歯2本だけなの残念

修正する場合にはある程度の本数が必要 もっとやってあげたかった。

右に 右に無理な動きをしている場合には

顎の先端 鼻の先端の位置が変わってきます

修正するには顎の動きを時間を掛けて制御することで

かなり改善した例がたくさんあります。

修正後は、ご本人の顔面の筋肉が

次第に修正してくれるのを期待します。

 

顔面の中心に線を引くと

顎が右に大きく動いてしまったら

それに引っ張られるように

鼻や瞼などが右下方向に引っ張ぱられるので

長い間この習慣を続けると顔面のバランスが

変化するのは安易に想像することができると思います。

 

長い間に左右の差が生じて

顔面が右に引かれる。

この変化を中心に近づけるよいうに戻すには

ある程度顎の動きを変えてあげる必要があるので

前歯2本のジルコニアクラウンだけでは

出来ない処置です。

この症例の自由診療総額 税別

 

●ジルコニアクラウン前歯38,000円x2本

 

 

 




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