歯並びの不調は顎顔面の変形になります。【転院事例4


●●●●
2019年 噛み合わせ治療シリーズ
歯科医師向けセミナーのスライド写真から
制作したWEBページです。
じっくり見ないと流れが理解できないかもしれません。


決してワンマンな性格ではありませんが


ああだこうだと、言っていると結果はよくありません

当たり前のことですが、患者さんのためにならないことはやりません

可能したな限りお望み通りにしてあげたい
という気持ちが強いのですが
できないことは
「できません」
とはっきり言うことにしています。

転院、転院の方は、そのヒストリーを聞いてみると
今までの歯科医院でもいろいろな無理難題を
言った人が多いように思えます。

患者さんの言うことを鵜呑みにして
ハイハイ と治療をすると
とんでもない結果になります。

話は横道にそれますが・・・・

歯科医はきちんと自分自身で
いろいろなことを、検査 観察して
治療方針を決めなくてはなりません。

いつもの仕事においても
「歯が痛い」
といって来院する方の場合には
痛い部分を何度も精査して、原因を探します。
「上の歯が痛い」と来院した方でも
精査するとしたの歯に原因があることは
日常茶飯事です。

決して患者さんは嘘やデタラメをいっている訳ではありません。
ご本人にも、わからないだけです。

痛い部位さえ、きちんと歯科医師が判断して
治療をしないと、全く違う部位を治療することになります。
そして、症状はなくなりません。

自由診療で入れた歯だそうですが、どう見ても仮歯でした

やはり仮歯でした


仮止め?裏側から見るとすき間だらけですので簡単に
除去できます。

炎症 感染による歯肉への金属の溶出も見られます。

●●●●

仮歯を除去

土台となるコアがあまりにも小さいので、何度も脱離を繰り返した


この段階では、鼻の穴の位置が・・・
左右の顎の変形も大きく
左側が下側にかなり厚く変形しています。




除去した前歯。一本5万円だったそうです


何度も外れたようで
再修復、再装着の跡があります。



技工物完成。マルチレイヤージルコニアのクラウンです。


●●ここにコンテンツを入力してください●●

●●

裏側からからも確認


グラデーションがしっかりに出ています。

●●●●

顎変形のある場合には鼻が均等でないことがとても多い


クラウン装着前


両側の鼻の位置が違います。
主なる理由としては、顔面の筋肉のバランスが
左右不均衡になることによると考えています


顔面に水平に撮影しています。

この方の場合には上顎の左側に
大きな顎変形があります、


修復物を仮止めした段階で改善が始まる

装着直後です。
この後、お話ししているだけでもっと改善指摘ました。
残念ながら会話中は写真記録が取れませんでした。
この四本が基準として、
向かって右側をバランスよく配置したら
良い結果を生んだと思います。



ここで、中断 困ったことが

もっと歯を長く 厚みをつけてほしいと

以前の歯科医院で長くしてほしいとリクエストしたそうですが

患者さんのリクエスト通りの形態に、
装着したマルチレイヤージルコニアの上に
修復用の、ハイブリットセラミックを使って
お望みどおりの、モックアップを作りました。

ジルコニア

●●ここにコンテンツを入力してください●●

お望みどおりにしたら、一気にバランスが崩れて

何も書く必要はないと思います。

見てのとおりです!
しかし、これが患者さんのリクエストだから・・・・


とても残念なことになりましたが、ここで中止!


