金属アレルギー治療|口腔内の金属を計画的にジルコニアへ交換した症例


【2026年9月1日 2:25 PM更新】

 

 

【執筆・専門監修】

北村 秀紀

(歯科医師/横浜市鶴見区 北村歯科 院長・クリスタルブライトニング開発者)

 院長・開発者のプロフィール・治療実績はこちら

 

金属アレルギーと診断されている場合、

口の中に複数の金属冠やブリッジがあると、

原因となる金属は除去が必要です。
多数の金属修復物を一度に外すのではなく、

計画的に非金属にへ置き換えてゆくことが大切です。

かみ合わせを維持しながら優先順位を決め、

段階的に交換することが重要です。
この症例では、金属修復物を順次除去し、

必要な虫歯治療を行ったうえでジルコニアへ交換しています。

 

このページの結論

この症例は、金属アレルギーの診断がある患者さんに対し、

口腔内の金属修復物を計画的にジルコニアへ交換した症例です。

多数の金属冠やブリッジがある場合は、単に金属をすべて外すのではなく、

かみ合わせや残っている歯の状態を確認しながら、

治療する順番を決める必要があります。

金属除去後に虫歯などの問題が見つかることもあるため、

支台歯の状態を確認しながら段階的に治療を進めることが大切です。

 

金属アレルギーのために、金属を無害な材質に交換

初診時画像

上顎

右側 3本メタルブリッジとメタルクラウン

左側 メタルインレー

 

初診時 右側3本メタルブリッジとメタルクラウン  左側メタルインレー

右側 4本の金属

左側 3本の金属

初診時 右側4本の金属  左側3本の金属

 

初診時の手のひら 掌蹠膿疱症

605

典型的な掌蹠膿疱症の症状

初期には手のひらや足裏に水泡が出現

水泡が破れると、表皮が剥けだす。

それを繰り返すと色素が出現したりします。

初診時 アレルギー画像 典型的な掌蹠膿疱症の症状

 

金属ブリッジ 金属冠の交換に関する計画 多数金属を交換する条件

1.計画的に金属をジルコニアなどに交換してゆかないと、咬合が崩壊する

金属を除去すればよいという考えは大きな間違いです。

咬合 すなわちかみ合わせをきちんと維持したまま

金属除去—補綴物制作 をしてゆかないと

復元不能な状況になる可能性があります。

 

●他院で無計画で無造作に金属除去後来院 

わがままを言っているうちに

歯ぎしりで、すべてが崩れた症例

崩壊してバランスが崩れた場合には生涯復元できない?

参考症例のリンク

 

●歯ぎしりで咬み合わせが崩壊 その原因と治療方法

参考ページ

 

 

健康保険の白い歯はプラスチックなので、強度に問題がある

この場合にはメタルブリッジを含む多数歯であるので

プラスチックで置き換えた場合に、次々に崩壊のリスクがあります。

したがってご本人もジルコニア等の自由診療での

修復をご希望なさいました。

 

保険でできる白い被せ物をどう考えるか

 

上顎ブリッジから交換 一番怪しい部位

このブリッジは経験則から外見、硬さが

おそらくニッケル製であるので

金属アレルギーへの関与が懸念されたため、

まずこの金属ブリッジから除去しました。

 

金属アレルギーのリスクが一番高いところから除去する

 

 

ブリッジを除去すると虫歯がある

虫歯処置をしたのちジルコニアブリッジ

を制作します。

ブリッジを除去すると虫歯が  虫歯処置をしたのちジルコニアブリ

 

虫歯処置をしたのちにジルコニアブリッジ制作開始

虫歯処置をしたのちにジルコニアブリッジ制作開始

ジルコニアブリッジ完成

マルチレイヤージルコニアです。

ジルコニアブリッジ完成  マルチレイヤージルコニアです。

マルチレイヤージルコニア装着

マルチレイヤージルコニア装着

 

618

この時点での手のひら

若干の改善がみられる

表皮の無理な突っ張りが少なくなっている。

6月18日 手のひら改善状況 表皮の無理な突っ張りが少なくなっている。

 

除去2か所目 最後臼歯を交換

歯ぎしり痕跡が強くあり

金属の溶出が見られる

歯ぎしり痕跡が強くあり  金属の溶出が見られる

 

