来院される患者さんの中には「入れ歯を入れなくても済む」状態にもかかわらず、入れ歯を入れている人に時々遭遇します。もちろん入れ歯が必須の適応である場合は、入れ歯をきちんと作って使っていただかなければならないのは当然のことです。しかしいかに良くできた入れ歯でも考えようによっては異物として認識される事も事実です。高額なインプライト等を使わないで健康保険の範囲で努力した例です。
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来院時にはこのような入れ歯が入っていました。 以前の勤務地の近くの歯科医院で、 もしも入れ歯以外の方法で治療するならば 約30万円ほどの費用が掛かるとの事であったので 予算的な問題からこのような入れ歯を入れたとの事でした。 |
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ご本人のご厚意により不要となった入れ歯を資料として 頂戴いたしました。模型を作って装着。 これは前から見たところです。 |
こちらは上から見たところ。弾性の針金で制作された留め金で 口の中に装着するようになっています。 |
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これは裏から見た前歯です。留め金が接触する部分が 虫歯になっています。 |
これは前から見たところ。同様に留め金の部分が虫歯になっています。 |
1.いずれにせよ虫歯の処置をしなくてはならないこと。2.入れ歯ではなくブリッジといった方法で修復が可能な事。
3制限はあるものの健康保険で修復出来ること。4.完成して装着時に約1万円前後の費用か掛かること。
この点をお話したところ、「本当に1万円で出来ますか?」と・・・当初半信半疑なお言葉が印象的でした。
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近年複合材料もかなりの進歩をしています。金属フレームに全面は複合材料を前張りした形態でブリッジが出来ています。
プラズマライトと呼ばれる、高エネルギーの光照射によって、お口の中でも色あわせも可能となりました。
健康保険での治療でも、この程度までは可能です。セラミック等の高額な材料は確かにいいのは当たり前の事です。
しかしながら、それと比べて遙かに安価で治療できることも事実です。価値観や予算等の条件でご本人の自由意志で
選択肢の中から選んでいただければ良いと思います。同じくD、Fの症例も健康保険での症例です。
(画像がピンぼけ、ブレがあるのはご容赦下さい。)
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北村歯科