【2021年9月22日 7:43 PM更新】
業務連絡用の資料として使った後
WEBページに書き直します。
症例の概要
1.隙間が大きくあいた歯に金属が埋め込んであるが
その金属を除去して、隙間がないようにしたい
2.歯と歯の接触点を「コンタクトポイント」と呼ぶが
これは歯の配列にとって極めて需要はのもである。
きちんとコンタクトポイントを付与することにより
外力から歯を守ることになる。
2025年12月 横浜市鶴見区 北村歯科が加筆修正して解説
ジルコニア治療を検討中の方へ|鶴見・北村歯科の総まとめガイド
歯の設計には、最終的には感性が大切
AIに頼らず、最終決定は瞬間のイメージ お口の中で形態を作る
金属のインレーが装着されています。
しかし、この歯はたた
他の歯との接触点がありません。
このままだと外力に弱いために
寿命が短くなることも考えられます。

ジルコニアクラウンを装着するために
支台歯形成をしました。
この後かたどりをして、模型を製作。
その後技工茶寮を行います。

せっかくやるなら、キレイニやらないと気が済まない。
装着後。
歯よりかなり大きな空間に制作したので
ある程度妥協は必要ですが・・・
当方のセンスから見ると
屋やバランスが悪く感じます。

このままだと気分が晴れない。お口の中で、現場合わせで形態修正を開始
1.豊隆を整えます。

2.辺縁隆線をそろエル。
これで一線上に歯が配列された感じが出てきます。

3.辺縁隆線をそろえたら、近心遠心のコンタクト位置を
歯冠側1/3に設定

4.近心 遠心の鼓形空隙の形態を作る

5.歯冠側1/3の強側面傾斜を付与

形態の違和感がかなり軽減された
この後生理的な位置まで沈んだ後に
再修正します。

一週間後 ジルコニアが生理的な位置に沈んだ後
バランスよく配置されています。
最後に歯肉縁下までクリーニングして
終わりとなります。

コンタクトポイントOk 鼓形空隙OK 豊隆Ok

気持ちよい形態になりました。

お口の中でジルコニアを現状合わせ 突出編
デジタルでの設計は、イメージを3Dでつかむことが大切
一般的な歯科医院 技工士さんに良くあること
やたらに外側に出ているジルコニア
これはカッコ悪いので修正開始
一般的な歯科技工士さんに仕事を依頼すると
こんな感じで仕上がってきます。

咬合を安定させるために
不織布を咬ませながら調整してゆきます。
強固なジルコニアクラウンも
扱いに慣れているとお口の中で
形態修正ができます。
豊隆の上側(先端側)1/2を
ダイヤモンドバーで切削してゆき
周囲の歯と豊隆を合わせます。
早い話が「ツライチ」にしているわけです。

歯の並び方をそろえました。

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