下書き 重度歯ぎしりで歯周病 長い間メンテで維持してきたが


【2022年8月16日 9:26 PM更新】

概要

歯周病でなおかつ重度歯ぎしりの症例です。

10年以上固定処置で歯を維持してきましたが

一本の前歯が限界に来たので

ご本人のご希望もあり、

ジルコニアでブリッジを製作しました。

いい人だから、ここまでできました。

歯周病と重度歯ぎしり ジルコニアブリッジ

長年にわたり、歯石除去や固定により維持してきた

 

定期的にお手入れをしてきた患者さんです。

しかし、延命処置も限界に来ました。

ご本人もその点はご理解いただいており

自由診療のジルコニアでブリッジを

制作することをご希望なさいました。

 

重度の歯ぎしりで歯の先端がナイフで切ったように

なくなっています。

同時に歯周病で歯の周囲の組織が消失しています。

 

抜去した歯です。

根の先端部分に黒い着色物がありますが

これが「縁下歯石」と呼ばれる、

歯茎の下に発生する歯石で

これがあると顎の骨が根の周囲から破壊され

最終的に歯が抜け落ちてしまいます。

 

画僧のとおり、歯肉下遥か下の方

に微妙に黒い歯石が残っている状態で

歯茎から根の先端付近まで

ほぼ滑沢になっており、限界まで

「ルートプレーニング」(根面の滑沢化と言われる)

に成功しており、これを見て、

限界まで、治療努力をしたことがわかります。

また、先端部分はもっと尖っているものですが

先端もカットされたように吸収されていますので

歯の神経も失活して、ご本人の免疫力により

体からこの歯を排除する反応があったことが

分かります。

 

抜去した歯を見れば、その状態はある程度推測できます。

抜去直後

急性炎症もなく、そのまま抜け落ちた感じです。

 

創面の修復を待ってブリッジ製作に入ります。

慢性的に歯周病があり、長年にわたって骨の破壊があるので

創面の修復には時間がかかるとともに

歯肉には大きなくぼみがあります。

 

デジタル設計 その1

歯面の状態から、歯ぎしりの顎運動を予測して

前歯を設計してあります。

大胆に6本のブリッジなので、設計に自由度があるので

もっと美的に設計しました。

歯の先端付近に顎運動による

斜面を想定してありますが、斜面のより急角度にすることにより

美的なデザインとしました。

 

デジタル設計 その2

上段が修正後

下段は初期設計

 

より美的に設計してあります。

もしも奥歯もジルコニアにできるなら

もっと美的に設計できますが、条件内で可能な努力をしています。

先端の斜面の角度と面積が変わっています。

技工物完成

 

裏側から

マルチレイヤージルコニア

歯頚部は色が濃く、先端は白く透明度がある

グラデーション構造になっています。

 

装着

 

顔面の計測もしてありますので

水平 垂直的な位置合わせも良好であり

自然感が出ています。

 

奥歯の銀歯を健康保険で白い歯に とのお申し出がありましたが

健康保険のCAD/CAM冠は絶対にお勧めできない

CAD/CAM冠は強度もないために

「歯ぎしりの方はやめた方がいい」と

アドバイスさせていただきました。

歯としての機能はCAD/CAM冠よりも

金属冠の方がはるかに優れているからです。

この症例の場合には、奥歯の金歯を白い歯にできれば

もしも奥歯まで、ジルコニアクラウン ジルコニアブリッジ

が適応できるら、「咬合挙上」というテクニックで

別人に変えることも可能であったと思います。

咬合挙上の症例はこちらをクリック

 

この症例の自由診療総額

●ジルコニアクラウン前歯 38,000円×6本

 




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