バランス良く配列されたジルコニアに患者さんのリクエストで築成した合成セラミック



装着後のジルコニアはこのように分割削除しないと除去できません

これを製作するには技工料金だけではなくそれ以上の自由診療経費が掛かります。


仮歯を戻して、中止としました


原点から考察しましょう


完成した技工物


歯並びの基本 歯槽頂のラインに乗せています。
このラインに乗せることによって
バランスの回復を試みるばかりでなく
顔面の表情まで大きく変化します。



装着してあった修復物

このようなアンバランスな修復物を入れると

これが正常だと勘違いするのでしょう


治療途中での模型なども参考に制作してますので
その違いがわかります。

明らかにラインを外れています。
見てわかるほどの、不自然な歯の大きさと
位置の不正
また、異常な長さをしています。

一見して左側に重心が傾いているのが良くわかります。
また歯が前に突出(いわゆる出っ歯)であることも
明白です






もしも、完成物をそのまま装着したら

翌日 遅くとも2~3日で何も感じなくなって

筋肉バランスが回復して、
歩行まで変わる可能性が多かったと思います。

2019年特設ページの難症例の患者さんをはじめ
多くの患者さんがそういった体験をなさっています。

●患者さんの言うことを鵜呑みにしたり
●患者さんも、ああだのこうだのと言わない
これが良くない結果につながります


無理な説得や、論議はしません


転院の方は、2019年からカウンセリング時に
当方の技量では修復は困難 との判断をするかもしれません。

歯科医院の運営が困難な時代になり
利益の上がる、インプラントなどを
積極的に販促する歯科医院が多くなり
残念なことに
噛み合わせ治療などができる歯科医院は
ほとんどなくなりました。

歯科医師対象のセミナーを主宰しておりますが
こういった症例は、珍しい部類に入ります。

もしもやってくれる歯科医院があるとすれば
私の知る限り、当方の10倍程度の出費は
必要かと思われます。
●●●●

2019年後半より~転院に関して ハードルを高くします。

転院してくる方は、いろいろな理由があると思います。

仮歯での来院 治療放置 治療途中 価格が安いから
複数の歯科医院を巡って、元の状態が分からない方 
などが考えられます。

しかし、一般の患者さんと比較して
ものすごく時間と手間がかかります。
この場合には「自由診療安価プロモーション」
の除外として、ハードルを高くして
一般価格での取り扱いとなります。

転院の患者さん 料金例 ジルコニアクラウン奥歯 96,000円(安価プロモーションの3倍に設定)
(三倍に設定しても、横浜市内の一般的な歯科医院より安価です)

ほんとうにお困りの方はご相談ください。
状況を見てご相談させていただきます。



2019年特設ページメニュ-

 1.ジルコニア矯正 こちら (一般歯科医院ではあまり見せない、裏側の状態もお見せしています)
     ●ジルコニア矯正 とは 何ですか??
   ●ジルコニア矯正のリスク続き 手を付けた部位の修正ややり直しはたいへん
   ●悪くなるのは誰かが削った所その2 (ハイブリットレーザーでの症例)
   ●ジルコニア矯正のリスク 実例 削ったままで来院 (仮歯のままで来院 咬合傾斜)
   ●ジルコニア矯正のリスク 実例 下顎の前歯には要注意 (失敗ラミネート修正)
   ●矯正が目的でなくても、ジルコニアにするなら美しく (多数歯入れ換え)
 今までの特設ページにも、参考になる事例がたくさんあります。 こちら
 
 2.金属アレルギー こちら
   ●歯科における金属アレルギー対応の基本 時間が掛かる事なので、長いページです。
 
 3.転院の方、仮歯のままの方、放置の方は こちら
   ●有名大学からのご紹介 エリートはリスクを取りたくない (抜くといわれた)
   ●かなり強烈な個性の方 (できることはやりますが どおりに合わないことはやりません)
   ●抜くといわれたブリッジを 基本処置だけで保存 (抜かなくても基本処置で保存)
   歯並びの不調は顎顔面の変形になります。 (鼻を基準にしています)
 
 4.自分で歯は付けないでください。
   ●自家治療 天才かも 自分で歯を付けた人 女性編 第一部 手間と時間は1000倍 
   ●自家治療 自分で歯を付けた人 女性版 第二部 手間と時間は1000倍
   ●自家治療 自分で歯を付けた人 女性版 第三部 前歯編 ヘタな歯医者がいじるより軽傷
 
5.顔面や顎の変形を、噛み合わせ治療で修正 
  ●歯槽のアーチに歯列を乗せれば顔面が変わる 鼻穴の位置でよく分かります
  ●移動した歯の位置や顎関係を修正 鼻穴の位置でよく分かります
  ●元々の歯の配列でバランスが良くない この場合にはいじる必要なし
 
 6.自由診療 安価プロモーション 2019年症例




  • このエントリーをはてなブックマークに追加