歯並びが乱れた一本だけのジルコニアは、ある程度の妥協が必要

あらかじめ写真記録を取りながら

症例を検討してゆくと、

ほとんどのケーズが当方のイメージ通りに

仕上がります。

このケースの患者んの協力があって

難症例をこなすことが可能となりました。

 

天然歯のなかに　フルジルコニア一本だけの場合

乱れた歯並びは、ジルコニアでは補正できない

下顎の前歯は、かぶせもの修復が困難です。

その理由は、歯が小さく根管も細く

1.歯の土台や、修復物に厚みがとりにくい

2.歯が小さいために、修復物の強度が確保できない

3.歯石が最もたまりやすく衛生状態を維持しにくい

などの理由で、ジルコニアなどでの修復は

お勧めではありません。

 

このケースもすでに神経を抜く

根管治療がしてあり

治療途中での転院でした。

患者さん側もどうしても・・・

というご希望があったために

修復することとなりました。

 

また、大きく宣伝されている

「ジルコニア矯正」といものは

歯を削ってジルコニアでかぶせものを

作ることが基本となりますが

被せものをどんな格好で制作しても

歯の位置は変わりませんので

とても無理があります。

特に下顎の前歯は切削するにしても

位置修正の範囲が狭く

一度削れば元には戻らないし

虫歯も同じという考え方もあります。

 

 

この並び方を削って並べなおすには

無理があります。

 

土台を製作したのち、修復物を制作

 

 

初診時

 

修復物装着

多数歯の中に一本だけジルコニアは

多少の違和感があります。

この点は妥協が必要です。

 

装着直後

一週間ほどすると

歯肉とジルコニアがきれいに

融合してきます。

 

この症例の自由診療総額

●ジルコニアクラウン前歯　38,000円×1本

●ファイバーコア　10,000円ｘ1本

（税別）

 

以下も参考にしてください。

 

●少数前歯ジルコニアは違和感に妥協が必要　クリック

 

●フルジルコニアの色に関して　クリック

 

 

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