【2025年5月9日 11:45 PM更新】
概要
制作中
最近の転院患者さんは崖っぷちに立っていることを気が付いていない
仮歯 仮歯で最後のチャンスを逃がし 治療不可能に
初診時
すでに前歯の一本は使い物になりません。
上顎左奥歯はありません
下顎右側奥歯もありません
奥歯で咬みあう部分がないので、咬み合わせが消失
右側咬み合わせなし
左側咬み合わせなし
もっと具体的に説明するために 経過説明
1 はすでにグラグラっで
歯としての機能はありません。
この状態で最よいと判断したのは
1 を抜去して速攻で2.3.4.5と●を支台にして
ブリッジを制作することをアドバイスしました。
しかし、この状態ではジルコニアでブリッジを制作しても
土台となる歯がダメになったらブリッジもダメになるという
大きなリスクがあり、消耗品としてのブリッジ制作だけで
あとはインプラント 義歯の選択をするしかないとがんがえます。
黒■の部分は重度の歯ぎしりで
自分の歯が削れ落ちています。
このままの状態では一瞬で前歯は崩れ落ちることが
予想されます。
崩れ落ちない前に速攻でブリッジ制作をアドバイスしました。
下の歯と咬んでいるのは 1 2 3 4 5 だけです。
このままだとこの5本はあっという間にダメになります。
前歯制作の大原則 奥歯を制作後に前歯を制作の大原則
この症例は、この大原則を大幅に離脱しています。
アドバイス通りに次回アポイントを取りましたが とんでもない一言が
診療室では何も言わないで、受付に行っていろいろ言う方は最悪の結果に
受付で仮歯がないと仕事に行けない・・・・
わがままを言って困りましたね
たかが5~7日見てくれのために
一生を棒に振る可能性をお話ししましたが
仮歯のために予約をしました。
この場合には通常の仮歯は作れないので
義歯材料の発注をかけて仮歯制作に入ります。
GWの中間だったので5日後にお約束をして
型どりをして仮義歯制作の予定としました。
型取りに日に・・・
5日後、ナンバー2の歯が崩壊して
鼻の孔の下に炎症が起きてしまいました。
根管治療と抗生物質投与を行い翌日のアポイント
翌日にはナンバー3の歯の根に炎症を起こしグラグラに
時間が勝負だとアドバイスしたにもかかわらず
1 2 3が使えなくなりました。
4 5 だけが下の歯と接触していますので
奥歯がないと負担過重であという間に
前歯はダメになることが多々あります。
重度の歯ぎしりだとそのリスクは極限に達します。
4 5 ●だけの支台で、10本のロングブリッジは
現実的ではないので、ブリッジでは治療不可能となりました。
当方では義歯は制作 取り扱いが一切ありません、作らないのではなく必要ないから
当方には入れ歯の患者さんがまったくいません。
ほとんどの患者さんがリピートで定期的に通院なさい
アドバイスをきちんと着切れていただける
きわめて優良な患者さんたちだからです。
仮歯を制作のため義歯材料を買い明け方まで作業して
仮歯を作りましたが、万単位の材料の購入と
深夜3時過ぎまでの作業が無駄になりました。
金銭に関しては最初がらご請求する予定はありません。
しかし他人の負担だからだと言って
金銭と労力を無駄にするのはいかに??
と思います。
アドバイスを聞いていいただければどうにかなったのに
治療不可能となってとても残念です。
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