【2024年4月11日 9:42 AM更新】
概要
土台(コア)からジルコニアがとれたと来院
きちんとした土台を作らないと
クラウン ブリッジなどがすぐ外れてしまう
可能性がありま。
今回は特別に、外れたジルコニアブリッジを使い
土台だけ制作して、新しく作らなくとも
外れたジルコニアブリッジを再装着しました。
ジルコニアクラウンを新規製作しないで 土台だけ制作
脱離したジルコニアブリッジはそのままで、土台だけ制作
脱離したジルコニアブリッジ。
金属製のコアの上にブリッジが制作されていますが
コアの杭(くい)の部分が短く、これでは脱離しても仕方ないと思います。
この画像をみて、何が何だか分かりにくいかもしれませんが
白い部分がクラウン、銀の部分が杭となって
歯根にささっています。
刺さる部分が小さすぎるので、脱離するわけです。
ブリッジからコアを分離
この長さのコアでは、数十キロの外力に耐えられません
形をとります。このような形態でないと
外力に耐えられません。
お口の中の様子
模型を作り、そこに脱離したジルコニアブリッジを
試適しました。
ジルコニアブリッジにコアを制作
お口の中に装着
ジルコニアクラウンを制作するより、ジルコニアと歯の間に土台を制作するほうが
はるかに手間と時間がかかる作業なので
一般の方はジルコニアクラウンを新製することをお勧めいたします。
他院で抜去と言われた コアがだめで、脱離した 参考事例(とても多い例)
前歯が脱落したので受信 土台がきちんと製作されていない
脱離した修復物に問題があり
なおかつ、歯もほとんど残っていない状態
歯の周囲の炎症もあり、あまりいい状態ではない。
脱離した修復物
杭の部分があまりにも小さく細いため
適合が極めて悪い
仮歯を制作
歯の杭はこのような形で制作しないと
脱離する
比較
こういった杭不良で脱離する修復物は
かなりの頻度で遭遇します。
ご参考まで
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