2019年 特設ページ

治療リスクの話ばかりする歯医者です。
悪い部位は誰かが削った場所
ジルコニア矯正のリスク

治療途中で転院の方、仮歯などで来院の方
価格を設定しました。
一本価格 技術料込みです 

できる限り最後まで同じ歯科医院で治療してください。

転院するとトラブル時の責任分担の問題があります。


●●2019年より
困った事例のハードルをあげるために
その場合の価格を設定いたしました。
一般的な地域の相場にあわせて設定しました 。
その理由は下記に多くの事例をご紹介しています・
●●

オールジルコニア
フルジルコニア

(同じものでも呼び方はいろいろあります)
¥90,000

●古い歯を交換したい、
●金属を白いものに交換したい
などは、転院、放置ではありませんので
従来通りの安価プロモーションの適応です。


自由診療 価格に関しては こちら



悪くなる場所は誰かが削った所 その1

ジルコニア矯正 削って歯並びを治す?
その前に考えなくてはならないこと

削ってしまったら、虫歯と考えてもよい


最近、ネットやテレビで大々的に宣伝されている
「ジルコニア矯正」
深夜25時時までが定時の仕事のために
テレビを見る機会がないので
全くこの言葉をしりませんでした。

その状況によって様々な事が考えられますが
全く健全な歯を削って
かぶせる行為は
個人的には大反対です。

虫歯は一度なると治らない
 
これは良識ある歯科医なら
当たり前の事と考えられています。

健全な歯だから
虫歯じゃないのでは


と考えがちですが

一度削ったら、虫歯を削ったと同じ

と考えてください。

そして1番困った、問題は
二次カリエス
(カリエスとは虫歯の事)
といって一度修復した虫歯が
また再発する事です。

もっと端的に表現するならば
虫歯は治らない
のです。

だからむやみに削ってはいけません。
もちろん必要な場合には
削って修復する場合もありますが
その行為は、
虫歯の進行を
著しく遅くする行為


と考えれば良いと思います。

修復物の寿命は?虫歯の再発のリスクが!

修復物がダメになる理由の一番は二次カリエス

二次カリエスとは、一度修復した虫歯が
また虫歯になることです。
早い話が虫歯の再発です。

修復物の寿命を統計的に出した
有名な研究があります。
岡山大学の森田学先生らの研究です

修復物の寿命

歯科修復物の使用年数に関する疫学調査より

前歯の修復物に関しては
その寿命に加えて
歯肉が下がることにより
その美観が衰えるために
鋳造冠---クラウンの寿命より
遙かに短い年数になると思います

前歯は美観が衰える

見た目が悪くなったら、交換以外に方法はありません。


時間とともに
修復物が変化しなくとも
歯肉がが退縮して
修復物と歯肉にすき間が空いてきます。

痛い 腫れた 炎症を起こした
などの症状が出なくても
美観という側面から
また修復物を交換しないと
美しい状態には戻りません。 


時間の経過とともに見た目が悪くなります
歯肉が退縮 隙間にレジン充填がしてありますが
レジンでは綺麗になりません。



同じく退縮の例です。
交換以外に美観は戻りません。

根管治療の成功率

歯が痛いと来院する方のほとんどが
神経のない歯が痛む事実


ジルコニアなどの修復物で
歯並びを修正する場合に
しばしば行われる
神経などを取った処置
すなわち根管治療を行った場合には
ますます修復物の寿命は短くなります。

これも有名な研究ですが
東京医科歯科大の須田教授らの報告では
虫歯外来の患者さんの
根管治療を行った歯に
病巣が出現している割合を
統計的にまとめたものです。

根管治療をしてある歯に病巣がある割合

このデーターを元に
多くの研究者が我が国での
根管治療の成功率を推測しましたが
おおよそ3~7割が
失敗だと言われています。

 修復物脱離のリスク

当たり前のことですが、被せ物は外れる可能性があります。


この症例では
歯が1本欠損したために
やむなくブリッジにした例です。

ブリッジの支台になってる歯は
法則通りに
二次カリエスで崩壊しています。

それ以外の歯は健全に存在しているので
ブリッジをつくならなければ
こんな状況にはならなかった事が
推測されます。

ブリッジだけが虫歯
ブリッジ以外の歯は健全です。
削ったことが原因で虫歯になってしまいました。
寿命を短縮してしまいました。

脱離したブリッジ
脱離したブリッジ

脱離したブリッジ裏側
台になっている歯は、虫歯で消失しています。

健全な歯を削ってエナメル質を除去するリスク 

 岡山大学の名誉教授である山下敦先生は

エナメル質は鎧
象牙質は歯髄
歯髄は臓器

という論理を1968年ごろに発表なさいました。

そののち、同じ岡山大学の研究.調査で
戦前の主流であっった
バンド冠(ブリキ板を切って円筒状にして歯にかぶせる冠)
が極めて不適合なので、
近代の歯科界では歯を削って適合を高めた
クラウン または 鋳造冠
と呼ばれる今の形態になりました。

しかし....
岡山大学の 森田学先生らの調査/報告で
バンド冠がクラウンより寿命が長いことが
判明しました。

山下先生はエナメル質を削るのは大反対
という論理から
接着性ブリッジという新しい発想の
ブリッジを考案したことで有名ですが、
後の時代に、この論理の正しさが証明されました。

バンド冠は不適合ですき間だらけ
穴だらけになる修復物ですが
大きな特徴はエナメル質をほとんど削らず
歯より大きなブリキ円筒を
歯の上からドカンと大量のセメントとともに
かぶせる物で、すき間だらけで
装着後も柔らかいので簡単に穴が空きます。

何でこのすき間だらけの歯が長持ちするのか?

