【2025年9月19日 12:32 PM更新】
概要
制作中
何度詰めても取れる—と来院 なんでもレジンで処理する歯科医院
通常なら、あり得ない充填方法 最初の撮影
初診時最初のチェック
歯肉に詰め物 かぶせ物がしてあります。
歯科医院でやったのですか?
とお伺いいたしました。
同じ歯に繰り返しレジン充填がしてあります。
充填物はポロリととれました。
ここまでの状況を
外側も劣化したレジン充填
レジン充填をした場合の末路。。。。
大臼歯などの力のかかる部分にはレジン充填は
やめたほうが無難です。
このケースは片っ端からレジン充填がしてありますが
近い将来崩壊が始まるかもしれません。
次回来院時に 当該部位のヒストリーを患者さんから聞き取り
前歯科医院で、この歯の歯根を一本
抜去したのち、隙間があるので充填してもらったとのことです。
ということは。。。。過剰充填の中には
何もないということです。
前回当該部位を紙面清掃すると
歯肉の炎症が収まり、歯と歯肉の間に
隙間が確認できました。
歯科的常識から、このような場合には
歯と歯肉を密着させるのではなく
きちんと清掃できるようにあ
リジラップ型ポンティック のような形態に
するべきだと考えます。
隙間がある、すきまがある!
と言われても、安易に充填して患者さんを黙らせるより
どのようにすべきか?を説明して
理論通りにすべきだと思います。
初診時の状態では著しく歯の寿命を短くするのは
当然のこと、急性炎症を起こして
患者さんを苦しめ原因でもあります。
丁寧に歯の下面を形態修正
最終的に歯ブラシで清掃できる形態に
この形態がブリッジの歯のない部分 ポンティックという
もので表現すると リジラップ型
という形態が一番良いと思われます。
レジン充填は節度をもってするものだと
これをある程度の基準でやり直すには
時間と手間がかかるので
当方では当該部位だけの処置で終わりました。
参考
リジラップ型ポンティック とは
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