歯周病の総まとめガイド 死にますか?それとも歯を磨きますか?|鶴見 北村歯科

日本人が歯を失う原因の第1位は、虫歯ではなく歯周病です。
しかも、ほとんど痛みがないまま進行し、気づいたときには手遅れということも珍しくありません。

北村歯科では開業以来、歯周病治療と定期メンテナンスに力を入れてきました。
このページは、そんな当院の考え方をまとめた歯周病の総まとめガイドです。

【結論】歯周病でまず知っておいてほしいこと

  • 歯周病は歯ぐきの病気ではなく、「歯を支える骨」が溶けていく病気です。
  • 初期〜中等度までほとんど痛みがないため、気づいたときには重度になっていることが多くあります。
  • 歯周病は自然に治ることはありません。治療と毎日のセルフケア、定期メンテナンスがセットです。
  • 放置すると、歯を失うだけでなく、糖尿病・心筋梗塞・脳梗塞・誤嚥性肺炎など全身の病気のリスクにも関係します。
  • このページから、歯周病治療 FAQ 50問や、画像でわかる歯周病症例ページにもアクセスできます。

【このページでわかること】

  1. 歯周病とは何か(虫歯との違い・全身との関係)
  2. 歯周病の進行段階と典型的な症状
  3. 北村歯科での歯周病治療の流れ
  4. 「治療」だけで終わらせない、定期メンテナンスの重要性
  5. 重度歯周病でもブリッジやジルコニアで延命するケース
  6. 歯周病に関する詳しいFAQ・症例・関連ページへの入口

歯周病とは? 虫歯との違い・全身との関係

歯周病は、歯を支えている骨(歯槽骨)や歯ぐきが、

細菌の毒素と炎症で徐々に壊されていく病気です。

虫歯のように「歯の表面に穴があく」というより

歯のまわりの土台が崩れていくイメージです。

 

虫歯との決定的な違い

  • 虫歯 … 歯そのものが溶ける病気(痛みが出やすい)
  • 歯周病 … 歯を支える骨や歯ぐきが壊れる病気(痛みが出にくい

 

歯周病と全身疾患の関係

近年、歯周病は

  • 糖尿病
  • 心筋梗塞・脳梗塞
  • 誤嚥性肺炎
  • 早産・低体重児出産

などとの関連が指摘されています。
お口の中の歯周病菌や炎症物質が、血流や気道を通じて全身に影響すると考えられています。

歯周病への当院の基本的な取り組みは、
歯周病に要注意 に詳しく書いてあります。

 

歯周病の進行段階と典型的な症状

1. 歯肉炎(ごく初期)

  • 歯ぐきが赤く腫れる・歯みがきで血が出る
  • 口臭が気になり始める
  • まだ骨の吸収は少なく、この段階ならほぼ元に戻せます

 

2. 軽度〜中等度歯周炎

  • 歯周ポケット(歯ぐきの溝)が深くなる(4〜6mm程度)
  • 歯ぐきが下がり、歯が長く見える
  • 冷たいものがしみる・噛んだとき違和感が出ることも

 

3. 重度歯周炎

  • 歯を支える骨が大きく失われ、歯がグラグラする
  • 歯ぐきから膿が出る・腫れたり引いたりを繰り返す
  • 噛みにくい・食事がしづらい・見た目にも影響が出る

 

歯周病の進行と、「歯根がむき出しになっていく様子」を画像で解説したページは、
歯周病がよく分かる画像 をご覧ください。

 

歯周病の症状全般や検査・治療に関するQ&Aは、
歯周病治療 FAQ 50問(北村歯科 / 鶴見)

にまとめてあります。

 