それはエナメル質を削らないからです。
言い換えると二次カリエスになりにくいからです。

したがって、健全な歯にたとえジルコニアであっても
象牙質を露出すれば
歯髄に感染していずれは根管処置のリスクが生まれます。

また、熱い冷たいという温熱により
痛みを生じたり、知覚過敏の危険性もあります






自由診療を安価にするプロモーションで
対応で困ったことをまとめると

クリスタル・ブライトニングセミナー
を受講の医院様に向けて
自由診療を安価にする
プロモーションを提案してきました。

2013年からプロモーションを開始して
あっという間に2000ほどの症例を
手がけてきました。

プロモーションを続けてゆくうちに
頭を悩ますような症例に多数
遭遇する結果となりました。

ネット時代となった現在では
ネットを閲覧して
多くの患者さんが来院なされますが

「このような患者さんも来院するので」
という歯科医院向けのセミナーのための
スライドなどからWEBサイト向けに
まとめてみました。

一般の歯科医院では、対応が困難な事例が
多く含まれています

困り果てた症例を、まとめた事例です

協力的な患者さんたちだから、ここまでできました。

ああだこうだのと言っていては無理だったのでしょう。
患者さんに了解を得た症例から選択しました。

1.治療途中で他院からの転院


どちらかの歯科医院で治療途中で
最終的に修復物を入れるという段階になって
自由診療の価格を検索して
安く製作可能な所を探すのは
当然のことかもしれません。

2.治療放置または治療途中で仮歯のまま来院
他院からの転院.治療放置の典型的パターンです


仮歯の放置 軽傷で済んだ症例 クリック

仮歯放置はとても危険な行為 クリック

仮歯のままだと、歯がダメになる クリック

3.多くの歯科医院を渡りあるき
いじくりまわされた事例


4.ネットでの中途半端な情報をもとに
あれやこれやと理不尽な要求をなさる方


どんな職業でも営業活動においては
良いことを羅列して
顧客に対して売り込みをするのは
当然の行為だとは思います。


歯科診療というものは。
手を付けてしまったら
元には戻らない事を
忘れてはならないと思います。

特に困難なのは、
他の歯科医院で手を付けて
きちんと処理していない場合です。

それに咬み合わせの問題などが加わると
より大変なものになります。
本来の状態が分からないほどに
いじくり廻されている症例に
頻繁に遭遇します。

ネットを見て、
あっちの歯科医院、
こっちの歯科医院と転々と渡り歩き

1.方向性の見えない様な処置や
2.治療途中でのやりっ放し
3.仮歯のまま放置
4.不適合な修復物
5.欠損部分を放置のために顎の変形
6.矯正治療のやりっ放し

などを多く経験しました。

そして最も困るのは
間違った知識をもとに
要求をなさる方と

ご本人の性格的な,問題で
ああだこうだと
あまりにも細かいことを言う方です。

ネットで書かれていることは
嘘 間違えとは言いませんが
いいことだけを書いてある場合や
自分のところの症例でははく
メーカーなどからもらった画像や
画像そのものに
加工を加えたものが
多いようです。

主要な情報ソースとなった
インターネット上には

ものすごい量の情報があります。
か中にはオーバーとも思える情報や、
誇大な宣伝とも思われる情報もおおく見られます。

困った問題は、そのネットの情報だけで
頭でっかちになり、
トンデモない間違えを信じていたり
やたら専門用語を使っても、
知識が断片的にである場合も
しばし遭遇いたします。

また、その記事が書かれたものの時期にもよって
情報の重要度は大きく異なります

 

当方としては、つまらぬ論議をするつもりも
全くありませんし、
営業をしている訳ではありませんので
それを否定するような事も
しないことにしています。

ただ、きちんと双方の合意があっての
治療開始です

場合によっては
当方では相手の要求に
お答えできないと
判断させていただく場合もあります、 

一言
「ネットを100%信じないで欲しい」と思います。


5.あぶないない歯科医院での処置


東洋経済の記事などを参考に
考えて下さい

ヤブ歯科医に騙されがちな人が見落とす盲点
https://toyokeizai.net/articles/-/227140


最近では 「この歯がダメ」
といわれて、多くの歯を削った後に

「1本**万円だから
全部で***万円」


といわれ、放置のままの方が
非常に多く来院されます。

これを東京都内パターンと
勝手に命名しましたが
「勝手に削られた」
と訴える方も
数多く来院されます。

一度に大量の歯を削り
仮歯にした場合には
患者さんは修復物を作るしかなく
やるかや?めるか?
患者さんは
その状態からは
逃げようにも逃げられません。

早い話が歯医者に捕まった!

