2019年 ジルコニア矯正のリスク 実例2

下顎の前歯は、その厚さに要注意

都内歯科医院で、ラミネートによる歯並び修復をしたそうです。

削られてしまっているので、やむなくジルコニアを制作いたしました。


歯を削ってしまうと、元には戻せません。
思い通りにならなくても、もとに戻りませんので
いくら後悔しても時間も歯も戻ってきません。

あまりにも気の毒なので、ジルコニア修復開始です。

初診時の状態こそが ジルコニア矯正のリスクそのもの

合成系のセラミックでラミネートされています



かなり大きな歯になっています。
セラミックというものの、合成セラミックですので
劣化、着色しやすい素材です。



かなり分厚いラミネートです。
IPRと呼ばれる、歯と歯の接触点を削除しました。
色も、形もちょっと・・・・・

上顎の歯はどうにかジルコニアで修復できました。



健全な歯でしたら、削って被せるのには
リスクがあるので、おすすめではありませんが
この場合は、明らかに、リスクよりベネフィットが大きいと
判断の上、ジルコニア修復することにしました。

安易に下顎の前歯は削ってはいけません

下顎の技工物完成



表側から
歯並びが揃っているように
歯の配置を考えます。
しかしながら、噛み合わせの関係から
上の歯と、適切な接触関係を構築しないと
とんでもない違和感が出たり、
ラーメン、パスタのようなものが、噛み切れなくなります。
したがって下顎の前歯の修復には、いろいろな制限があるります。



下顎の前歯は上顎の前歯と比較すると
きわめて小さい歯です。
したがって、神経のある歯を削るにも
歯の中にある神経に悪い影響のないように
削合しなくてはなりません。
削りすぎは、熱い冷たいがしみるばかりか
痛みの原因になり、
歯の寿命を、著しく短くしてしまう可能性があります。

もちろん、健全な神経を取ることは避けなくてはなりません。
神経を取った歯は、永久に無菌には戻らないからです。


ジルコニアは被せ物を制作する際に
強度があり、きわめて薄く制作することができます。
しかし、上記のように厚みが出てしまうのは
やむおえないことです。
削ってから、後悔してももう後戻りできません。
この症例の場合には、すでに削られた状態でしたので
ジルコニアを試作したほうが良いと判断しました。

極めて薄く作っても、厚くなってしまいます。

完成ジルコニアを上から見た画像



上記のような理由から、下の前歯に被せ物をする際には
厚みが出てしまいます。
そのため違和感を感じるかもしれません。

なるべく自然に見えるように努力をしていますが

思うようにならなくても、もとには戻りません

歯の本来の位置は変わりませんので
歯茎の位置が違って見えますが
唇に隠れる部分なので
他人には見えないと思いますが・・・・



もともとの歯の状態は不明ですが、
少なくとも当院で治療する前よりは
よかったのではないかと思いますが、

初診時の画像をの状態は
どこかの歯科医院で、歯を削って
修復物を作って、この方は幸せだったか?
と思うと、やらないほうが良かったと
個人的には考えます。


最後に一言・・・・・
上下の前歯の修復をしてジルコニアを制作しましたが
なんと---
虫歯の形跡すら、出てきませんでした。


全く虫歯のない歯を削ってありました。


●●これでいいのか?
本当にそう思う症例でした。


ジルコニア矯正 メニュー

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     ●ジルコニア矯正 とは 何ですか??
   ●ジルコニア矯正のリスク続き 手を付けた部位の修正ややり直しはたいへん
   ●悪くなるのは誰かが削った所その2
   ●ジルコニア矯正のリスク 実例 削ったままで来院 
   ●ジルコニア矯正のリスク 実例 下顎の前歯には要注意
   ●矯正が目的でなくても、ジルコニアにするなら美しく
 今までの特設ページにも、参考になる事例がたくさんあります。 こちら
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