北村歯科での歯周病治療の基本的な流れ

  1. 初診・検査
    問診・レントゲン・歯周ポケット検査・必要に応じて写真撮影を行い、
    現在の歯周病の進行度を確認します。
  2. 説明とリスクの共有
    画像や図を使って、「今どの段階か」「放置するとどうなるか」を説明し、
    治療の方針・回数の目安をお話しします。
  3. スケーリング・ルートプレーニング(SRP)
    歯ぐきの上・下に付着した歯石やプラークを取り除き、
    根面をツルツルに整えて、細菌の住処をなくしていきます。
  4. 噛み合わせ・咬合のチェック
    歯周病でグラついた歯に過剰な負担がかかっていないかを確認し、
    必要に応じて調整・固定を行います。
  5. 再評価(治療後の検査)
    SRPなどの治療のあとに再度検査を行い、
    ポケットの改善具合や出血の有無をチェックします。
  6. メンテナンス・再評価の継続
    状態が安定したら、3〜6ヶ月ごとの定期メンテナンスに移行します。
    この「定期的なお手入れ」が、歯周病治療で最も重要なポイントです。

 

歯周病治療の考え方の入口としては、
歯周病に要注意 や、

歯周病関係のブログ記事を集めました も参考になります。

 

重度歯周病でも、できるだけ「自分の歯」で噛むために

重度の歯周病では、

すべての歯を残すことが難しいケースもあります。
その場合でも、

 

  • 保存不可能な歯を見極めて抜歯
  • 残せる歯をジルコニアブリッジなどで固定して延命
  • 噛み合わせと見た目のバランスを整える

 

という流れで、「できるだけ自分の歯で噛む」ことを目指す場合があります。

 

実際の症例は、例えば
歯周病でグラグラの歯を固定していたが ジルコニアで固定して延命 や、
年末ダッシュ 人生最後のチャンスなので重度歯周病だがブリッジで修復

などで詳しく解説しています。

 

一方で、何でもかんでも連結して残せば良いわけではなく
長期的な予後や全身状態も含めて、

「どこまで治療するか」を一緒に考えていきます。

 

「治療して終わり」ではなく、「治療してからがスタート」

歯周病は生活習慣病的な側面が強く、

  • 毎日の歯みがき・歯間ブラシ・フロス
  • 数ヶ月ごとのプロフェッショナルケア(PMTC・スケーリング)
  • 噛み合わせや被せ物の状態チェック

を続けることで、「今より悪くならない状態」を維持していきます。

 

北村歯科では、
虫歯の治療で来院された方でも、

同時に歯周病のチェックと対策を行い、
「気づいたら歯周病も一緒に対策できていた」という状態を目指しています。

 

歯周病に関するよくある質問

Q1. 歯周病は自然に治りますか?

残念ながら、歯周病は自然治癒しません
歯石の除去や歯周ポケット内の清掃、毎日のセルフケア、定期メンテナンスを続けることで、
進行を止めたり、状態を改善させることを目指します。

 

Q2. 歯ぐきから血が出るだけでも、歯周病ですか?

歯みがきやフロスで毎回のように出血する場合は、
初期の歯周病(歯肉炎)である可能性が高いです。
この段階なら比較的短期間で改善が期待できるため、早めの受診をおすすめします。

 

Q3. 歯周病と言われたが、仕事が忙しくて通い続けられるか不安です。

初期〜中等度の歯周病であれば、ある程度集中的な期間に通院していただき、
その後は3〜6ヶ月に1回のメンテナンスに移行することが多いです。
お仕事の都合も考慮しながら、無理のないペースをご相談させていただきます。

 

Q4. 重度歯周病でも、全部抜かずに済みますか?

残せる歯・どうしても残せない歯を見極めたうえで、
ジルコニアブリッジなどで固定して延命する方法もあります。
一方で、無理な延命はかえって全体を悪くすることもあるため、
CT・レントゲン・写真などをもとに、長期的な視点でご説明します。

 

Q5. 自分の歯周病の状態を詳しく知るには、どのページから見れば良いですか?

概要を知りたい場合は、この歯周病総まとめガイドと、

 

写真で確認したい場合は
歯周病がよく分かる画像

よくある質問形式で詳しく知りたい場合は
歯周病治療 FAQ 50問

からご覧いただくと分かりやすいと思います。

この記事の執筆・監修:
北村秀紀(歯科医師)/横浜市鶴見区 北村歯科


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