歯医者としては

5人に一人でも
200~500、万円になれば
御の字なので
宝くじより高確率です。

そのような場合は
元の状態がまったくわからないどころか
病巣や炎症
かみ合わせ不全を起こして
治療が困難となります。

人為的にいじくり廻して
元の状態に戻すのが困る場合。

遭遇した難症例

これらの治療期間は半年以上です。


下記の難症例の患者さんは
素直な方で難問題を無事に解決した方です。
いい人が多かったどいう感想です。

患者さんとああだの、こうだと
論議する事はしませんので
当方が無理だと感じた方は
当方では対応不可と判断しています

患者さんのご許可をいただき
数症例をアップしました。

症例1
他院で300万円
それでも困って来院
素直な気質なら,ここまでできる。


症例2 
重度歯ぎしり かなりの難症例
遠くから熱心に通っていただきました
かみ合わせの治療が出来るか出来ないかは
患者さんの気質によると思います。

症例3 
遠方から頑張って通院していただきました。
メタルボンドクラウン装着から、かなりの時間が経ち
欠損部の放置があるために、顎骨が変形して
かみ合わせが崩れている状態でした。
噛み合わせ治療が出来るのは、ご本人の気質が
素直で、やっていることをそのまま
受け入れていただく必要があります。

症例4
噛み合わせの悪い人は自分では気がついていません。
自分でかみ合わせが悪いと行っている人のほとんどは
他の問題があるのだと思います。
素直な方で、かみ合わせも良好になりました。

症例5
すり減り方が激しく上下関係が押しつぶされた状態に
「咬合挙上」というかみ合わせ治療をして
上下の位置を修正したのち
前歯を製作した症例です。


自由診療目的で来院の方へ
あらかじめ理解していただきたいこと

金属を交換などをしたのちも、トラブルのリスクはあります


修復物を除去するとひどい虫歯など 
金属や古い修復物は
除去しないと詳しい状況も把握できません。
除去した状況は
必ず患者さんにお見せして
相談することにしています。

場合によっては使いた用困難な歯や
すぐには修復物を制作できない場合があることを
あらかじめご了承いただきたく思います。
あの手この手で、可能な限り
対しています。
一般歯科医院と異なり、様々な治療器具、治療方法に
対応しています。

かぶせ物交換のために修復物を除去すると クリック

メタルボンドを除去すると、生活歯(神経のある歯)が虫歯に
YAGレーザーを用いて虫歯を処置した症例
 

メタルボンドクラウンの除去
古い修復物を除去するには覚悟が必要です

同じくメタルボンド除去の症例
除去したらかなりの虫歯になっていました。

前歯除去の例 その1 

前歯除去の例 その2 

あの手この手で問題に対応してますが
対応しきれないこともあります。

繰り返し書きますが、虫歯は治らない

神経を取ると、トラブルの確率が高い


トラブルの原因をまとめると


1.一番多いのが 
金属を除去してかぶせ物だけ交換した場合

に過去の治療が問題で症状が出ることです。 

2.金属を除去して
かぶせ物だけ交換した場合 

3.過去に根管治療をしてある場合には
その責任分担が生じる


金属を除去してそのまま修復物を作ることも
しばしばあることですが、
交換したときには何ら症状がなくても
体調の悪いときなどに
炎症が起きることがあります。

一度神経を取ると
その歯は生涯にわたって
無菌には戻りません。

また、コア、アバットメントと呼ばれる
歯の土台に関して
除去をすると歯を痛めると
想定できる場合には
そのまま利用しますが
時間が経過すると
その歯が痛んだり
土台ごと脱離することも想定されます。

下の炭酸ガスレーザーでの症例などは
そういった事例に歯の外側から
対応した
典型的な例です。

仮歯は危険な行為 放置して虫歯が骨まで貫通
歯周病まで併発 炎症は前歯の歯肉を破壊
 

炭酸ガスレーザーで対応した症例
一般に「根の治療」と呼ばれる根管治療に関して
一度根管治療をしてある歯は、生涯無菌には戻りません

炭酸ガスレーザーで、根尖病巣処置
メタルイオン(メタルタトゥー)のある症例
 

亜急性の根尖病巣
この場合には投薬はしていません。
 



ジルコニア矯正 メニュー

 1.ジルコニア矯正 こちら
   ●ジルコニア矯正のリスク続き 手を付けた部位の修正ややり直しはたいへん
   ●悪くなるのは誰かが削った所その2
   ●ジルコニア矯正のリスク 実例 削ったままで来院 
   ●ジルコニア矯正のリスク 実例 下顎の前歯には要注意
   ●矯正が目的でなくても、ジルコニアにするなら美しく
 今までの特設ページにも、参考になる事例がたくさんあります。 こちら
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