702

手首にあったかさぶたのような

色素沈着が消えてきた

7月2日 改善状況

 

残りは反対側のメタインレーを残すのみ

次の段階は下顎の金属除去交換

 

次は下顎初診時

下顎初診時画像

 

3か所目の除去交換

右下奥の金属クラウンを除去交換

3か所目の除去交換  右下奥の金属クラウンを除去交換

右下奥2本

除去後虫歯処理

右下奥2本  除去後虫歯処理

右下大臼歯 ジルコニアクラウン装着

右下大臼歯 ジルコニアクラウン装着

 

4か所目の金属除去 右下小臼歯

709

この段階では明らかな改善

7月9日 掌蹠膿疱症はかなり改善

特に手首にあった大きな茶色の色素が消失

左手

掌蹠膿疱症で手首にあった大きな茶色の色素が消失

右手

金属アレルギーによる掌蹠膿疱症がほぼ改善

 

右下小臼歯除去開始

右下小臼歯除去開始

右下小臼歯金属除去後

これから支台歯虫歯処置

右下小臼歯金属除去後  これから支台歯虫歯処置を開始

右下小臼歯金属除去後

歯虫歯処置後に支台歯を築造

右下小臼歯金属除去後  歯虫歯処置後に支台歯を築造

右下小臼歯マルチレイヤージルコニアクラウン装着

右下小臼歯マルチレイヤージルコニアクラウン装着

 

5か所目の金属除去

左下奥歯 小臼歯 大臼歯

817

8月17日 ほぼ正常に症状は緩解

 

 

左奥下2本 除去後虫歯な処置をして

クラウン形態を付与する

左奥下2本 除去後虫歯な処置をして  クラウン形態を付与する

 

除去後虫歯の処置をしてから支台歯築造

虫歯の処置をして支台歯築造

下顎右側 マルチレイヤージルコニア完成

下顎右側 マルチレイヤージルコニア完成

下顎はきれいマルチレイヤ-ジルコニアになり

見た目がかなり良くなりました。

下顎はきれいマルチレイヤ-ジルコニアになり  見た目がかなり良くなりました。

 

826

この時点での掌蹠膿疱症が改善

若干の皮膚表面が厚く硬い感じがします。

8月17日 外見上では、掌蹠膿疱症はほぼ緩解

 

上顎最後の一本をジルコニアに交換

上顎最後の一本をジルコニアに交換

金属を除去するとやはり虫歯

黒く着色しているのは、虫歯菌による

酸化腐食反応により、金属が溶出している証です。

金属が小さいからと言って、

簡単に考えてはならないと思います。

酸化腐食反応により、金属が溶出している証です。  金属が小さいからと言って、  簡単に考えてはならないと思います。

903

金属アレルギーによる掌蹠膿疱症の

症状は極めて正常まで改善

9月3日 掌蹠膿疱症 かなりの改善

一番症状が良くない部分が

ほぼ正常まで緩解しています。

9月3日 掌蹠膿疱症 症状がひどい部分がほぼ正常

 

続く—-

 

金属アレルギー治療に関する実際の症例集はこちら

 

金属アレルギーと密接な関係にある歯ぎしりの症例集はこちら

 

自由診療における 費用 治療期間 リスク 保証規定

自由診療をご希望の場合

自由診療費用 税別

●ジルコニアクラウン前歯(1本) 38,000円

●ジルコニアクラウン奥歯(1本) 32,000円

 

自由診療メニュー・料金表 ・安価プロモーション

 

治療期間

通院2回

 

リスク

●通常歯冠補綴に関するリスクは、根管治療の履歴などがあれば

症状が出た場合には、再根管治療が必要な場合があります。。

●支台となってい歯の状況によって治療方針が変わります。

●ホワイトニング後はしみる感覚が残る場合があります

●歯周病治療に関しては、治療期間が長くなることと

個人差により期間に開きがあります。

 

保証規定

自由診療保証規定 | 横浜市鶴見区の北村歯科

 

 

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電話番号: 045-504-6600
公式サイト: dr-kita.com

この記事の執筆・監修: 北村秀紀(歯科医師/横浜市鶴見区 北村歯科)

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最終更新日:2026年9月1日

 

参考ページ コラム

https://dr-kita.com/tao/

 

 




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